法政大学大原社会問題研究所においてオンラインによる映画上映会を実施します。『卵子提供ーー美談の裏側』が11月26日に『代理出産ーー繁殖階級の女?』は12月10日です。どうぞご参加下さい。
無償代理出産は、人間関係に基づいて実施されるがゆえ、いったん問題が生じるとその後の親族関係・家族関係の崩壊を招きます。代理母が妊娠し、子を生み、渡されるという一連の変化は、当事者らの中に、当初は予想できなかった大きな感情的変化をもたらし、関係者の人間関係に変化を引き起こします。
今、ケニアで開催されている代理出産のセミナーに参加中です。冒頭でカリフォルニアの状況について触れています。
2000年代前半に代理出産で生まれた方が、代理出産は全面禁止すべき、代理出産で生まれることは最悪、と述べ、その事実や心情を吐露なさっています。生後3日で生みの母から引き離された、遺伝的に繋がる子であれ、子を持つ「権利」など誰にも無いと。 t.co/csxb1FiZi0
これは当初の学会報告から6年かけて書き上げ、さらに投稿から受理まで、査読者との1年に亘るやり取りを経て、丁寧に仕上げました。クオリティの高い論文になったと思っています。抜き刷りがありますので、ご覧になりたい方はnosurrogacy.lib.i.dendai.ac.jp/jp/2017/07/19/… のメールアドレスへご連絡下さい。
ゲイ男性が、自らやパートナーの姉妹を代理母として利用する事例は、映画『代理出産ーー繁殖階級の女?』にも出てきます。興味があればご覧ください。自らの姉に依頼し、結果的にきょうだい関係は崩壊しまいました。代理母となった姉は、妊娠中に死の危険に晒されました。youtube.com/watch?v=1aCo3h… twitter.com/simatosuto/sta…
ベラルーシもロシアやウクライナと同様に、生殖アウトソーシングの場として知られています。経済制裁により、ベラルーシの代理母もまたロシアと同じ状態に陥るでしょう。歴史的な経緯から、欧州で商業代理出産が行われる国の殆どが旧ソ連構成国です。安全な依頼先はありません。
これは世界初の代理出産による親権裁判「ベビーM事件」(1986年)と同じ形式です。ベビーM事件の判決では、資本主義のアメリカでさえ、裁判所は「この社会には金では買えないものがある」と論じ、代理母が実の母であり、代理出産契約は無効との判決を下しました。
似たようなことは別の時にもあって、生殖補助医療の件で呼ばれたイベントで、私が事前に参加すると公言して参加してみると、生殖補助医療の事は殆ど話さず、貧しい若者を自衛隊に入隊させる方法について話すなど、この件ついて話す機会は得られませんでした。
卵子提供者のリスクが僅かしか論じられていません。自己注射の後に手術を受ける事実が抜けていますし、海外では卵子提供者が自らが後に不妊になった事例や死亡例もある事実、そもそもそれらの研究が十分に行われていないことも紹介して頂きたいです。 twitter.com/ntvnewszero/st…
日本産科婦人科学会1月15日開催シンポ「精⼦・卵⼦・胚の提供等による⽣殖補助医療について―議論すべき課題の抽出―」抄録が公開されました。当会の意見は173頁にあります。今回、特筆すべき点として142頁に、卵子提供当事者のご意見が記載されています。以下ご紹介します。jsog.or.jp/news/pdf/rinri…
スプツニ子!さんの男性中心主義は以下にも。「そもそも男性って女性のパートナーに代理で産んでもらって、親として認められているのに、女性だけが自分で産まないと認められない、なんておかしいですよね」これほど強烈な男性目線かつミソジニーを女性誌が掲載する事に嫌悪を覚えます。@VERY_web
実際のところ、依頼者と交わした契約により、代理母は本音を話したくても話せない現状があります。 twitter.com/mkepa5/status/…
なぜ野田聖子氏には何も触れないのか、というご意見ですが、この時期に、代理出産を問題視する生命倫理学者たちは、野田聖子との対話の機会がありました。生命倫理学会大会で、彼女がゲストスピーカーとして生殖補助医療について話すイベントがあったのです。
大学病院の医師がひどいことをするはずはないのだと思って。しかし彼の気持ちをうらぎるかのように、医師たちは彼に生体解剖を行います。私は生体解剖に立ち会った医師の講演に参加してこれを聞いたのですが、このくだりを話されるとき、とても苦しそうになさっていたのが今も印象に残っています。
このコロナ騒動の中、NY州知事が商業的代理出産法を成立させたとのこと。これ、昨年はフェミニスト達の大反対にあい成立しなかった法律だったのです。あとコロナで3月中にNYの国連本部で行われるはずだった会議(そこで代理出産を批判する部会があった)が延期されたのも何気に効いているのかも。 twitter.com/StopSurrogacy/…
@shiomura 塩村さんなら理解して頂けるだろうと思ってのご質問です。本当に弱い女性が誰なのか、そして日本にいる多くの女性がどのような立場に置かれているか、女性の所得や社会的地位など把握なさって頂ければ、明らかだと思います。代理出産の経緯や現状に関する説明が必要ならば事務所に伺います。
これを機に、商業代理出産を擁護する動きは下火になりました。マンジ事件は世界的な耳目を集め、結果的にインドで商業代理出産が禁止される法律が出来るきっかけとなりました。
ご指摘があったので修正します。上野千鶴子さんを宮台真司さんと同様、援助交際の「旗振り役」の一人と述べましたが、上野さんは「旗振り役」というより、宮台真司さんのキャンペーンを、フェミニストの立場を利用して正当化した、と言うべきでした。
以上です。くだんのツイートが炎上してから時間が経っていますし、ご本人は代理出産推進者ではないと仰っているので、引用リツイートやお名前の言及は避けました。この医師が本件を機に、代理母や卵子提供者といった、社会的により脆弱な女性への視点をお持ちになることを願っています。
このアカウントで呟いた事柄の無断引用またはアイディアの盗用と思える事例が続き、驚きました。私のツイートはフリー素材ではありません。専門家として実施した調査研究に裏打ちされる、著作権を伴う見解です。さらにここで呟く内容の多くは既に書籍化、論文化、或いは公的な場での報告を経ています。
少女たちの収奪と論じているのもいい。日本はなんといっても90年代~2000年代前半にかけて、一部の学者が少女売春を勧めた国ですから、生殖技術における少女の人身売買に対する危険意識など、今でも皆無でしょう。またいつものように、実際に被害が生じてようやくわかるのか。
90年代から、宮台真司さんと上野千鶴子さんが旗振り役となり、少女売春を拡大させてきた経緯については、既に英語で発表していますが、同内容を、このたびフランス語、スペイン語でも出版する予定です。
さらに気づいたこと。ゲイ男性が自らの姉妹に代理出産を依頼する場合、もっとも安価で安全なのは人工授精による妊娠です。人工授精型代理出産と呼ばれます。この場合、遺伝的にも代理母自らの子を、依頼者(兄か弟)に引き渡すことになります。
デーブ・スペクター氏の発言に危機感を覚えました。LGBT法に代理出産を絡めるのはやめてください。セクシュアリティ問わず代理出産を用いるのは、女性の人権侵害です。代理出産利用を肯定する言説は、女性の身体搾取、人権侵害、さらには乳児売買の肯定です。同性婚と代理出産は全く別の問題です。