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重忠「源氏の棟梁が誰か我らには関わりがないこと」
広常「御家人なんざ使い捨ての駒だ」
広元「最も頼りになる者が、最も恐ろしい」
政子「命を懸けて戦った者がいるからこそ今の鎌倉がある」
この物語の先を示す言葉がこの回に詰め込まれてて、その意味でも「足固め」といえますな。#鎌倉殿の13人
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そして別れの酒宴、うろ覚えで唱えた「オンベレブンビンバ」は、大姫が唱えた「おんたらくそわか」が元だった訳ですが、大姫がその真言を唱えた日は、一族皆が集まって笑い合っていた、時政にとって人生最良とも言えた日な訳で、それへの追憶もあって口を付いたのだろうなあと。#鎌倉殿の13人
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あと、70年代のタローマンの(存在しない)思い出をいけしゃあしゃあと語る樋口監督ですが、手前に置いてあるシン・ウルトラマンのフィギュアが、リピアではなくにせウルトラマンなのが芸が細かい。#TAROMAN
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「モモキュンソードでええやろ」「かってに桃天使を忘れないで下さい」などのツッコミが出る訳ですが、それはそれとして「桃太郎」は知名度が高い分、小手先の改変が多いので、真っ正面から「日本一の桃太郎」として描いた桃太郎卿は大したものだなあと、改めて思ったり。 twitter.com/nhk_news/statu…
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ロシア国営メディア曰く、
・ショイグとゲラシモフ更迭
・国防省指導部の体制大幅変更
・ワグネル全体に恩赦
で手打ちになったとの由。
色々巡った揚句、「やっぱ御所巻じゃねーか!」に落ち着いてうへえと。
…まあ、ここからまた二転三転しないとは限らんけど。twitter.com/sentdefender/s…
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ロシア軍による戦争犯罪自体も問題ですが、こういう戦争犯罪を隠蔽、または他者に転嫁するロシア側の報道による一般のロシア人の他国の人間との認知のズレは、それが積み重ねれば積み重なるほど、いつかは来るであろう停戦後の一般人同士の情報交流が再開した時、対立を決定的なものにしそうだなあと。
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この辺は頼家も公暁も一緒で「源頼朝の血を引く」という一点のみで己の正統性を疑わず、その実、その頼朝自身は己の権威の危うさを誰よりも理解していたが故に「坂東武者の府」である鎌倉の主たることに心を砕いたことと対照的で、やっぱ頼朝が早死にしたのが全ての原因のような。#鎌倉殿の13人
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大阪芸大時代とかアオイホノオと勝手にクロスオーバーしていく感。多分「なんでここで島本和彦呼ばないの?」って思った奴が一杯いる。#NHK #プロフェッショナル
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今回の #鎌倉殿の13人、教養の有無というか、特定の社会空間におけるコードを知らずに行動を取ると、それだけで不利になる、ということを義仲の行動で示し、逆にそれを踏まえた上で動けることが政治的にどれだけ有利に働くかを頼朝の動きで示したの、大変対比的な回でしたな。
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今回の #鎌倉殿の13人、「お前にだけは言っておく(お前だけとは言ってない)」になりがちな言葉の中で、本当に義時一人にだけ告げられたであろう言葉が、宗時の死により、義時の行動原理(呪いとも言う)として焼き付いて、ようやっと義時が主人公として動けるようになってきたなと。
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昨日観損ねた今週の #麒麟がくる を観る。
信長
「わしは戦が嫌いではない。
「戦に勝った時、皆わしを褒めてくれた」
「皆を喜ばせる為の戦なら厭わぬ」
これはヤバい(確信
「わしが戦に勝ったのに喜ばぬのは何故だ!」
「お前達を喜ばせる為に戦をしたというのに!」
まで一直線ですよこれ。
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これをワイド尺取って流したの、NHKスタッフ側の執念を感じる。
「(最後のシーン撮った後)どうすんだよこれ」
「どうもこうもあるか」
「ここでお蔵入りにしたら俺たちゃなんだ!?」
「ただの馬鹿か!」
「俺はやるぞ!絶対これ全国で流してやる!」
#NHK #プロフェッショナル
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頼朝は、自分が坂東武者達の主であることを当然のこととしては捉えず、彼らに支持されるようにしつつも、表向きは己が坂東武者の主たることを当然のものとして演じてた訳で、この表裏が伝わらないまま死んだ結果、倅も孫も表だけを信じてしまった結果、破滅するのはなんとも皮肉ですな。#鎌倉殿の13人
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「坂東の地は坂東武者が治める」「その天辺に北条が立つ」というこれらの言葉は、宗時が生きていれば、義時にとって「兄上の目的」に過ぎず、これが義時自身の目的となるには、どうしても宗時の死が必要だった訳で、宗時の死という史実に、上手いこと物語としての展開を重ねてきたなと。#鎌倉殿の13人
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それと、「鎌倉を捨てる」というド直球の地雷を踏み抜いたことで見事義時の殺すリストにランクインした実朝。彼は個人としては他者の心を思い遣り、涙を流せる情け深い人物だけど、坂東武者としての自覚は皆無だったということがここで明確になり、そりゃ「あれはいらん」になるわなと。#鎌倉殿の13人
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そして、武力集団が規律の無いままに振舞うとどういうことになるかも、京における義仲の軍勢の狼藉という形で示されてて、それを自分が歩き回って直接追い払ったり助けたりしてる義仲の姿が、これも組織として鎌倉を統制しようとしてる頼朝と対比的でしたな。#鎌倉殿の13人
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#どうする家康 、単なる出張の筈が単身赴任になってしまい、しかも明らかに人員も予算も機材も足りてない状況でプロジェクト完了するまで本社に戻ってくるなと言われてるの、元康の微妙なポジション感がある(言ってる側の氏真は割と素で「あいつならイケる」とか思ってそうなのがまた
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「我々はついに庵野監督が動く姿を見た」
段々幻の珍獣番組めいた展開になってきてる。#NHK #プロフェッショナル
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幕末から維新を描いた話は多々ありますが、こうして通しで20世紀にまで足を踏み入れ、成し遂げられた維新の「その後」を描写し、それを成し遂げた人物たちが「自分たちがやってしまったことの後始末」に苦悩する姿を描いたのは、実に大河だなと思うところ。#青天を衝け
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今回の #鎌倉殿の13人、前回結成直後に「鎌倉殿の」でなくなった「13人」が、今回で早速「13人」ですらなくなる辺り、ある意味平常運転過ぎる。むしろ「13人(13人とは言ってない)の怒れる坂東武者」の方がまだタイトルに合ってる感が。