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1/27(火)に「ニーチェ先生 ～コンビニに、さとり世代の新人が舞い降りた～」の単行本が出ます！ 漫画化される前の原案文や各話の合間におまけの小話を収録するなど、本誌をお買い上げ頂いていた方々にもお楽しみ頂ける1冊ですので是非是非ー！ p.tl/bPZg
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ギターが唸り、ボーカルは叫び、木魚の音がこだまする。140字では到底伝えきれなかったニーチェ先生の般若心経バンドの演奏風景が漫画で読めます。奇天烈なMCや前代未聞のアンコール演奏などTwitterでは未だ明かしていない小話もたくさん詰め込みましたのでお手に取って頂ければ幸いです！
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商業作品の辛いところは同人誌とは違って、売れなければ打ち切りの憂き目にあって、続きが書けないことにある。 宣伝を嫌というほど繰り返しているのは「より多くの印税が欲しい」「もっと有名な作者になりたい」という動機よりも 「漫画を半端な形で終わらせたくない」という強い意志があるのです。
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自分を文才溢れる非凡な者だと自惚れていた頃、「サラリーマンなんかには絶対なりたくない」と鼻で笑っていたけれども、こんな形で幼稚な願望を叶えてくれなくてもいいじゃないかと通算50通目の不採用通知を泣き叫びながら引き裂いている。
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「仮に、仮にね、ニーチェ先生の単行本が出たとしても普段売っている同人誌の1万倍の部数を超えなきゃ連載が打ち切られるんだよ……！」と友人に弱音を吐いたら「何だ大丈夫じゃん！ 0に何を掛けたって0だろ！」と悪意の含まれた励ましを受けたので、友人の人生を打ち切ることを視野に入れている。
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先日、高校時代の旧友と飲んでいて「おっさんと屋形船に乗って天ぷらに舌鼓打ちたい」「おっさんと対戦ゲームして『もう1回だ、もう1回！』とムキにさせたい」と口走らないよう細心の注意を払ったんだけど、「これ松駒君のアカウントだよね？ いつも読んでるよー」と言われた以降の記憶が全く無い。
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全国行脚するほどクイズゲームに執心している後輩が、普段用と予備用の2枚のデータカードを持っていたので理由を聞いたところ「マナーの悪い連中を大会に誘き寄せて、初期ステータスのカードで完膚無きまで叩きのめして、プライドごと再起不能にするためですよ！」と菩薩の笑顔で言われて、私は。
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「しろくまカフェ」のパンダくんがパンダのポシェットを提げている光景、可愛い以外の言葉で形容できないんですけど、人間に置き換えてみると自分の顔をあしらった鞄って全方位的に狂ったファッションだろうし、贔屓目に見ても髑髏や頭蓋骨のデザインに近いのどうなの……と考え始めたのでもう寝ます。
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顔文字や絵文字のない無表情なメールだと素っ気無いかもと思うけど、パソコンメールだと絵文字は実装されていないし、（笑）はインターネットのし過ぎで煽っているように見えてしまうし、wはネットスラングで使うのに抵抗があるから、結果として「ー」や「！」でしか文章を柔らかくできないんですー！
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働く意思をまるで見せなかった友人が、宮大工の内弟子になったと聞いて理由を問い詰めたら「恋愛ゲームのヒロインの⚪︎⚪︎さんと同じ職業に就いて出会う確率を少しでも上げようとするのは、将来の夫として当然の務めだろ？」と語り出して、次元に囚われない彼の生き様はある意味で尊敬に値する。
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「絵なんてパッと描けるんだからさ、1枚2000円の報酬でも充分でしょ？」「製造コストの掛かる商品ならまだしも元手ゼロで書ける文章にお金を払うのはちょっと……」など創作で食べていく人の賃金は低く見積もられがちだけど、本体(人間)の維持費にどれだけお金が掛かるかを今一度考えて欲しい。
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「内定貰ってねぇのかよ！？」や「大学卒業したのに無職……4年間何をしてたの？」という精神攻撃は鼻唄交じりに聞き流せたけど、「これで美味いもんでも食え」って親戚のおじさんにクシャクシャの1万円札渡されたときは心が強く抉られました。
