ワクチンについて長期的な副反応は絶対ないと言い切れるか、と「安全である確証」を求める人がいます。断定することは科学的に難しいので、可能性はとても低いとお伝えしても納得されないようです。そもそも人生にリスクのないことはありません。明日まで自分が生きられるという「確証」もありません。
新型コロナのmRNAワクチン接種後に、ワキの下や首のリンパ節が腫れることがあります。僕の周りでも何人かいました。リンパ節の腫れは数週間続くことがあるようです(ほとんどが4週間以内におさまる)。画像検査などを受ける予定の方は注意が必要です。 sciencedirect.com/science/articl… jamanetwork.com/journals/jamao…
大規模な臨床試験では、リンパ節の腫れはファイザー社製で約0.3%、モデルナ社製では1.1%に報告(モデルナは腋の下の痛みor腫れが10.2%)。ただ、画像検査上の腫れはもう少し頻度が高そうです。たまに腫れることがあると知っていても、実際に腫れるとやはり驚く方もいると思うので呟きました。
プレスリリースですが、米国で行われている治験で、ノババックスのワクチンが症状がある感染を90.4%予防したようです。 既に米国では他社のワクチンで最初の接種は供給できるので、ノババックスはブースターとして使われる可能性があるようです。 nytimes.com/2021/06/14/hea… ir.novavax.com/news-releases/…
コロナワクチンについてのQ&Aを更新しました!多くの人が抱く質問に答えています。接種を考えている方にシェアしてあげて下さい。 Q&A covnavi.jp/category/faq_p… PDF covnavi.jp/wp-content/upl… @MasaSomiya @_akiraendo @mph_for_doctors @mai_uchida @minesoh @SakiMDCtropMed @eireonaok
コロナワクチンを受けると5Gに接続する、磁石が付く等、日本で広がるデマは海外からの輸入品がほとんど。どうせなら、ワクチンを受けた腕は「名作AKIRAに出てくる鉄雄みたいな腕になる危険性がある」など、もっと日本発のオリジナルなデマを見てみたい気もします。
僕の病院でも、接種できない医学的・宗教上の理由がない限り、もうすぐ新型コロナワクチンの接種が必須となります。患者さんや家族からしたら新型コロナワクチンを接種していない医療従事者に診てもらうよりも、接種を完了した人に診てもらった方が安心だと思います。
コロナワクチンの精子への影響を調べた研究。色々な限界があるものの、精液の量、精子の濃度や運動率が上がっていたという。 「家内も驚く、男の活力。コミナティ筋注、きた」 「みなぎる男の自信、モデルナで奮い立つ」 そんな「誤情報」が増えるとか増えないとか。 jamanetwork.com/journals/jama/…
ワクチンに関するデマは英語でたくさんあります。それを和訳して、拡散する日本の「医師」がいます。そんな医師が「ファイザーの内部資料」としていたものは、日本のPMDAが公開しているものを海外の人が「自動翻訳」した変な英語の資料でした。資料を「逆輸入」していることも気づいていないようです。
ワクチンの危険性について、元ファイザー副社長が決死の告発、著名なボッシュ博士やノーベル賞受賞者のモンタニエ博士が警告、といった動画のリンクをよく貰います。本当に危険性を信じている真っ当な科学者なら、決死の覚悟で論文を書きますが、彼らがコロナワクチンについて書いた論文は合計0です
過去に素晴らしい業績がある人でも、科学者であり続けるとは限らないことがよく分かります。
メディアで「ワクチンを打たない自由」や「ワクチンハラスメント」を取り上げるなら、それと同時に、ワクチンの有効性や安全性、有害事象と副反応の違い、どのようなデマがあるのかなど、ワクチンに関する正確な情報についても丁寧に報道して頂きたいです。
「〜の可能性は完全に否定できない」 科学的に何かを「完全に否定」することは難しいので、このような言葉は知識が全くない人でも色々言えます。 では「〜の可能性」はどれくらいあるのか、高いのか、低いのか、どのようなことを判断材料にしたら良いのか。こうしたことを説明するには知識が必要です
去年のクリスマスイブは不妊のデマについて調べていました。今は削除されたイードン氏のツイートを保存していました。スパイク蛋白のアミノ酸配列VVNQNとシンシチン1のVVLQNがwhile not strikingと認め、"what if"(もしかしたら)交差反応を起こすのではないかと言い複数の研究者に反論されていました
もともとコロナワクチン不妊説の根拠は、この程度のものだったのです。こうした個人の発信が世界中に広がり、数多くの人に不安を与え、ワクチン接種に影響していることは、とても考えさせれます。
厚労省も本気です。 twitter.com/mhlwitter/stat…
【ACIPのmRNAワクチンと心筋炎・心膜炎についてのミーティング 安川メモ】 今の段階でVaccine Safety Datalinkで、コントロールと比べた場合、全年齢ではリスク上昇のシグナルないが、12-39歳の年齢でみた場合有意差あり cdc.gov/vaccines/acip/…
Dr. Shimabukuroのまとめのスライド VAERSとVSDから ・症状は大体1週間以内(特に接種後4-5日以内) ・2回目の後の方が、1回目の後より報告多い ・男性の方が女性より多い ・今あるデータではほとんどの人が回復している。長期的なモニタリングは必要 cdc.gov/vaccines/acip/…
新型コロナ感染症の致死率は60代では約1.3%、より高齢だとさらに高いのに「死亡率がごく低い」とワクチン接種中止を求める医者達がいることに驚きます。 有害事象と副反応の違いもあまり理解されていないよう。僕が患者なら絶対にそんな医者に診てもらいたくありません。 mhlw.go.jp/content/000785…
また、僕が気になるのは、コロナ感染症を軽視する人やワクチンに反対する人の中には「コロナで亡くなっているのは高齢者がほとんど(だから騒ぐ必要はない)」と、「高齢ならば亡くなっても仕方ない」という高齢者軽視の思想が垣間見える人達がいることです。
「トンデモ医療」によって誰かのお金と命が奪われることがあります。 twitter.com/minesoh/status…
日本でデマを流す医師が、海外の反ワクチン活動に使われている「日本語から英語に自動翻訳された資料」を、知らずに「逆輸入」している例も含めて、詳しく書きました。 buzzfeed.com/jp/kotahatachi…
米国のワクチン安全性監視システムでは、ほぼリアルタイムで、ワクチンを受けた人達と受けてない人達を比べ、特定の病気(脳卒中や心筋梗塞等)が起きやすくなっていないか調べられています。右の95%CI(信頼区間)が1をまたいでいれば有意差なし。mhlw.go.jp/content/106010… cdc.gov/vaccines/acip/…
ワクチンの危険性を煽る人達は、日本の副反応疑い報告制度や米国のVAERS(ワクチン有害事象報告システム)の報告数だけを提示することがよくあります。ワクチン接種をしていない人で、ある病気がそもそもどれくらいの頻度で起こっているのかという比較となる数字を提示することはしません。
こびナビが「怪しいグループ」と呼ばれているようですが、確かによく知らない方からは怪しいと思われてしまうかもしれません。本来はおそらく国や公的機関がやるべきことを、ボランティアの医師達が、かなりの時間を費やし(時には誹謗中傷を受けながら)情報発信しています。 gosen-dojo.com/blog/31427/