ということで、本日から文教堂あきる野とうきゅう店さんにて、「ゆる言語学ラジオ本フェア」がスタートしました! 言語にまつわる50種の本が展開中! すでに何人かの方からは本を買った報告をいただいてます。 言語学を知らなかった人にソシュールの本が届く日が来るとは…最高の誕生日だ!(水野)
なお、キリシタン宣教師のロドリゲスが1604年に著した『日本大文典』には、 「三河から東の果ての地方までは一般に物言いが荒い。あいつら、シェカイ(世界)のことをセカイと発音してるんだよね」 みたいなことが書いてあります。(昔はセはシェと発音されていた) 時代が変われば発音は変わる。
第二次世界大戦中、「神武天皇の祖父・彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)は、平安時代はピコポポデミノミコトと読まれていたはずだ」という学説に対して、「不敬だ!」という反発があったそうだ。 現代的な感覚だと確かにかわいい響きに聞こえるけど、平安時代はどうだったんだろう。(水野)
713年、「2字が縁起がいいからそうしろ!」という「好字二字令」が出たことで、1字や3字の地名が2字に改められた。 泉→和泉 木→紀伊 下毛野→下野 上毛野→上野 近淡海→近江 遠淡海→遠江 「和泉でイズミはおかしいだろ!」という方には「好字ニ字令のせいです」と返すといいでしょう。(水野)
松明(たいまつ)は、「焚き松」のイ音便から。 漢字表記では同義の「松明(しょうめい)」から。 やまとことばに無理くり漢語を当てはめてしまって松の位置が真逆になっちゃった。(水野) #語源辞典ぜんぶ読む