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「灼熱地獄の猛暑日にスーツ着用を義務付けた上で容赦なく落とした企業の面接官、厚手のスーツを着せた状態で砂風呂に沈め『脱水症状起こしちゃうといけないので水あげますね』と笑顔で言いながら頭頂部にミネラルウォーターぶちまけたい」と幼馴染が濁った眼で語り出したので就活、法律で禁じるべき。
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「××の癖に何様だよ」という謂れもない批判に対して「俺様を何様という貴様の王様気取りが鼻につく」と瞬時に切り返した友人、今ではある分野の第一人者になっているから彼のように何を言われても毅然とした精神を持ち合わせていたい。
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「お前はフォローしている人の呟きにあまり★つけないのな」との言葉に「一語一句残さず貪るほど好きだから脳に刻んでいるし、文体や痕跡から嗅ぎ分けてサブ垢を特定するし、好きな人が★をつけた呟きは必ず目を通すほど好きだよ？」と語ったら「お前のアカウントの凍結申請出しとくわ」と怯えられた。
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心の扉の閉ざし方や怒りを買わない方法など、波風立てずに日々を生き抜く術は一通り備わっているのに、人から好意を伝えられたときの適切な返しや褒め言葉を勘繰らずに受け入れる姿勢など、人生を豊かにする諸々のことが完全に抜け落ちているの辛いし、染み付いた卑屈な精神を捻じ曲げてでも直したい。
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社会が息苦しくて鍵付きの個室に閉じこもる感覚で始めたTwitterが、様々な方にお会いしたり見知らぬ世界に触れたりできる玄関口になっているの不思議でならないし、私生活や人生そのものが青い鳥によって奇妙についばまれていくのを感じる。
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従業員の娘さんお手製クッキーを渡されたニーチェ先生、「凄いですね、この炭素化合物」「どんな錬成陣で生成したんですか？」と憎まれ口を叩きつつも「火が通っていることは明白で安全性の高い食品と言えますね」と一欠片も残さず完食していて、その不器用な優しさが懐かれる要因なのだなと和んだ。
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「あーあ、こんなに資料を印刷して資源の無駄遣いだろぉ！？」と度重なる上司の嫌味に堪忍袋の緒を切らし「お前の存在が会社にとっての無駄だ！」と顔面をゴミ箱にぶち込んだ友人が環境保護のNPOに再就職を決めたと知ったけれども、地球の大掃除と称して人間を間引きするのではと戦々恐々としてる。
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SF小説は文体が堅苦しいし、理系用語の羅列で理解が追いつかないし、近未来の話なんて馴染みない……と読むのを避けていたけど、友人から「SFっていうのはな、筋の通った馬鹿話なんだ」と力説されてからは、近い将来起こり得る問題に対して居酒屋の片隅で呟くおっちゃんの独り言として読んでいる。
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就活に苦戦中の幼馴染が泥酔して「リクルートスーツ着るのホント面倒！ スーツっていうのは着せるか脱がすか破くかの三択しか私の中にはないの！ 着るって選択肢は、いらない！！」と喚き散らし始め、就活戦線でまた一人尊き犠牲者が出たので、働かなくても良い社会の実現が望まれる。
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我が物顔で私の呟きを無断転載する輩に対してあまり気持ちの良い感情は湧かないのですが、出来心で全文まるごと転載した結果「どうしよう……パクツイなのに30RT超えちゃった……」と狼狽えているアカウントを見かけたときは愛すべき小悪党だなと気持ちがほっこりしました。
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「志望業界はおろか業種すらバラバラ、お前の仕事を選ぶ基準に軸はあんのか！？」と友人に叱られたので「おっさんにこの身を捧げる使命感のもとに、社員平均年齢38～43歳の企業しか受けていません！」と言い返したら「お前にお似合いの仕事あった。懲役って呼ばれてるんだけど」と吐き捨てられた。
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一次面接すら落ちて「もぅﾏﾁﾞ無理。終活に切り替えょ……」と失意の中、紳士服店に赴いたら四角顔のおっちゃん店員が「お客様の体格ならこちらの服がおススメです！」と丁寧に見繕ってくれて、お会計の際、レシートが出力されず「あれっ、あれ？」とテンパる姿も見れたので、まだ40年は死ねない。
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開設2日目にして、このブログの方向性を見失っています。「コンビニ店員を怒らせる行動10パターン」matsu-koma.hatenablog.com/entry/2013/10/…
こんなはずじゃなかった