2月24日20:30 UT (日本標準時25日5:30) に太陽の活動領域13229で起こったM3.7フレアは、継続時間が長いフレアでフィラメント噴出を併発していました。極端紫外線ムービーでも、フレアの明るい発光と噴出が目を引きます。 [Credit: NASA/SDO and the AIA science team]
2月17日20:16 UT (日本標準時18日5:16) に太陽の活動領域13229でX2.2の大規模フレアが発生しました。黄色い丸で囲んだところで極端紫外線の強い発光が見えています。この規模のフレア発生は2022年4月20日以来です。 [Credit: NOAA/SWPC]
太陽で中規模フレアの発生が続いています。2月8日16:03 UT (9日1:03 JST) に活動領域NOAA 13213でM1.6フレア、同20:12 UT (9日5:12 JST) に活動領域 NOAA 13217でM1.5フレア、21:23 UT (9日6:23 JST) と21:37 UT (9日6:37 JST) にNOAA 13213でM1.7フレアが2回発生しました。 [Credit: NASA/SDO]
一連のMクラスフレア (引用tweet参照) のうち、2月7日13:53 UTに太陽の東 (左) 側の縁で発生したM1.0フレアでは、プロミネンス噴出も見られました。GOES-16/SUVIの観測で、東側に向かって噴き出すプロミネンスがとらえられました。 [Credit: NOAA/SWPC] twitter.com/naoj_taiyo/sta…
1月29日0:00 UT-31日10:00 UT (日本標準時29日9:00-31日19:00) に6つのコロナ質量放出 (CME) が確認できました。いずれも地球には向かっていないようです。左下から出現して太陽に接近しているのは、96P/Machholz 1 彗星です。[Credit: NASA/SDO, SOHO (ESA&NASA), helioviewer.org]
NASAの太陽観測衛星SDOで、2023年1月-2月の食シーズン (Eclipse season) が1月20日から始まっています (sdoisgo.blogspot.com/2022/07/sdo-ti…)。衛星軌道の都合によるもので、現在は毎日7:00-8:00 UT頃にSDO衛星が地球の影を通過していて、その時間帯は太陽像が見られなくなっています。 [Credit: NASA/SDO]
1月20日11:00-14:00 UT (日本標準時20日20:00-23:00) 頃に太陽の南西 (右下) 側にあったフィラメントが噴出しました。フィラメントが右下方向に噴出した直後、14:07 UTに中心近くの活動領域13190でC5.3フレアが起こっていて、それに伴う物質噴出も見られます。 [Courtesy of NOAA/SWPC]
太陽の活動領域13182で、1月14日20:21 UT (日本標準時15日5:21) にM3.5、続く21:00 UT (日本標準時15日6:00) にM4.6の中規模フレアが発生していました (swpc.noaa.gov/products/goes-…)。極端紫外線観測では、黄色い丸で囲んだところで強い発光が立て続けに2回見えています。 [Credit: NASA/SDO]
1月11日8:00 UT-12日0:00 UTの間に目立つコロナ質量放出 (CME) が2つ観測されました。北東 (左上) 方向に噴き出したCMEは11日7:00-9:00 UTに太陽の北東の縁で起こったプロミネンス噴出に由来し、南東 (左下) 側に噴出したものは向こう側半球で発生したようです。 どちらも地球には向かっていません。
太陽で中規模・大規模フレアの発生が続いています。 活動領域13181でM2.1フレア (9日9:01 UT) が起こった後にも、9日13:22 UT (日本標準時22:22) に同じ領域でM1.0フレア、同日18:50 UT (日本標準時10日3:50) に活動領域13184でX1.9フレアが発生しました。 [Credit: NASA/SDO and AIA science team]
この後、日付が変わって日本標準時1月5日1:17に地球は近日点 (きんじつてん) を通過 (= 太陽に最接近) します。地球が太陽の周りを回る軌道は真円ではないため、太陽-地球間の距離は時期 (場所) によって変わります。意外に思うかもしれませんが、地球が太陽に最も近づくのは北半球での冬の時です。
1月3日6:46 UT (日本標準時15:46) 頃に太陽の東 (左) 側で広がり幅が大きいコロナ質量放出 (CME) が出現しました。地球から見える側の太陽コロナに目立った変化はなく、向こう側半球で発生したようです。地球には向かっていません。 [Credit: NASA/SDO, SOHO (ESA&NASA), helioviewer.org]
