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所帯を持つ友人が増えて、学生の頃とは違い、気軽に遊べなくなって、話すらも出来なくなって、疎遠になっていく。この感覚、昔も味わったことあるなと思っていたけれども、アレだ、「2人組作って～」で取り残されている感覚に近い。周りはどんどん組めているのに、自分だけ相手が見つからないままで。
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「虚弱な肉体の檻から抜け出して、概念や思念体になりたい。様々な人や出来事を傍観しつつ、興味のありそうな事柄には介入したい」と常々思っているのですが、この夢、読書という行為で手軽に叶えられるんですよね。世界には干渉できないけど、厄介事に巻き込まれることもない居心地の良い避難所です。
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僭越ながら、ドラマ「ニーチェ先生」の打ち上げに伺いました。仁井智慧を演じた間宮祥太朗さんから御挨拶頂き、乾杯時にグラスを低く構えたら、私よりも下に自然と滑らせて“後の先”を取られました。今や実践率3割を下回るマナーすら重んじる、礼節を大切にする点がニーチェ先生と重なりました……！
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「何これ？ 反応しないんだけど！？」と喚き立てながら、年齢確認ボタンをバンバン強打している高飛車なご婦人にニーチェ先生が「お客様の肌が乾燥しているためです。御自身の年齢を見つめ直してはいかがですか？」と言い放って極度の緊張が走り、口の中はおろか体内の水分が一瞬にして蒸発しました。
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アルバイトの面接って「本日はありがとうございました。結果は3日以内に連絡致しますね」と、合否は後日に知らされるのが一般的だと思うんですけど、今日行った面接先、即日発表どころか今週の土日がシフトで埋められたので、茫然自失としてます。今、非正規雇用に何が起きているというのですか……？
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夏の金欠にあえぐ従業員が「サマージャンボ、プチなら1000倍も当たりやすいから買いですね」「宝くじって10枚買ったら1枚無料みたいなもんですし」「外れましたけど、宝くじの日に外れくじ抽選会が開かれるんで、2度楽しめます！ 最高！！」と廃人に変わり果てたので、また1人救えなかった。
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ニーチェ先生に熱をあげている幼馴染が、ラミネート加工した真っ白な紙を渡していた。「これね、フリクションペンで書いているから、冷凍庫に入れると私の愛が読めるようになるの！」と豪語して、手の込みように感心したけど、放置の末に霜まで張り始めているから、彼の永久凍土には響かなかった模様。
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真面目一辺倒な友人が上田さんの体操着を落書きで「土田」にした罪で学級裁判にかけられた際、彼の弁明は「好きな子をいじめたくて」ではなく、「名前の一カ所だけ左右非対称なのが我慢出来なかった」と語っていたのは異端だったなと、彼から届いた個展のお知らせを見つめながら思い出してた。
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「似合いそうだからあげる」と渡された小包を開けたら用途不明の革製品が出てきたので、首に巻いて「首輪ですか！ 悪くない心地です！」と言ったら「二重に巻いて腕輪にしたり、鍵とベルトを結んだりする革だからね、それ」と憐れまれた私の話します？
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××しないと出られない部屋、というのは創作でよくある題材ですが、先日、「カピバラの群れにキャベツの葉を全て渡さないと出られない檻」に閉じ込められました。カピバラの鼻先が手に触れ、こそばゆい幸せに包まれ、仕事で理不尽に怒られても笑顔を絶やすことなく対応できたので、週7で通いたいです。
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レジ応対中、私に向かって喋ってると勘違いしてたハンズフリー通話もだいぶ普及してきて、（耳にイヤホンしてるから通話中か）と受け流せるようになったけど、「それ違うって！」「だいだいさぁ……」と店中に響く声で喋るお客様の耳にイヤホンがなかったので、宇宙と通話中の際はお申し付け頂きたい。
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「何で文章を書いているの？」と聞かれたので「自己承認欲求の塊だから死後も構われたい。生きた爪痕を残せば、年1回程度は誰かが墓前で思いを馳せてくれることに賭けてる」と身勝手な夢を語ったら「良き家庭を築けば子孫が命日に偲んでくれるじゃん」と返され、それが出来ないからこうしてるわけで！
