サツキとメイのお母さんの名前は草壁ヤス子。肺の病気を患って入院しています。宮崎駿監督も幼少期に母親(画像2)が脊椎カリエスで不自由の身になっており、その体験が反映していると思われます。お父さん(草壁タツオ)とは周囲の反対を押し切って学生結婚しました。#となりのトトロ
サツキが弁当にふりかけているのは「桜でんぶ」です。タラや鯛などの白身魚の身をほぐした後、砂糖やみりんなどの調味料と水で溶いた食紅を加えて水分が無くなるまで煎ってできます。#となりのトトロ
お父さんの名前は草壁タツオ。年齢は32歳。大学で非常勤講師をやりながら翻訳の仕事で生計を立てています。考古学者であり、縄文時代に農耕があったという仮説を立証しようと、週2回の出勤日以外は自宅の書斎に閉じこもっています。#となりのトトロ
サツキが母似なのに対し、メイは学者である父に似て頑固で一点集中型です。オタマジャクシ→ドングリ→チビトトロと興味の対象が移っていきますが、同時に複数のことに興味を持てないので、興味の対象が変わればそれまで興味を持っていたものはどうでも良くなっちゃいます。#となりのトトロ
本作の音楽を担当したのは久石譲さん。メイがオジャマタクシを見つけてから中小トトロを追いかけるシーンのBGMを制作する際、音と映像を合わせるのに大変苦労したそうです。#となりのトトロ
メイ「あなたはだあれ?マックロクロスケ?」 トトロ「ドウオ、ドウオ、ヴオロロロ(ネムイヨーッ)」 トトロの最初の大声は、名乗っているわけでなく、「眠いよー」と言ってるだけなのです。それをメイちゃんが名乗ってると勘違いし、「トトロ」という名前なのだと思い込みました。#となりのトトロ
2回目の声は「あんたも眠いの?」ときいていて、3回目の声は「わかりません」って言っています。 #となりのトトロ
中トトロとチビトトロが隠れていたのは縄文土器です。トトロは3000年以上生きており、縄文人から土器の作り方を習ったり、土器を貰ったりして、それをドングリ入れとして長い間大事に使ってきました。 #となりのトトロ
サツキとカンタのクラスの担任は、森山玲子先生です。かなり貫禄がありますが、まだ大学を出たばかりの新米教師で、児童たちからは「百貫デブ」と陰口を叩かれています。声を担当したのは鷲尾真知子さんで、「#天空の城ラピュタ」でも20歳には見えないおかみさんの役をしてました。 #となりのトトロ
サツキに『ばいばーい』『まったねー』と声をかける赤枠の女の子の声を、「#ちびまる子ちゃん」のさくらももこ役で有名なTARAKOさんが担当しています。#となりのトトロ
#となりのトトロ」の準備稿には、カンタのお婆ちゃんが(恐らく気圧の変化による)骨の痛みから雨を予言するシーンがありました。完成した本編ではカットされましたが、午前中は晴れてたのに午後の下校時にカンタが傘を持っていたのは、お婆ちゃんの予言に従って傘を持ち出したからです。
#となりのトトロ」の制作にあたって、聖蹟桜ヶ丘でロケハンが行われています。ここは宮崎駿監督が日本アニメーション在籍時に通勤していた場所で、カンタに家は聖蹟桜ヶ丘界隈に実在した農家の家屋が参考にされています。
サツキに「トトロ?」と声をかけられるとトトロは何やら声を発しますが、これは返事したわけでなく、「何だっけトトロって・・・」と言っています(笑)。#となりのトトロ
大トトロの体の構造は画像2のようになっています。フサフサの毛で分かりづらいですが、一応頭と胴体は分かれています(笑)。#となりのトトロ
トトロは傘を楽器だと思っています。だから傘を差したままネコバスに乗って去っていきました。トトロは雨に濡れるのも厭わない生き物で、頭に乗せたフキの葉っぱも雨垂れの音を楽しむためのものなのです。#となりのトトロ
ネコバスの正体は、化け猫がバスを真似したものです。ネコバスもバスが発明されるずっと前から生きていて、江戸時代はカゴ屋(画像3参照)に化けていました。#となりのトトロ
ちなみに、「#となりのトトロ」の続編にあたる「#めいとこねこバス」には、化け猫が飛行船や列車の真似をしたネコバアちゃんやネコ列車が登場します。
トトロはコマが無くても飛べます。しかし、江戸時代に遊んだ男の子の真似をしてコマ回しをやっているのです。このコマには「ブンブン」という名前があります。#となりのトトロ
#となりのトトロ」には綺麗な水辺がたくさんありますが、蛍は登場しません。これは同時上映の「#火垂るの墓」を意識したもので、サツキがキュウリをかじるのも清太がトマトを食うシーンがあったためです。
本家のお婆ちゃんの声を担当したのは鈴木れい子さん。菓子「ねるねるねるね」のCMに登場する魔女の声も担当しています。#となりのトトロ
本来ヤギの上顎には歯は有りませんが、メイちゃんが出会ったヤギは上顎にも歯が有ります。同シーンの絵コンテを見るにスタッフは実物のヤギを参考にしていると思われるので、メイの恐怖感を煽る迫力を出すためにあえて上顎の歯を描いている可能性があります。#となりのトトロ
母親不在のため家事をして妹の面倒も見るサツキはいい子すぎて、このままでは鬱屈して不良少女となってしまうと感じた宮崎駿監督は(『仕事道楽』によると、そう進言したのは鈴木敏夫さん)、どこかでサツキの感情を爆発させてあげなきゃいけないと思い、この涙のシーンができました。#となりのトトロ
メイちゃんが迷子になるのは、祭りの時に宮崎駿監督の弟さんが迷子になったエピソードが元になっています。かつて都市伝説でよく言われていた狭山事件とは無関係です。 #となりのトトロ
このシーン、2人は『サッキー』、『カンちゃーん』とお互いを愛称で呼び合っています(『サツキ』『カンタ』と呼び捨てで呼んでるわけではありません)。最初の頃は険悪な感じでしたが、この頃になるとだいぶ親しくなっていることが分かりますね。#となりのトトロ
メイちゃんのサンダルと神池で見つかったサンダルは明らかに違います。 #となりのトトロ