#冬至の日 は、1年のうちで最も太陽の高度 (仰角) が低くなる日です。残念ながら本日 (2022年12月22日) の東京都三鷹市は雨天ですので、2020年に撮影した太陽フレア望遠鏡の写真を紹介します。夏至の日と冬至の日で、太陽の高度はこれだけ違います。 #国立天文台
12月18日のHα線観測で、5:21:48 UT (日本標準時14:21:48) の撮影画像に太陽面を通過する旅客機が写り込んでいました。機体までの距離が遠く、メーカーと機種はよくわかりません。 [三鷹の太陽フレア望遠鏡で撮影]
12月8日に太陽の南西 (右下) の縁で見られたプロミネンス噴出は、GOES-16衛星の極端紫外線観測でもとらえられています。目を引くプロミネンスが、8時間近くかけて南西方向に噴き出しています。これ以外に、北西 (右上) 側と東 (左) 側の縁でも噴出が見られます。 [Credit: NOAA/SWPC]
11月28日20:50 UT-29日0:00 UT (日本標準時29日5:50-9:00) に太陽の南東 (左下) の縁に見えていたプロミネンスが噴出しました。GOES-16/SUVIによる極端紫外線観測で、目を引くプロミネンス噴出がとらえられています。 [Courtesy of NOAA/SWPC]
静止衛星GOES-16で、11月23日10:44-12:04 UT (日本標準時19:44-21:04) に部分日食 (右上から左下に月が横切っている) が見られました。続いて、14:00-18:20 UT (日本標準時23日23:00-24日3:20) に太陽の北西側で目を引くプロミネンス噴出が観測されました (引用tweetの動画参照)。 twitter.com/erikapal/statu…
太陽観測中に偶然撮影できた「太陽の前を横切るT-4練習機」を紹介したtweetが、リツイート1万以上、いいね4万越えで、本アカウントでの最高記録を大幅更新してしまいました。Web記事も2本出て、航空自衛隊入間基地(Official)さんにもリツイートいただいたようで、反響の大きさに驚いています。
T-4練習機が太陽の前を横切った写真について、画像を再作成しました。前の投稿画像では時差のある2枚の撮影データを重ねていたので、飛行機が写り込んでいるデータのみを可視化しました。観測波長に見合った色を付け、画像内の文字を消しました。 [クレジット:国立天文台] twitter.com/naoj_taiyo/sta…
ここまでの連続tweetで投稿した写真は「国立天文台」または「NAOJ」のクレジットを明確に表示いただければ、教育・報道・webでの情報発信や芸術等作品の素材として事前許諾なくご利用いただけます。著作物利用の詳細は nao.ac.jp/terms/copyrigh… をご覧ください。 twitter.com/naoj_taiyo/sta…
いつも以上のリツイートといいねをいただき恐縮です。T-4練習機が太陽の前を横切った写真は、三鷹キャンパスの太陽フレア望遠鏡で撮影しました。私たちは、この望遠鏡で太陽活動を監視しています。晴れていれば、solarwww.mtk.nao.ac.jp/jp/db_sftha.ht… で2分半ごとに更新される太陽全面画像を確認できます。
先ほど投稿した白黒画像の他に、Hα±0.5 Åのドップラー画像にも写り込んでいましたので紹介します。Hαフィルターの調整で、観測波長をHα-0.5 Åに切り替えて撮影したタイミングで横切ったようです。ジェットエンジンの排気が確認できます。 [三鷹キャンパスの太陽フレア望遠鏡で撮影]
本日 (11月22日) の太陽観測で滅多にない写真が撮れました。フィルターを調整しながら撮影している時に、航空自衛隊のT-4練習機が太陽の前を横切りました。よく見ると2人のパイロットのシルエットも確認できます。飛行機の写り込みは度々ありますが、ここまできれいに写ったものは珍しいです。
11月18日9:14 UT (日本標準時18:14) に太陽の活動領域13145でC5.5の小規模フレアが発生し、北西 (右上) の縁でその発光と躍動するプロミネンスが観測されました。極端紫外線ムービーで見ると、プロミネンスの大半は太陽に落下して一部が噴出しているようです。 [Credit: NOAA/SWPC]
10月26日16:00-18:50 UT (日本標準時27日1:00-3:50) 頃に太陽の北東の縁で大きく動くプロミネンスが見られました。極端紫外線観測ムービーの青丸で囲んだところで、プロミネンスが半円形に持ち上がって泡がはじけるように消えています。 [Courtesy of NASA/SDO and the AIA science team]