神が心臓外科医を創るとき
「私、嚥下機能の危機。こっちは心ない医者に動画が拡散される爺」
手術室で着る上着をパクった人、怒らないから返して下さい。職員カードがポケットに入っててドアが開けられません。助けて下さい。
大動脈解離って試験問題だと血圧が左右で違いますよね。実は血圧の左右差がある人なんて半分もいなくて、脈が触れないのなんて10人に1人くらいですよ。今日先生が帰した胸痛患者、解離じゃないといいですね。
「いいかい、普通のお医者さんっていうのはね。患者の診察音声をツイキャス生配信して守秘義務を破ったりしない。それが普通のお医者さんなんだ」 twitter.com/i/web/status/1…
今日、妹からLINEが来た。1ヶ月前から胸が痛いらしい。兄として医者として頼れるところを見せたい。家族には自分が出来る最高のアドバイスを。平日の昼間に病院を受診するようにしっかり伝えておきました。
標準治療っていうのは最高の治療なんですよ。
何をしゃべるかが知性、何をしゃべらないかが品性、何をしゃべるでもなくTwitterしてるのが惰性
「いいかい、千尋。物事に白黒つけるのはテストが出来る人だ。お互いがギリギリ納得するグレーに着地させるのが仕事の出来る人だ」
のび太さん、聴診で心雑音がないから弁膜症は大丈夫って。ふーん…試験ではそうよね。臨床では逆流の向きと胸の形によって拡張期雑音が聞こえないなんて珍しくないわ。さっき帰した呼吸苦患者、隣の病院のエコーで重症大動脈弁逆流が見つかって来週手術みたいね。
「しずかちゃん!ねぇしずかちゃん!!医者を叩いても外来の待ち時間は早くならないよ!!」
昔、ほしのさんという方に言われた言葉が今でも忘れられない。「デキる人はコピー能力に優れている。単に人を真似るのではなく、自分のスタイルに昇華する」なるほど深い。ピンクで丸くて空気を吸って空を飛んだり不思議な人だったなあ。
「お父さん、お母さん、どうして何人も若手を辞めさせたパワハラ外科医に限って、『人手が足りない』『俺がいないと回らない』なんて本末転倒なことを言うの?」
クローバーは3枚、大動脈弁は3尖 4つ葉のクローバーと大動脈4尖弁が生まれる確率は1万分の1となぜか一致してる
「いいかい、遠回りするのはわるいことじゃない。道中で見つけたガラクタが、10年後つぎのステージのカギになってたりする出来の悪いゲームが人生だ」
「なに、骨が折れてるかもしれない!?安心したまえ。イベルメクチンを処方したから3日で治る。素晴らしい、最高の薬だとは思わんかね!?」
「夜どおし緊急手術の次の日は外来やっておくから帰っていいよ」 『言うはずがないだろうそんなことを!!俺の職場が!!』
「専門医が欲しいけど勉強する時間がないだと!?それならば育休•産休中に ”学び直し” すればいいではないか。素晴らしい!異次元の少子化政策だと思わんかね」
『謎のローカルルールに文句言わない?』 「いわない」 『前の職場ではこうでしたよ、って言わない?』 「いわない」 『アドバイスに対して、自分わかってるんで、って言わない?』 「いわない」 『今の職場は?』 「これまで働いた中で1番です」 『よし!次の職場へ異動しておいで』 「うん!!」
一般の人が思うTwitterヤブ医者 「この情報だけじゃよくわからないから主治医とよく相談してね」 医者が思うTwitterヤブ医者 「ひどい!そいつは残念な主治医だね。実は最新の治療法があるんだけど聞きたい?」
「どうして、相手が医者か偽物かもわからないTwitterなんて世界で、主治医より的確な答えが返ってくるとおもったの?」
「いいわね。国語だけはちゃんと勉強しておきなさい。この世界では差別は険しく立ちはだかる壁の姿をしていないわ。いつだってガラスの色をしてるの。見えない人達にそこにあるナニカを伝えるにはうまく言語化するしかないのよ」
「命に差があっていいのか」 という理由で置かれた2週間に1件も心臓手術をしない病院は日本全体の4分の1を占めます。もちろん技術の維持は困難で、命に差がでます。 asahi.com/articles/ASR1Z…
歓送迎会BBQを心移植用の緊急メールで連絡してくるオーストラリア人。ベジタリアン料理はあるか確認するインド人。緊急用の連絡網を使うなんてなにごとだと怒るドイツ人。とにかく何時から始まるのかをやたらと確認する日本人。多様性ってBBQの網目より複雑。 twitter.com/i/web/status/1…
一般人がおもう神の手 「は、はやいっ!なんて常人離れした動きだ…こんなに短い時間で手術が終わるなんて!!」 外科医がおもう神の手 「は、はやくないっ!なんてムダがない動きだ…あれ、全然時間が経ってない!!」