松駒(@matsu_koma)さんの人気ツイート(いいね順)

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今年も「Xmas礼拝にお越し下さい」と牧師さんから手紙が届いた。日曜礼拝には欠かさず足を運び、讃美歌や御言葉を口ずさむ幼少期を送った私は、登場人物が「神は死んだ」と言い、般若心経でロックを奏でる漫画の原作を手掛ける異端者と成り果てたので、死後何らかの裁きにあうこと覚悟しています。
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2013年買って後悔した商品、ダントツで「着る毛布」です。着心地は夢心地で仕事も現実も全て投げ出したくなる悪魔の装束ですし、怠惰を身にまとっているかのようです。銃弾飛び交う戦場に補給品として届けたらあらゆる戦乱は解決され、武器の代わりにホットミルクを片手にする世界が訪れそうです。
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仮点検中、小銭を派手にぶちまけてしまい、「すみません! すみません!」と拾い集めたのですが、(公衆の面前で醜態を晒し、大の男が無様にも地面に這いつくばり、お客様や年下の従業員にひたすら許しを乞うの……悪くないな)と満更でもない自分がいたので、目を覚ますため誰かに鞭で叩いて欲しい。
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ドSの友人に熱をあげている幼馴染が分厚いアルバムを見せてきたので「これ同じ写真ばっかりじゃん」と指摘したら「連写機能を使っていてね! 彼の無表情がカメラを向けられ苦々しく歪んで! 私を蔑む顔に変わる様子が! パラパラ漫画風に楽しめる力作の一冊なの!」と語り出したので頭抱えている。
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効くかどうかも分からない新薬の治験を受けてるんですけど、「服用する薬はMK-6741……開発段階だから仮称なんだ」「えっ、私、”被験体”ってこと? ”モルモット”じゃん」「臨床データには氏名じゃなくて験体番号が書かれるんだ。格好良い……!」という日々で、少なくとも中二病は悪化していきそう。
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「漢字が多くて読みにくい文章」と言われ、気分転換に部屋の掃除をしたら、小学1年生の通信簿が。その所見は「学習面では漢字をよく覚え、作文やノートに書くときは、たくさん使うことができました」「こちらがびっくりするような難しい言葉で話しかけます」とあったので、三つ子の魂百まで、だなと。
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私と境遇も性格もまるで違う友達2人、妙に居心地が良いなと思っていたら、一次会で解散する理由が各々「前菜食べ終わったから牛丼屋に行きたい」と抜け、「お布団にくるまれたい」と消え、「綺麗な子とちょっと遊んでくる」と夜の歓楽街に溶けたので、三大欲求を何より優先する共通点があるのだなと。
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物腰柔らかで言葉遣いや接客態度が丁寧な店員さんほど「怒らせると面倒極まりないから細心の注意を払って接客しているだけですし」「人間は救いがたい種族だから早く悔い改めるか滅びるかすればいいと思う」「ニンゲン嫌い……ニンゲン怖い……」と休憩室で喚いているの、接客業の闇を色濃く感じる。
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隣室の生活音に苦しむ友人が、意を決してインターホンを押すも無反応で「居留守なんて!」と怒り心頭の最中、空き家補修工事のお知らせが届いた。そこには隣室の部屋番号が記載されており、引っ越しを強く勧めたけど「幽霊なら大目に見るわ。人間より煩わしくない」と住み続ける友人の胆力が一番怖い。
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音楽記号で一番威厳のあるものは「G.P.(General Pause)」です。ゲネラルパウゼという読み名はドイツ語特有のカッコ良さが押し出されていて、その意味も「全楽器、全演奏者の休止」と音を無にする厳かさがあり、全てのスコアシートを縦一列に埋め尽くす外見もラスボス感高めてます。
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諸般の事情でコンビニバイトの面接を受けに行ったんですけど、「店長です、本日はよろしくお願いします」「こちら履歴書です」「はい、では、手短となりますが面接は以上になります」「!?」と瞬く間に終わったので、有無を言わさないこの方式、圧迫面接以上にやりようがない。
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書類を和暦/月別で書いている都合上、「平成31年4月」から「令和元年5月」と飛んでしまうのが、どうにも収まり悪いので、いっそ「平成31年 a.k.a 令和元年」とか「平成31年 feat. 令和元年」とか「平成31年 with 令和元年」と書くのも手な気がしてきた。