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勤めてみたいコンビニの立地を聞かれ、「新興住宅地ですかね。これから活気づく場所ですし、地域のお店として頑張れそうなので！」と爽やかに答えましたが、本当の理由は「工事が盛んに行われるため、肉体派で精悍なおっさんが多く来店すること確実」という邪なものです。一におっさん、二に時給です。
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「幻の名店！」と地元で評判のラーメン店に行ったら定休日で、日を改めたら臨時休業で、営業中と確認して向かったら「緊急の断水が始まって……」と門前払いされ、今日こそはと意気込んでいたら、店主修業のため一時閉店しますと看板が出してあったので、生涯出会えない幻の一杯になる予感がしている。
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「ニーチェ先生」最新話、本日更新です。
comic-walker.com/viewer/?tw=2&d…
お洒落な店のトイレが青い光で満ちていたので「幻想的だったな〜、不思議と落ち着くもんだね」と感想を述べたら、「静脈が見えないようにする対策ですよ、アレ。注射しにくくなるんですよ」と言われ、気持ちがブルーに沈みました。
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結婚式場で「『ニーチェ先生』読んでます！ サイン書いて貰えると嬉しいです！」と舞い上がる御言葉を頂き、お祝いの席なので赤ペンで華やかに書こうとしたら、緊張による手汗が止まらず、ペン先が滲みに滲んで、控えめに言っても血文字、殺害現場めいたサインになったことをお詫び申し上げたいです。
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コンビニの派遣スタッフに登録しようとしたところ、新型コロナの影響で研修が出来ないため、事実上の休業状態とのこと。強盗に襲われようと、台風が直撃しようと、大震災に見舞われようと、年中無休を貫いてきたコンビニ業界ですらも休業することがあるんだなと、当店の出勤ボタンを強めに押してる。
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大人になると時間とお金の価値観が逆転する。学生の頃は欲しいものだらけで、それにはお金が必要で、バイトで時間を切り売りしていた。社会人になればお金に余裕ができて、やりたいことだらけで、それには時間が必要で、家事は機械に、交通手段は深夜バスから新幹線にと少しでもお金で買い戻す毎日だ。
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大型新人まとめ、こちら（p.tl/ClAy）では小見出しがついて読みやすく、リプライでしか明かさなかった小話も載ってるので、「上手くまとめてるなー」と感心したのですが、フォロワー数45の時代に書き殴った呟きも晒されているの、鬼畜の所業だと思う。
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中学では剣道を極め、高校では馬術に励み、今は大手出版社の漫画編集。「文武両道かつ順風満帆な人生じゃないですか」と言ったら「一番の夢はまだ叶ってないですよ」と語るので尋ねたら「私、戦国武将になりたいんですよ、今からでも」と続いて、その濃い人間性、下手な創作キャラより漫画映えしそう。
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コミケの差し入れで、「しょーもないものですけど」と差し出されたポチ袋。ひとしきり「本当にしょーもない」と笑ったんですけど、旬な包装、薄くて軽くて持ち帰りやすい、日持ちする、貰って気後れしない、何より印象に残る……冗談が利いてるのに差し入れとしての隙がない、その発想に脱帽しました。
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悪意に耐性のある人は投げ付けられた石への対応が上手い。鋭利に磨いて相手の首筋に突き立てたり、彫って人々を魅了する芸術品に仕立てたり、形の変わった石を取り上げて笑いに昇華したり、積み上げて防衛の要にしたり、「作品への悪口？ 待ちに待った感想だ！ 石うめぇ！」と音を立てて平らげたり。
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今季2回目の点滴を打った帰り「体調を崩したので、明日の勤務を代わって貰えませんか？」と届いて、いっそ違法薬物を静脈注射したい。「ダメ。ゼッタイ。」というけれども、人材の用法用量を守って正しくお使い頂いていない職場が多いこの現代社会では、幻覚の一つでもキメなければやってられません。
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「絵なんてパッと描けるんだからさ、1枚2000円の報酬でも充分でしょ？」「製造コストの掛かる商品ならまだしも元手ゼロで書ける文章にお金を払うのはちょっと……」など創作で食べていく人の賃金は低く見積もられがちだけど、本体(人間)の維持費にどれだけお金が掛かるかを今一度考えて欲しい。
こんなはずじゃなかった