研修医先生、先週から腰が痛いって訴えていた感染性心内膜炎の担当患者ですが先ほど緊急手術になりましたよ。『長期間の入院で寝てる時間が長いからでしょう、ハハハ』っておっしゃられたそうですが、上級医が整形外科に連絡して化膿性脊椎炎の診断だったみたいですね。無事に回復されるといいですね。
「やまない雨はないとかじゃなくて、今降ってるこの雨がもう耐えられないの」
「あら、ブロックしたんですね。あなたのツイートの間違いを柔らかく指摘してくれたあのアカウントの中の人が東大教授だったっていうのはもちろんご存知ですよね。次の学会が楽しみですね」
「千尋、病院にはお薬手帳を持ってきてくれ!『いままで病気をしたことはありません』って、君が飲んでるコレは何の薬だ!?」
「どうしたんだい、教育が担保するのは最低限のレベルだよ。与えられたものだけで誰でも簡単に、世界で通用する人材になれると思ってたのかい」
片親の家庭にありそうなこれらのパンのことを「片親パン」と呼ぶそうです。 僕からすると連日家に帰れない心臓外科医が「ワンオペでゴメン…」と家族を想いながらムシャムシャ頬張るパンです。
「我が名はアシタカ。入院患者の急ぎのコンサルト依頼を受け、手術中に手をおろしてこの病棟へ参った。誰か、電話してきた研修医がどこにいるか教えてくれないか」
我が名はアシタカ! 健診で高血圧だと言われていたが特に困ることもないので病院にはかかっていない。数日前から声がかすれ始め、水を飲んだらひどくムセる。タバコも長く嗜んでいるがこんなことは初めてだ。 どなたか何科を受診すればいいか教えてはくれまいか?
「千尋、ありがとう。私の本当の名は、サービス残業だ」 『自己研鑽?』 「サービス残業だ」 『すごい名前。まるで給料がもらえてるみたい』
「あの…どうして外科医って若手が増えなくて困ってるのに、『最近の若手はやる気がない』とかツイートしちゃうんですか?」
「ダメ!東京から来た娘、出てきちゃダメ!せっかくまとまってた治療方針が振り出しに戻っちゃう」
「まるちゃん。手術死亡率3%っていうのは手術台の上で亡くなることじゃないよ。それは術中死だよ。手術死亡率は『手術から30日以内あるいは退院までの死亡』なんだ。だから実際は手術が終わったタイミングで成功したかどうかなんてわからないし、ドラマみたいにハイタッチしたりしないんだよ」
あの…どうして私より全然太ってる医者から『もうちょっと体重落としたほうがいいよ』って言われなきゃならないんですか
我が名はアシタカ! 数ヶ月前から階段を登ると息切れがするようになった。孫が胸に耳を当てるとカモメの鳴き声がすると喜ぶのは嬉しい限りだが、最近は靴下もキツくなってきて、起き上がった際にめまいがして困っている。 どなたか私に何が起きているのか教えてはくれまいか?
先生、さきほど帰宅させた胸痛患者ですが、胸部レントゲンでは異常を認めないと説明されてましたね。大動脈解離の20%ではレントゲンで特に異常を認めないのはもちろんご存知でしたか?先生の見立てどおり筋肉の痛みだといいですね。
「どうして薬を全部とめてしまったんだい?心臓の手術をうけたら、前立腺や骨粗鬆症までよくなるのかな」
「いいですか、落ち着いて聞いてください。あなたがGWに主治医と顔を合わせているということは、主治医は家族と顔を合わせていません」
日本人「ごめん、英語聞き取れなかった」
アシタカは好きだ でも病状説明が終わった直後に『今回聞いてない家族があと1人いるので明日もう一回説明できませんか?』と言ったのを許すことはできない
「千尋、心臓外科医と結婚したい?キミや子どもが風邪をひいたときに『コイツほんとに医者かよ?』って疑うくらい全く使い物にならないぞ」
神が心臓外科医を創るとき
「見たもん!終業後、特にやることはないけどデスクでソリティアして時間外手当貰ってる上司見たもん!」
「どうして、辞めたいって騒ぐ同期は雑用が減っておいしい仕事ばかりあたるの?真面目に働いてる私達がバカみたいじゃない」
【信用してはいけない言葉】 知人 「一生のお願い」 友達 「行けたら行く」 卒業生「また遊びに来てもいいですか」 袋  「どこからでも切れます」 上司 「いいよあとで怒られたら俺が謝るから」 偉い人「素人質問で恐縮ですが」 教授 「君にとっていい経験になる」
Twitter『病気になったのでアドバイスください』 一般の人が思うヤブ医者 「詳しいことはわからないので主治医に相談してください」 医者が思うヤブ医者 「詳しく話を聞かせてください。今の治療のままではマズイかもしれませんよ」