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美容師の就活はスーツでなく、自分が一番オシャレだと思う服装を着ていかなきゃいけないらしく、過酷だなと。普通の不採用通知でも、まるで人間性を否定された心地になるというのに、「ダサかったのかな……?」とセンスまで否定された気分に陥るの辛すぎる。
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「この監視カメラ、休憩室も映っているんですか!」と高校生の新人君が驚いていたので「遠隔操作でオーナーの自宅からも閲覧出来ますよ」と付け加えたら「四六時中見られているという背徳感のもとで働けるなんて最高の職場ですね!」と恍惚の表情を浮かべてたので新人採用に関する嘆願書を綴っている。
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「写真を使って呟かないの?」という声をよく頂くのですが、こちらをご覧下さい。左が社員さん撮影で、右が私撮影の「雪の子ムースケーキ」です。「目に生気がない」「撮影者の精神を疑う」「雪じゃなくて怨念でも積もってるの?」との評を受けました。
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善良な一般市民である私は職務質問に1回だけ遭ったことがありますが、パンパンに膨れた鞄を怪しまれ「開けてみなさい」「見せたくないです」「いいから」という問答のあと、当時勤めていたパン屋さんから頂いた廃棄パンの袋詰めを目撃され「これ1人で食べるの?」と嘲笑されたので国家権力許せない。
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異色の経歴でバリバリ働く友人に対して面白く思わない外野が「仕事にふさわしくない」「土俵が違うんじゃないの」などと嫌味を吐いていた。彼は「あなた方は観客であって行司ではない」と毅然に言い返して黙らせたので、相手を寄せつけない言葉の最大瞬間風速、見習いたい。
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休日列車の小旅行。「もう待ち合わせ時間だろ? どこいんの?」とまさかの前日入りを果たす者が1名、当日「見知らぬ街で起きたから現地合流する」と遅刻を決める者が1名、旅程表を送ったにも関わらず「どの駅で降りればいいんだ?」と聞き出す者が1名。三人寄れば文殊の知恵というけど例外がここに。
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よく見る悪夢は「車で運転中、ブレーキがきかなくなる」や「いくら掃除しても汚れが落ちない」というものなのですが、起きた後も尾を引いた最悪の夢は「ずっと欲しかった物を手に入れる」や「差し迫っていた仕事を終わらせた」というものだったので、希望が幻に消えることほど絶望的なものはないです。
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「天気予報では晴れだったのに……」と雨に打たれながら出勤したら、休憩室でニーチェ先生がおびただしい量のてるてる坊主を逆さ吊りにしつつ「今日も暇になりそうですね」とだけ呟いていて、民間伝承を用いてまで来店者数を減らすことに余念のない姿勢に身震いしている。
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儲け話の大半に「方法、仕組み、費用は?」と詰め寄れば詐欺と分かるけど、「働きたくない? 起業して人を雇うのも煩わしい? それならミツバチを飼おう。繁忙期に週1回、蜂蜜を採取するだけ。小瓶なので店にたくさん置けて坪効率も高い。初期費用はたったの20万円!」の甘い話には心を刺された。
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天才小説家が題材の『響』を読んでいると「物書きはここまで破天荒じゃない」って思うけど、昔、高校生の私が参加した対談に芥川賞作家が乱入したり、その作家に自作小説の束を渡して添削をアポ無しで頼む中学生が出てきたりと、小説家や志望者は剣をペンに持ち替えただけの狂戦士が多い印象あります。
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今年も詣でました。
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ニーチェ先生が楽しめる『日めくり』、来年2月に発売予定です。31のイラストと言葉で毎日を彩ります。表紙と中1ページ使用のイラストはハシモト先生の描きおろしです! 暦が変わらない限り、毎月毎年、半永久的に使用出来ますので是非是非ー!!
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「お前」は冷ややかな響きで高圧的にも感じるので呼ばれたくないし呼ばないようにしてるけど、この言葉に「さん」をつけて「お前さん」とすると脳裏に下町育ちの気の良いおっさんが浮かんできて、人情味や温もりすら帯びて語感180度変わるから日本語凄い。