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「二十歳なんだけど？ 見りゃ分かんだろ！」と年齢確認を拒否する青少年が多いので「煙草の購入権を賭けたクイズです。私の年齢は20歳以上である。○か×か！？」と出題したい。正否を問わず「身分証の不携帯、年齢確認の拒否により不正解です！」とレジ前の床が開いて強制退店させる装置も欲しい。
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「とりあえず、まあ」を「とりま」と略し、「いらっしゃいませ」を「っしゃーせー」と発音する新人を担当して3ヶ月、本人の努力もあって言葉遣いが真っ当に近付いてきたけど、使い慣れない「謹んで頂きます」を「しんでいただきます」と言ってお客様の度肝を抜いてしまうので、片時も目を離せません。
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万引犯の顔写真を店内に掲示すると名誉毀損扱いになるので、「大切なお客様にお伝えしたいことがあります！」と顔写真に添えて掲示すれば名誉毀損に当たらず、同業者の犯行も抑止できるという防犯アイデアを目にして、カラス除けの模型が思い浮かんだので、万引犯も害獣も対応策に大差は無いのだなと。
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中国からの不正アクセスにより、メールとSNSを乗っ取られてしまったのですが、アドレス帳の登録件数は0、繋がっている人も0だったので、「変な広告を投稿してない？」と心配する友達も、「怪しいメッセージ届いたんだけど」という友達もおらず、実害が出なかったことを喜んでいいのか分からない。
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対人恐怖症を抱える私に嬉しいセルフレジが、CDレンタル屋に登場。「操作が難しいらしいけど、レジを長年やり続けてるから楽勝でしょ」と挑んだら、カードの挿入口すら判別できず、千円札が獰猛に食われて悲鳴をあげ、タグが解除できず防犯ゲートを大音量で轟かせたので、機械恐怖症にも罹患しそう。
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「いてもいなくても変わらんだろう」と不登校気味だった私。体育教師が「柔道の授業、いなかったじゃないか。どうしたんだ？」と廊下で話し掛けてくれたり、「今週は階段が綺麗だな。皆も見習えよ」と担任が掃除を褒めてくれたり、彼らの何気ない一言が私には天より垂らされた蜘蛛の糸にも等しかった。
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「オシャレをすると偏差値が下がる」と中指で眼鏡を上げる青春だったのでセンス皆無。ふわもこの服を着たら「猟友会に通報しかけた」と言われ、ベージュで上下統一したら「遠くから見ると全裸」と言われ、水玉模様を羽織れば「散弾銃で撃たれた？」と言われるので、ジャージが国民服になりますように。
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分給19円と書かれた求人広告。「相場より高いか安いかパッと分からないよね」「時給1140円って書いた方が魅力的に見えるのにな」と話してたら「1分単位で支給しますというアピールなのでは？」と言われ、なるほどな、と。15分未満の労働時間が切り捨てられていた職場もありますからね。コンビニとか。
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先日、中野に訪れたのですが、往来の激しい駅前で用を足すお爺さんがいたり、郵便局員に物腰柔らかく応対する好青年の腕に龍が迸っていたり、荒廃した世界にいそうなおじさんのホルスターにけん玉が収まっていたりと、「サブカルチャーの街」というより「文化が渋滞している街」だと評価を改めている。
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結婚式の引き出物で、好きなものが選べるカタログを頂いて、（掲載点数が多いけど、自分が本当に欲しいものって見つからないよな）（無難にお米かタオルかな）と思っていたら、なんとキャリーカートがあって、同人誌即売会の搬入出に欲しいなという私の需要すら見通していたブライダル業界、侮れない。
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どこもかしこも人材不足の昨今。問題児でも雇わざるを得ない状況に、「職場というか地獄」「魔窟？」「終着駅」と当店に似合う二つ名は何かで盛り上がったのですが、「ガラパゴス」という表現が最優秀賞を獲得しました。手つかずの野生児がウヨウヨ、一切の常識と理屈が通じない環境という意味で的確。
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大雪に見舞われようと、乗用車が突っ込んでこようと、断水や停電が発生しようと、未曾有の大震災でお店が半壊しようとも、24時間365日営業を貫き続けてきた当店。地域一帯が更地と化したらさすがに休業するかと思ったけど、逞しく青空市でも開きそうなので、隕石が落ちてもコンビニは滅びないのでは。
