エセックスの医療チームは25日に海上自衛隊の護衛艦ひゅうがへ飛び、日本の医療スタッフと共に陸に移動し、被災地での医療支援を行いました。数日中に、エセックス揚陸即応群は陸上自衛隊による気仙沼沖の大島への車両と燃料の輸送を支援する予定。
米海軍三沢航空施設を拠点とする第4哨戒飛行隊に所属するP-3哨戒機1機が、上空から久慈、大船渡などの港や道路などの調査をおこないました。
この調査飛行中、航空要員が、小学校わきの野球場の雪の上に書かれた「HELP」「WATER」という文字を発見し、すぐに情報を自衛隊に伝えられ、陸上自衛隊からの同地への支援を確保しました。
トモダチ作戦の開始以来、第7艦隊の戦力は自衛隊の支援活動をサポートし、230トン以上の人道支援・災害救援物資を被災者の方々の元へ届けました。 
トモダチ作戦を行っている全ての地域において、大雪と風速40マイルの強風、そしてローターと固定翼への着氷という悪天候に見舞われ、26日はヘリによる物資の輸送を断念せざるを得ませんでした。 
避難所で生活をする被災者の多くが、いまだに電気や暖房のない生活を強いられており、米海軍の航空要員たちが支援物資を届けた際、被災者の方々が常に要望されていたのが、こうした暖房などに使用する燃料でした。LNGタンカーの到着は、被災した地域に必要な燃料をもたらすこととなります。 
米海軍横須賀基地司令部は26日に2つ目となるバージ船を海上自衛隊に引き渡しました。昨日横須賀を離れた1隻目のバージ船と合わせて50万ガロンの真水が、原子炉の冷却作業を支援するため、福島第一原発の沖へと向かっています。 
海上自衛隊の艦艇に曳航された1隻目のバージ船は、27日にも現地に到着する予定です。送られた真水は、現在、緊急冷却の作業で使用されている海水に含まれる塩分による腐食作用を軽減させる為、海水と入れ替えるために使用されるということです。 
強襲揚陸艦エセックス揚陸即応群は、27日の早朝より、気仙沼沖の大島へ揚陸補給を行う予定です。上陸用舟艇(LCU)2隻を使用し、陸上自衛隊の人員と車両、そして民間の電力会社のトラックや給油トラックなどを、3月11日の地震と津波の発生以降ほぼ孤立状態にある大島へと運びます。 
27日には艦載ヘリを使用した避難所への物資輸送支援の要請はありませんでした。航空要員によれば、今まで上空からの物資輸送支援が必要であった避難所に、陸路から陸上自衛隊が支援を行うことが可能になったとのことです。 
トモダチ作戦の開始以来、第7艦隊の戦力は自衛隊の支援をサポートし、240トンの人道支援・災害救援物資を被災者の方々の元へ届けました。 
陸上自衛隊と米海軍のエセックス揚陸即応群が協力し、電気工事車や支援物資を気仙沼沖の大島へ運んだ結果、大島の住民の方々は震災以来初めて電気のある生活を取り戻しました。地震と津波による被害によって、大島は孤立した状態となり、16日間もの間停電となっていました。 
空母ロナルド・レーガン打撃群所属の艦載ヘリが上空からの被災地の調査を4回行いましたが、孤立者や孤立した避難所の発見はありませんでしたが。航空要員によれば、陸路の復旧により、今まで孤立し物資が届かなかった避難所に、陸上自衛隊による陸路からの支援が可能になったとのことです。 
仙台空港に米軍機が離着陸可能となり、孤立していた被災者の方々も、陸路からの自衛隊や自治体による支援が受けられるようになったため、要請があった場合の準備を整えながらも、第7艦隊の支援の焦点は港湾のサルベージ作業と、支援物資の仙台空港への輸送に移行しました。 
仙台からは、米軍と陸上自衛隊が支援物資を必要とされている被災地へと届ける予定です。 陸上自衛隊により、被災地のほとんどの道路は通行可能となり、陸路を通じてほとんどの物資を被災者の方々へ届けることが可能となりました。 
米海軍横須賀基地から提供された、合計50万ガロンの真水を積んだ2隻のバージ船のうち、1隻目が、29日に福島第一原発に運ばれました。2隻目は30日に運ばれる予定です。 
3月30日、第7艦隊の戦力は引き続きトモダチ作戦への参加を続行し、自衛隊を支援。仙台空港に米軍機が離着陸可能となり、旅客機の離着陸もまもなく可能となることから、第7艦隊の支援の焦点は港湾のサルベージ作業、支援物資のそれぞれの空港への集荷、瓦礫除去の支援準備へと移行しました。 
トモダチ作戦開始以来、第7艦隊の戦力は自衛隊の救援活動を支援し、260トン以上の救援物資を東日本大震災の被災者の方々のもとに届けました。4月1日までに、136回の調査、捜索のための飛行が行われ、今後も更に続けられる予定です。 
現在、第7艦隊からは4隻の艦船(ドック型揚陸艦トーテュガ、救難艦セーフガード、強襲揚陸艦エセックス、揚陸指揮艦ブルーリッジ)、航空機54機、そして4,295名の人員がトモダチ作戦に参加しています。 
4月11日午後2時46分(日本時間)、第7艦隊は東日本大震災の犠牲となった方々に、黙とうを捧げます。
米海軍の艦船は全て4月8日までにトモダチ作戦での任務を終了しましたが、現在もトモダチ作戦は続行中であり、米陸軍が中心となって、被災地での復興支援を行っています。
第7艦隊に所属し、横須賀に前方配備されているアーレイ・バーク級誘導ミサイル駆逐艦ラッセンが、本日東京都が行う帰宅困難者対策訓練に参加し、帰宅困難者を東京から横須賀まで海路輸送する訓練を行います。
第7艦隊の旗艦である指揮統制艦ブルーリッジが、6月16日(土)に海上自衛隊の護衛艦「いせ」と共に東京の晴海ふ頭に日米合同親善寄港します。また、6月17日(日)午後1時から4時半まで、指揮統制艦ブルーリッジと護衛艦「いせ」が一般公開される予定です。
西太平洋で演習を行う、空母ジョージ・ワシントン(写真左)、ミサイル巡洋艦モービル・ベイ(写真中央)と、空母ジョン・C・ステニス(写真右)。 関連記事はこちらをご参照下さい。facebook.com/notes/commande…
第7艦隊の旗艦である指揮統制艦ブルーリッジが、3月16日(土)に海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と共に広島県の海上自衛隊呉基地に日米合同親善寄港します。また3月17日(日)午後1時から4時(受付は3時半)まで、指揮統制艦ブルーリッジと輸送艦「おおすみ」が一般公開されます。