代理出産を考える上で重要なのは、もっとも脆弱な、社会的弱者である立場の女性の人権です。最も弱い存在をさらに困難に陥れることが、海外の事例で既に示されているにも関わらず、この行為を日本で合法化しないで下さい。@shiomura
代理出産で子を得た男性ゲイカップル。自分たちがいかにして卵子提供者を選んだかを語る。ツイッターのコメントでは犬を買うようだと述べられていますが、犬どころか、おもちゃを選び手に入れた、幼稚な男性二人にしか見えません。 twitter.com/Slatzism/statu…
アメリカは医療保険が高額ゆえ代理出産費用も高くなる。それゆえカナダの無償代理出産(とはいえ代理母は実質的な報酬をもらえる)が人気に。それでも総額では決して安くないと不満がある。国民皆保険の日本が代理出産を合法化したら、格安な「無償代理出産アウトソーシング先」になるのは確実。
その記者会見を受けて20代から50代前半までの約40人が応募してきましたが、その候補者たちに送付されたアンケートの「代理出産で亡くなるようなことがあったときに、家族が納得できるか」という問いに、是と答えた人は一人もいませんでした。
20世紀半ばまで日本では、子産みのために「妾」の契約をし、子が出来たら子を残して離れる形態により、実質的な代理出産が行われていました。20世紀半ばまでの女性が置かれた現状から、当時の女性たちはこの方法が、女性の人権を無視した人身売買であるとすぐに見ぬいたのです。
いま30年前に出版された、アメリカの代理出産に関する研究成果を読んでいます。今より謝金が安く「人助け」のイメージが強かった頃です。この時点ですでに、米国人代理母が代理出産で得た謝金は、子供の学費や、世帯の借金返済など、他者ために使われていることが述べられています。予想外だったのが→
金銭目的ではないものの、自分自身の子が欲しいからと、14歳の娘に代理出産を強要した例が英国で起きています。娘は「母親に愛されたくて応じた」と。デンマークの精子バンク「クリオス・インターナショナル」から購入した精子で妊娠させ、産まれた子を自分の子としました。母親は逮捕されました。 twitter.com/i3ssyou/status…
令和2年分民間給与実態統計調査によれば、非正規雇用の女性の平均年収は、153.2万円です。これは米国の代理母が受け取る報酬の1/2~1/4です。日本で代理出産が合法化されれば確実に世界の「アウトソーシング先」になります。@shiomura
ウクライナ関連では代理出産のニュースも入り、なんとも辛い気持ちになります。以前リツイートしたニュースでは、これからの3か月で200人の赤ちゃんが生まれる、と。その子たちはどうなるのか。いままさに妊娠中の代理母たちは?
こんなに簡単に進められてしまうとは。■代理出産の条件つき容認案、自民PTまとめる 改正法案へ反映めざす:朝日新聞デジタル asahi.com/articles/ASQ8Y…
幾つか質問があったので追加説明します。代理出産で生まれた後、依頼者から引き取り拒否される事例はしばしば存在します。その様な子は孤児として施設で育ちます。引き取り距離されるのは障害児に限りません。健康でも、依頼中に離婚したので子供がいらなくなったというケースもあります。
日本でも、かつて脳死体を代理出産に用いようという案が学会で論じられたことがありますが、それを思い出してしまって…。目が見えずとも、果ては意識さえなくとも、出産が出来るなら出産してもらおう、という考え方に、私は薄ら寒い思いを抱いてしまいます。
無償の代理出産に限った合法化も、結果的に発展途上国の女性を利用する商業代理出産を招きます。UKをはじめ無償の代理出産のみ合法化した先進国の事例がそれを如実に示しています。今の改正案は、ウクライナの女性への暴力に加担するのと同じです。@shiomura
それが起きているのがギリシャ。EUは代理出産を禁止しているのですが、唯一無償で可能なギリシャに、EU内の富裕層が渡航し、現地の女性に「無償の代理出産」を依頼している。
この件について、当会とは関係なく、研究者としての私個人がこれまでに考えた事を以下に記します。まずこのイベントは「人を対象とする研究倫理」に反する行為であり、ここでいう研究倫理を示す例として立命館大学の指針を以下に記します。ritsumei.ac.jp/file.jsp?id=27… twitter.com/japama_officia…
近年、米国では「代理出産で代理母は幸せになる」という倒錯した言説もありますが、それらは女性の身体取引で利益を得る業者がつくり出した言説です。そのような人身売買産業の声を真に受けて、女性の身体を他者に引き渡す法案に加担しないで下さい。@shiomura
塩村さんは貧しい女性の味方だったはずです。本当に女性の貧困問題を考えるならば、このような法案に手を染めないで下さい。この法案は、経済的に脆弱な女性、とくにシングルマザーに代理母になるよう勧める効果を持ちます。@shiomura
日本の女性が直面している貧困から目を背けないで下さい。一部の富裕層の女性や、豊かな男性たちのために動く政治家にはならないで下さい。@shiomura
先ほどリツイートしたElleの記事。これはひどい。ちなみにElle本社のフランスは代理出産を禁止してるのですが…。下記は日本版Elleですが、本社のブランドはどうでもいいのでしょうね。 elle.com/jp/culture/mam…
『侍女の物語』は私もファンですが、これに関し繰り返し述べているのは、同じ方法が東アジア文化圏では20世紀半ばまで行われており、東アジアの人間にとって、この内容はSFではないということです。
近いうちに代理母たちの体験談を出版するからです。マスメディアは依頼者と子だけに焦点を当て、美しい話としてまとめていますが、実際の現場では何が起きているか。この本で、依頼者や業者が語らない、代理母たちの経験を具体的に説明します。
女児が生まれた場合、跡継ぎにはなれませんから、代理母が生まれた女児を連れて村に帰ります。そのため代理母の住む村は女性だらけになり、代理母から生まれた女児もまた代理母になりました。
私は全ての代理出産を問題視していますが、男性による利用をグロテスクだと思うのは、まさにこの点。それが家父長制の完璧な姿を作り出すから。最近はその様な男性により「(自分で産めないかわいそうな)男性が子を得るため女性の身体にアクセスする権利」が提唱されており、もはや恐怖を感じる。
世界的な代理母不足に陥る中、日本の経済が更に悪化する現状を鑑みれば、日本が代理出産を合法化したらどうなるかは、誰にでも分かると思います。この本を出すことで、多くの方がこの構造を知り、もはや日本人にとって代理出産が「不妊カップルの救済」とはならない事を知って頂ければと思います。
代理母が家族のためにばかり謝金を使う理由が、代理出産を行っている間、夫に性行為を我慢してもらう必要があったので、その埋め合わせと考えているとの内容です。また代理出産により日常生活で夫のサポートが必要となるので、その償いの意味もあるとのこと。