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「国民の命と健康を守ることを第一に」と緊急事態宣言が出されたにも関わらず、当店は休業する気配がないので、我々は非国民だった……？ と休憩室でざわついていますが、体温を測って37度5分以上なら出勤を禁じられるそうなので、ありとあらゆる温活を片っ端から試していきたい所存。
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「1年経ったし、忘れ去られているだろうな。誰も待ち望んでいないかも」と意気消沈しながら、ある渋谷の書店さんに寄ったら、『ニーチェ先生』の単行本がズラリと並び、ビジュアルファンブックも陳列している棚に「最新刊 7月27日発売！」と手書きPOPが飾ってあり、不覚にも目頭が熱くなった。
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コンビニの冷凍食品は売れに売れていて、10年前と比べて売上を一番伸ばしている商品です。「じゃあ売上を一番落としてる商品は？」と思って調べたら、雑誌・書籍類でして10年前の半分未満。漫画原作者としては背筋が凍る思い。冷凍食品のおまけに漫画をつけて、解凍がてら読んでね！って売るしかない。
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おでん70円セールの最中、「時間旅行に出掛けたい」と従業員が呟いたので「セールの終わった未来に高飛びですか？」と尋ねたら「1927年のテキサス州オーククリフに現れて、製氷会社の氷小売販売店を襲撃する。コンビニが誕生しない世界線に飛び移るんだ」と続いたので、休憩室も安息の地でない。
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アルバイトの制服、デザインは重要じゃなくて「靴は白色に限る」「Gパンは着用禁止」という規約があるのに、会社側で用意がなく自己負担だったり、油や水仕事で汚れる環境にあるのに、制服の洗濯は各自で持ち帰って行う必要があったりと、お金を稼ぎたいのに出費を強いられる職場かどうかが重要では。
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牛乳を飲んだら腹痛、コーヒーだと頭痛、ビールならば筋肉痛。そんな私を「虚弱体質なんだね」と決めつけてきたので、「特異体質ですよ。牛乳一口で、俺の腹が……疼く……！ と世界観に浸れるわけで」と述べたら、「身体だけじゃなくて頭まで弱いの可哀想」と追撃を受けたので、明日から病欠します。
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「雑誌で5年間連載してきて、初のWeb連載に切り替わるの怖いんだよ」と吐きだしたところ、「転校や転勤みたいなもんでしょ、そんな深刻にならんでも」「だって環境が変わるから馴染めるか不安で」「お前、どこでも浮くんだから、どこだって同じだろ？」と言われたので、手始めに友達を東京湾に浮かす。
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体重がゾロ目になって、麻痺や原因不明の病に苦しめられる確変が発生したので、エアロバイクを購入。何かやりながら漕ぐと続くらしいので、デジタルカードゲームのハースストーンで勝てるまで降りられないことにしたら、割と楽しい。妙にしっくりくると思ったらアレだ、これ、ライディングデュエルだ。
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様々な人に「この実家が太い！ 2020年版」を聞き回ってるんですが、ある実家は代々続く名家で、住んでる土地が文化財に指定されていて、古墳までは徒歩数十秒、畑を耕していたら勾玉が出土したというエピソードが優勝候補です。もう殿堂入りにしても良さそうです。
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中二病患者の友人が「恋愛は精神疾患にすぎない」と語り出し、もっと情緒があるもので決して病気ではないと反論したけど、ニーチェ先生が退勤後に淹れるコーヒーを見つめた幼馴染が「徳を積めば、あのコーヒー豆に転生できるかな！？」と騒ぎ立てていたので、恋愛も末期症状があるという意味では病気。
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ドラマ「ニーチェ先生」の続編を望んでいる声が本当に嬉しいです。DVD＆Blu-rayの売上で数字が出れば、続編決定の可能性が高まります。『ニーチェ先生』も売上が○万部未満であれば、打ち切られていたはずで、実写化なんて夢のまた夢でしたので……どうか皆様からお力添え頂ければ幸いです！
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「コンビニの仕事を説明する研修資料に使いたいから、撮影モデルになってくれる？」と思わぬ頼みが舞い込み、「お手本として色々な店舗に紹介されちゃうのか、気恥ずかしいな」と舞い上がってたら、資料に載っている私の写真全てに目線が入っていて、仕事風景が犯行の瞬間みたくなっているの遺憾の意。
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「結婚するなら綺麗な人がいい」と友人が言うので、それが一番大事ではないでしょと反論したら、「容姿じゃなくて内面の話」「なんだそれなら同意見かも」「将来、腎臓移植を受けたいから、臓器がなるべく綺麗な人が良い」「結局、身体目当てじゃん」と続いたので、心のドス黒さをどうにかして欲しい。
こんなはずじゃなかった