HSPの捉え方、僕自身好きなんですが、クリニックが「HSP外来」とかやってるのは普通に引く。「HSPカウンセラー」は百歩譲ってOK。だけど僕がHSPかも?という人に相談して欲しいのは、医療ならHSP外来をやってないとこ、心理ならHSPカウンセラーを名乗ってない「臨床心理士」か「公認心理師」です。
日本の「家族の絆」のなにが残念かって、働く世代にとって本当の意味で「家族の絆」を深めるための子育てや家族時間を全く尊重しないくせに、障害や老化に伴う介護や見守りに関しては圧倒的に全責任を家族に押し付けがちなところ。若者が家族単位を作ることの不安を感じ、少子化が進むのは当然の結果。
これを「家族は助け合わなければならない」と堂々と憲法に盛り込み、今後さらに強要していくつもり満々の今の自民党さんはガチで国を壊しにきている(そしてQ&Aで質問に全く答えてない)。子どもの育ちを守らず、子どもに未来の責任だけ押し付けるような政治を僕は推せません。constitution.jimin.jp/document/draft/
東京都、感染者数めっちゃ減ってて(入院はまだ多いけど)、嬉しい誤算で、ワクチンすごい!制限解除はよ!って気持ちになるけど、これは2ヵ月前に先進国が既に経験しているフェーズで、彼らは制限緩めてまたすぐ医療ひっ迫して制限強めているのが今なので、ここからの緩め方が大事。経済のためにも。
先進国での今の議論はとにかく「ワクチン未接種者をどう守るか」。日本も先進国にならって、感染者増は許容し重症化は自己責任とするwithコロナで行く雰囲気です。2ヵ月後、ワクチン未接種の人は、ウォーキングデッドの世界でサバイブしていくようなイメージで準備しておいたほうがいいかもしれない。
ボールを使った遊びが苦手、縄跳びやスキップができない、ハサミやお箸を上手に使えない等の運動の不器用さ。体育や外遊びに交われず自信を失い、大きな支障に発展することも。日本では重視されずよく発達障害の分類の図から抜けていますが(怒)、「発達性協調運動障害=DCD」というものかもしれません。
高所得側の気持ちもわかりますが、臨床感覚では低所得層にとってこの手当てじゃ全くどうにもならないくらい子育てが無理ゲーな時代で、まだ不公平だと思います。問題はこの国が子どもの育ちを守る気がないこと。もちろん減らすところは間違っているし、悪いのはその政治を選び続けている僕らです。 twitter.com/NakayamaYujiro…
僕がイギリスで通っていた小学校は1クラス15人でした。土曜日だけ日本人学校に行きましたが30人くらいいて適応できず1年も通えませんでした。まさか海外に暮らして日本人学校の不登校になるとは誠に草です。僕が言いたいのは、親御さんも先生達も悪くない!自分を責めず、仕組みに声をあげましょう。 twitter.com/yoshikoEZmom/s…
僕らのミッションは、この子育てハードモードの国で、保護者の方達に「あなたのせいじゃない、あなただけの仕事じゃない」と伝え続け、子どもを社会全体で抱える仕組みを作ること。そして子ども達には「それでいいよ」と伝え続け、子どもの権利を尊重した育ちの環境を提供すること。簡単じゃない。 twitter.com/corobo_project…
親御さん達の「この子の個性だから診断はいらない」「脳に作用する薬は飲ませない方がいい」「特別な支援は受けさせない方がいい」などの愛のある信念は立派だけど、実はそれらによって「子ども本人」が置いてけぼりにされてしまうことも多い。これを防ぐためには自身の中の偏見と向き合う必要がある。
心に傷を負った人への「だから謝ってるじゃん」というセリフは、そのあとに「(だからいい加減許せよ)」という心の声が必ずくっついている。これほど誠意がなく、傷に塩を塗る言葉はない。学校現場でも「ほら、○○君も謝ってるし」と先生が言って解決したことになっていないかと、心配しています。
お子さんの発達の心配で相談したとき、もし支援者に「様子を見ましょう」と言われたら必ず「具体的にいつまでですか?」と聞いてください。期間を示されない経過観察は、保護者にとっては「もう相談に来るな」というメッセージとなり、孤立→重大な事態の悪化を招く。支援者の完全な責任放棄です。
