「緊急事態なんだから医者なら専門問わず重症コロナ患者を診ろ」という意見も聞きますが、それは「フルート奏者も音大卒なら緊急時はヴァイオリンも弾け」と言ってるようなもの。フルート奏者のヴァイオリン演奏クオリティを受け入れる覚悟と理解は必要です。 twitter.com/yoshirohayashi…
いまだに理解されてない方も多いようですが、人工呼吸管理って医師になってから特別なトレーニングを年単位で受けたごく一部の医師しかまともにできません。特に重症コロナの人工呼吸管理はかなりの応用編です。重症患者が激増したら人工呼吸器やICU病床を激増させてばいいって問題ではないのです。 twitter.com/anesman_kansai…
日本には世界で最も多く病院があるのになぜ医療崩壊するんだとよく聞きますが、日本は病院多過ぎでどの病院も先進諸外国の病院並みにスタッフが揃ってません。サッカーで言えば、諸外国で1チーム18人ベンチ入りしてるところ、日本はチーム多過ぎでどのチームも3〜9人くらいのベンチ入りといった感じ。
群馬県高崎市、“ファブリーズ”をコロナ対策として全17万世帯に市職員が訪問して配布するらしいけど、どんだけ金余ってるん⁉️コロナとファブリーズ全然関係ないやん❗️こんなのに億の税金使えるってことは、飲食店などは今頃10億円分以上支援されてるんだろうなぁ。 jomo-news.co.jp/news/gunma/pol…
筋注に医師は不要です。私も2回とも看護師にしてもらいました。緊急で法改正してくれれば、短期トレーニングで医師・看護師以外の医療従事者や医学生でも可能です。接種会場に医師を配置するにしても、医師には医師にしかできない業務をさせないと効率悪い。 sankei.com/politics/news/… @Sankei_news
嗚呼。貴重な地方財源でコロナ対策として全戸分のファブリーズが実際に購入されたのか。しかも高崎市はこれを誇らしく思っている。
昨年4月時点で全国に約1400台あるとされたECMO機器。国のテコ入れもあり以来増産体制に。しかしこの1年で最多同時稼働件数は73件。重症者数が史上最多と言われる今日現在でも60件の稼働。もちろん、コロナ以外にECMO機器が使用されてる例もありますが、およそ戦闘機1000機、パイロット100人の状況。
私のコロナICUは「ECMOをしない」ポリシーですが、その理由は①そもそも私のICUのECMO経験が年15例未満で十分なECMO経験と言えない②コロナICUが仮設ICUで遠隔かつ狭く安全性の懸念が大きい③もしECMOを1人の患者に行うと人工呼吸患者受け入れ数を最大6人から最大2〜3人に減らす必要があるからです。
なぜこんな脆弱な医療体制なのかとお怒りの方も多いと思いますが、医療従事者は昔から綱渡りの医療体制との認識でした。ただコロナ前はギリギリ耐えていて先進国中最もコスパの良い医療とも揶揄されてました。10年前に遡って、将来の危機に備え医療費2倍・急性機病院集約化を掲げたら賛同者はいたか?
