「30分のサービス残業は許されて、5分の遅刻が許されないのは納得できません!!!」
学会で怖い言葉3段活用 「素人質問で恐縮ですが」 「その引用文献の著者ですが」 「その術式を考案した者ですが」
一般の人が思うヤブ医者 「僕…本当に何も知らなくて…循環器科の〇先生、心筋梗塞かもしれないので診て下さい。脳神経科の△先生、脳出血かもしれないので診て下さい」 医師が思うヤブ医者 「俺はなんでも知ってるよ。専門じゃないけど任せて。ガイドライン?俺の経験ではまだ手術の時期じゃないね」
「ねえ、ジジ。どうして職場の働き方を考える会議が18時からはじまるのかしら」
「いいかい、街中で誰かが心肺停止になったとき。キミに出来ることは蘇生を手伝うことであって、動画を撮影して全世界に発信することじゃない」
飛行機で隣の席だったアメリカ人男性。赤ちゃんが泣いたらごめんねと説明したら「子育ては人類みんなの共同作業だろ、俺に出来ることならなんでも言ってくれ」だって。イケメンよ、まぶしいのは白い歯だけにしてくれないか。
大動脈解離の手術死亡率 アメリカ「19%!ドン!!」 国民『Yeahhhh! USA! USA!』 ヨーロッパ「18%!ドドン!!」 国民『Wrrrry! ドイツの医学薬学は世界一!!』 日本「9%です。18-19%って20年前の数字ですね」 国民『日本はもっと欧米の進んだ医療を参考にしてください』 どうしてぇーーー!!!
「頼む、お薬手帳だ。お薬手帳を持参してくれ。キミが言う赤い薬が世の中には一体何種類あると思ってるんだ」
オーストラリア人のナースから書類にサインを頼まれた。『Do you have a pen?』って聞いたら「I have an apple」っていいながらペンをくれた。まさか…これはまさか…おそるおそる『pineapple』って返したら、『Ah, apple pen』って満面の笑顔。期待に応えられてよかったけど教えたヤツ出てこい。
この仕事を10年以上やってるが銃創を診たことがない。僕の言葉にアメリカ人医師の友人は答えた。「外傷センターで仕事したら銃外傷を診ない日なんてほとんどない、お前本当に医者なのか。」違うんだ、僕が好きなのはそんな平和な日本なんだよ。
個人が選ぶ海外生活で恋しくなる国産メーカーランキング1位はTOYOTAでもSONYでもUNIQLOでもありません。TOTOです。異論は認めません。
医者「身の回りのことは自分でできますか?」 ←『最近、どんどん自信がなくなってきて…年には勝てませんね』 →『バカにしないで、全部できるわ。それより朝ごはんはまだ?』
いいかい。最初の1か月は何があっても絶対に「前の職場ではこうやってましたけど」って言っちゃいけないからね
「ダメだ。誰かが善意で始めた業務がいつの間にかルーチン化してしまっている!」
僕「心臓血管外科って漫画にもなってるのになんで選ぶ人少ないんだろう」 研修医「先生、刃牙好きですか」 僕「めっちゃ好き」 研「地下闘技場でチャンピオンになりたいと思いますか?」 僕「思わない、大変そう」 研「そういうことです」 これ以上納得のいく説明は今のところない
オーストラリア人が「エリザベス女王の国葬中継見た」って話に対して、イギリス人が「感動した」って言う横で、インド人が「元支配者の喪に服す気はない」って言うのを南アフリカ人が「こんな会話も僕らの世代までだろうな」と和やかに手術が進んでいく。多様性ってこういうことなんだろうな。
息子とお別れしてきました。2年後、つぎ会えるときは3歳。お父さんアメリカで頑張るからね。
「オーストラリアの高度に集約化された医療、憧れますよね。でも人口で補正した場合の大動脈解離の年間手術件数が日本の1/5程度なのはご存知でしたか?きっとオーストラリアの方々は特別に大動脈が丈夫で解離しくいんでしょうね」
今日オーストラリアに来てから1番激しく怒られた。上司が言うには「お前は何もわかっていない。いいか、出来ることは一つじゃない、数回で満足出来るとか全くおこがましい。お前のために言ってるんだ。毎週だぞ、毎週ビーチへ行くんだ。マジメにやれ、仕事じゃないんだぞ」
「しずかちゃ〜ん、紹介してもらった心不全患者だけど、血圧が高くもないのに高血圧の薬のんでたり糖尿病でもないのに血糖の薬のんでたりしたからぜんぶ中止しておいたよ。咳がでるみたいで喘息かな?吸入だしておいたからね」
「我が名はアシタカ。93歳の母にフルコースの延命を行なってもらうため日曜日にも関わらず東京から参った。どなたか、兄が交わしたDNARを撤回してくれないか」
「まるちゃん、A型解離の手術死亡率はいまでも10-20%もあるんだ。なんでこんな危険な手術が許されるとおもう?それはね、手術しなかったら最初の2日間で50%の人が死ぬ病気だからだよ」
「いいかい、どんなに思うところがあっても他職種ディスだけは絶対にしてはいけないよ。システム全体の問題なんだ。本来味方であるはずの誰かの怒りをかうだけで現場には何の改善も得られないからね」
←『手術の説明は怖いから家族が代わりに聞きます』っていう患者 →すべてが決まった後で日曜日に都会からきて話を振り出しに戻す家族
「尿道バルーンは1人で挿れれる?」 『挿れれる』 「エコーは自分で運ぶ?」 『自分で運ぶ』 「発熱したら?」 『自分で血培オーダーして採血する』 「緊急時の輸血は?」 『検査部まで取りに行く』 「お局の言うことは?」 『絶対』 「よしっ、大学病院で働いておいで!」 『うん!!』