発達の特性が最も目立つと言われる4-5歳で心配なくても、あとあと表面化してくるような特性も沢山あります。保護者の皆さまにお願い。 「心配ない」→またフェーズが変わり困ったら相談していい。 「様子を見ましょう」→いつまで?をはっきりし、その期間経っても問題が続くようだったら必ず相談を。
政治家が「家族や仲間の絆」を強調するたび、「家族や仲間でなんとかしてください。政治は仕事をしません。家族が機能していない人や仲間がいない人?そんな人いるの?」って、僕たちが日々向き合ってる人達が全員切り捨てられているような気持ちになる。今までもずっとそうだったけど、しんどいなぁ。 twitter.com/kokkaiwatcher1…
炭治郎が眠らせてくる鬼によって家族から「役立たず」「よくものうのうと生きてられるわね」などと否定される夢を見させられた時、「そんなこと言うはずないだろ、俺の家族が!」って言いながら鬼を切るの、めちゃ感動したと同時に「あ、健康な人はこんな発想ができるのか」と、ドキッとしたのは内緒。
発達障害の子どもの腸内細菌のデータがやっと返ってきました。ぱっと見だけでもめちゃ興味深い結果だし、料理のしかたによっては高めのジャーナルも狙えそう。研究嫌いだけど、ここまではなんとか解析や論文化、頑張らねば。誰かRとか解析強い人、一緒にやりませんか。。|д゚)
思春期以降の発達障害診断のある人に、どんな時にリラックスしていると感じますか?と聞くと、高い確率で「リラックスとは?」と真顔で聞かれる。全身の力が抜けて心地よい感覚、などと説明すると「生きてる限りそんな時はないです。しいていうなら夜眠りに入る直前の一瞬くらいです。」と返ってくる。
これを聞くといつも胸が痛くなる。社会に適応するための苦手を克服する訓練は大切だし有効だが、彼らは既に精一杯努力しており、寝ている時間以外は心も体も緊張しっぱなしなのだ。「頑張る」一択から解いてあげることが支援のはず。メガネをするの同じように、様々な特性配慮の理解が進むことを願う。
先週から募集を始めた「友達作りのプログラム」@corobo_projectも、表向きの目的は「社会的スキルを訓練しましょう」ですが、僕らの真のメッセージは、「頑張らない方法を身につけましょう。自分を大切にしましょう。付き合いたい人とだけ付き合いましょう。」です。
特別支援教育で行われる「特性や習熟度に合わせた一人一人の状況に応じた指導」って、何も「特別」ではなく、本来は全ての子ども達に当たり前にされて欲しいこと。日本は教育にお金をかけたくないという特別な事情でそれを標準的に提供することができないから、普通と特別が逆になってるんじゃないか。
発達がグレーな子を黒とした方が良いと思う理由。名前さえ書ければ入れる高校や大学はいくらでもある。だけど学習や仲間作りについていけない場所で年間700時間以上をただ座って無為に過ごし、成長の機会を失い続けた大卒の子になにが残るだろう。「普通」にしがみついたその先を想像してみて欲しい。
逆説的に聞こえるけど、自立するための最初の一歩は「助けて」と言えることなんだよなぁ。そこさえクリアしてしまえば8割だん。
「"できた"という成功体験を積ませよう」とよく言われるけど、本当に大事なのは「"自分の意思でやったことを承認された"という体験を積ませよう」だと思う。成功か失敗の結果ではなくプロセスの承認。やらされて成功したことは「我慢して耐えただけ」とほぼイコール。プロセス承認は全てが成功体験。
子どもが他の子に興味を示さないことで保護者が心配してても「座っていられる」「集団指示に従える」「学習の理解も問題ない」等を理由に支援に繋がらない子は多い。「大丈夫、心配しすぎですよ」と言われるとき、先生の言う「大丈夫」とはその子の将来ではなく教室運営のこと。親子を孤立させないで。
『空気が読めない子』が身近にいる人は、その子の真っすぐな視点に、はっとさせられた経験が何度でもあるはず。僕はその瞬間が大好きで、毎回尊敬の念しかわかない。空気が読める人は、報道や情報に踊らされ、表情や言葉に騙される。空気が読めない子は『現実をありのまま捉える力に長けている子』。