これはなかなか朗報。英国変異株(B.1.1.7)と南ア変異株(B.1.351)に対するファイザーワクチンの発症予防効果は、それぞれ89.5% (95%CI, 85.9-92.3)、75.0% (95%CI, 70.5-78.9)とのこと。上記変異株が蔓延する状況下での重症化予防効果も97.4% (95%CI, 92.2-99.5)。 DOI:10.1056/NEJMc2104974
コロナ医療が"根性"で成り立っている1つの証。そこにいる1人が病気で倒れたり心が折れただけで、崩れてしまいそうな脆弱なシステムです。 mainichi.jp/articles/20210…
そうそう。みんな知恵を使って上手く工夫し始めた。小さな自治体の方が小回り効きそうですが、大都市でも「おっ!」ってのがあると良いですね。 ワクチンのキャンセル分、保育所職員らに転用へ 小野市、兵庫県内で初(神戸新聞NEXT) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/6daeb…
国民1人1人が固有の番号で整理されてれば、もうちょっとワクチン接種進めるのに役立ったのに。そう「私の番号」みたいのがあればよかったのに。カード化されてたら尚よかったのに。
急性期基幹病院で、体外循環技術認定士の資格を持つ臨床工学技士がたった1人しかおらず1年9ヶ月間に渡って24時間1人待機勤務が続いていたという方に深い闇を感じました。コロナ以前から日本の急性期医療は最高峰でもこんなベースラインだったのです。 buzzfeed.com/jp/naokoiwanag… @nonbeepandaより
バレンボイム のプログラム「ベートーヴェン・ピアノソナタ第1〜4番」が弾き出すまで何の告示も無く「第30〜第32番」に変更に! 休暇時間に様々な考察(例:イスラエル政権交代など)がなされたが、終演後にマイクを持った巨匠の口から 「間違った曲を弾いたことに休憩時間に気付いた!」との告白❣️
ワクチン接種率トップランナーのイスラエルは接種が進むことで新規感染例が激減することを示してくれましたが、感染者数が僅かになったとしても、ワクチン接種率60%程度では新規感染がほぼ変異株に置き換わる中では「マスク不要など従来の予防策緩和は賢明でない」ということも教えてくれました。
『安全・安心』という空虚な言葉でリスクを共有させない・受け入れるかどうかの判断もさせない文化はコロナ禍でも変わらないのか。五輪だけでなく自然災害でも原発でも、日常の些細な選択でも同様。「私達は期待される利益のためにそのリスクをとるか?」という問いをもっと発した方が良い。
“人工呼吸管理されてるコロナ患者が全員自分より若い”という日が来るとは‼️多くの高齢者がワクチン接種を終え高齢の感染者が激減したのは良いのですが、より感染しやすく重症化しやすいデルタ株になって、若い感染者の総数も重症化率も著しく増えてます。副反応込みでワクチンの利益は大変大きいです。
ワクチンは最も有効なコロナ予防策です。健康な働き盛りの方の重症例も急増してます。接種機会を選ぶのではなく、早く打てる機会を何より優先するのをお勧めします。副反応は不都合ですがそれを遥かに上回る利益があります。またワクチンも完璧ではないのでこれまでの予防策を重ねることも大切です。
「ワクチン接種済みでも感染した人いるんだからワクチンなんか意味が無い」と言うのは「歩道を歩いていても事故に巻き込まれることがあるのだから、車道を歩いても同じ」と言うのに似ています。
ワクチン接種は非常に有効な予防策ですが、穴がありますのでマスクなど従来の予防策を重ねることが重要です。
第5波になって勤務のたびに重症コロナの患者を人工呼吸器に装着してます(その前に麻酔で眠らせて口から気管の中にチューブを入れます)。主に中年の肥満傾向の方が多いですが、もれなく共通する特徴はワクチン接種未完了(ほとんどは未接種)です。早くワクチンが多くの人に届いて欲しいです。
補足しておきますが、接種未完了者に比べれば遥かに少ないですが、ワクチン接種完了してる人でも感染者は出てます。その中の少数の方は重症化しますので、感染者の総数が激増すればワクチン接種完了してても人工呼吸管理になる人は当然出てきます。既に国内にそのような方もいらっしゃると思います。
重症コロナ病床が一杯になったら、医療の質を落としてでも病床拡大すればいいじゃないと安易に考えられがちですが、重症コロナ管理って集中治療の応用編中の応用編で、今なんとかギリギリ死守してる集中治療の質(普段よりだいぶ落ちてます)をあと少しでも落としたら結果が格段に悪くなりそうです。
「数を優先し質を落とす」のも非常時にはあり得る戦略ですが、そのあたりのポリシーは行政レベルで決定して頂きたいと思います。「数も質も」なんていうファンタジーは今回はやめてもらいたいです。