『歴史評論』第867号(2022年7月号)は、特集「ジェンダー史・クィア史の現在地」です。 maroon.dti.ne.jp/rekikakyo/maga… 購入方法などは歴史科学協議会ウェブサイトをご参照ください。
【ご案内・開催予定】渋谷区立松濤美術館 展覧会「装いの力―異性装の日本史」 2022年9月3日(土)~2022年10月30日(日) 「本展覧会では、古代から現代までの日本における様々な異性装の文化・表現を通して「装いの力」について考察します」 shoto-museum.jp/exhibitions/19…
ニコニコ美術館の #ジェンダー展、本日よりアーカイブが再度公開となりました。再公開にご協力・ご尽力いただきました各位に感謝申し上げます。この機会に是非ご覧ください。 twitter.com/niconico_nicob…
『新書版 性差(ジェンダー)の日本史』、図録と並べてみました。ただし本書は図録のダイジェスト版ではありません。ツイートや音声ガイドを下敷きに、解説を発展・追加しています。10月7日発売、予約受付中です(電子版:12月下旬発売予定)。こちらから試し読みもできます▼ shueisha-int.co.jp/publish/%e6%80…
先ほど、新書が刷り上がってきました!ほぼ全ページに写真満載。ページをパラパラめくっていくと、去年の秋の展示がよみがえってきます。 『新書版 性差(ジェンダー)の日本史』は10月7日発売、ただいま予約受付中です。 shueisha-int.co.jp/publish/%e6%80…
【お知らせ】国立歴史民俗博物館の企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」が新書になって戻ってきます! 国立歴史民俗博物館監修・「性差の日本史」展示プロジェクト編 『新書版 性差の日本史』集英社インターナショナル 、2021年10月7日発売予定 hanmoto.com/bd/isbn/978479…
すでにお知らせしておりますように、#ジェンダー展 図録、三省堂書店様神保町本店4階と千葉そごう店にて販売していただいております。お近くの方はどうぞお手に取ってみてください。
アメリカでは、昨年末にワシントンDCのスミソニアン博物館群に新たに「国立女性史博物館」を「国立ラテン系アメリカ人博物館」とともに設立する法が成立したとのことです。ここに至るまで長い年月を要し、博物館の開館までには、おそらくさらに何年もかかるとみられています。 vox.com/22206468/smith…
“過去との対話”を開かれた場で行う――これからも、そのような博物館の取り組みと、それを可能にする学問の自由へのみなさまのお力添えをお願いし、企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」の幕をここで閉じたいと思います。心からの感謝を込めて。 展示プロジェクト代表 横山百合子
また、性の多様性という点では、男女をはっきりと区分するから、区分できない苦悩が生じるのであり、この展示では、あえて区分の歴史的展開に重点を置く――そう意識して展示を組み立てました。しかし「居場所がないと感じた」というLGBTQの方からの声は、胸に刺さっています。
とはいえ、#ジェンダー展 では、共同研究で明らかになった「政治空間と男女」「仕事とくらしのジェンダー」「性の売買と社会」に関わるいくつかのトピックをとりあげるに留まりました。通史的展開を意識はしましたが、通史であれば当然取り上げるべきテーマに研究が及ばなかったのが実情です。
#ジェンダー展 は、資料を丁寧に分析し、ジェンダーをめぐる葛藤や抑圧の始まりとその変化の内実を明らかにすること――そのような“過去との対話”を通して、現代のジェンダーの悩みや葛藤、差別に向き合う上での力や見通しがつかめるはずと考えて企画したものです。
それぞれの国や地域の特徴をふまえてジェンダーに挑戦している海外の博物館と、開催したというだけで「攻めてるね」と誉められる日本の博物館。実はジェンダーという点では、日本の博物館は周回遅れの状態。でも、#ジェンダー展 はその遅れを取り返すために開催したわけではありません。
台湾国立歴博では、天の半分を支えるのが女性なのだから、展示の登場人物の半分は女性!米スミソニアン博では、家庭の主婦の精緻な手仕事の側に"All Work, No Pay""Why?"と第二波フェミニズムの問いを提示して来館者に問いかける。シンガポールでは、多様性の追求に必ず女性の視点を組み込んでいく。
実は、開催当初、「なぜ、今、ジェンダー展示を?」という問いにたいして、「2016~18年の歴博共同研究の成果発信です」、「海外の博物館をみればジェンダー展示は当たり前。日本の国立博物館が今頃展示するのは、むしろ遅きに失している」と答えたりもしていました。
12月6日16:30。閉館を告げる放送が流れ、企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」は無事終了いたしました。ご来場下さった多くのみなさま、また、図録や「ニコニコ美術館」をご覧くださったみなさま、ありがとうございました。展示プロジェクト代表の横山です。
【ご注意ください】#ジェンダー展#ニコ美 のタイムシフトでご覧いただけるのは、閉幕日の12月6日(日)までです。まだご覧になっていない方は、どうぞお急ぎください。 国立歴史民俗博物館の「性差(ジェンダー)の日本史」を巡ろう(出演:和田彩花)【ニコニコ美術館】 live.nicovideo.jp/watch/lv329020…
間もなく開始です!皆様ご準備はよろしいでしょうか?#ジェンダー展 国立歴史民俗博物館の「性差(ジェンダー)の日本史」を巡ろう(出演:和田彩花)【ニコニコ美術館】 / ニコ生視聴中 live.nicovideo.jp/watch/lv329020… #ニコ美
11/28(土)18:00~、ニコ美に #ジェンダー展 登場です!どうぞお楽しみに。 国立歴史民俗博物館の「性差(ジェンダー)の日本史」を巡ろう(出演:和田彩花)【ニコニコ美術館】 / ニコ生番組(2020/11/28 18:00開始) live.nicovideo.jp/watch/lv329020… #ニコ美
「早乙女」という言葉があるように、田植えは女性の労働ととらえられてきました。しかし近年の研究によれば、田植え労働において女性の割合が増えるのは早くとも9世紀後半以降であり、それ以前は男女ともに田植え労働に従事していたことがわかってきました。#ジェンダー展
こちらの論文は、歴博のリポジトリでお読みいただくことができます。↓ 横山百合子「梅本記 : 嘉永二年新吉原梅本屋佐吉抱遊女付け火一件史料の紹介」『国立歴史民俗博物館研究報告』200号、2016年 rekihaku.repo.nii.ac.jp/?action=pages_…
「梅本屋佐吉抱え遊女付け火一件」について、詳しくは、展示代表の研究があります。あわせてご参照ください。↓ 横山百合子「遊女の「日記」を読む」長谷川貴彦編『エゴ・ドキュメントの歴史学』岩波書店、2020年 iwanami.co.jp/book/b498686.h…
事件の背景には、遊女の生殺与奪を握る遊女屋による凄惨な暴力と、劣悪な食生活、強い金銭的抑圧がありました。 日記には、ひらがなとわずかな漢字による素朴な文で新吉原遊廓での厳しい生活実態と放火に至る思いが綴られています。遊女たちは「書く」ことで主体として自己形成を遂げていったのです。
#ジェンダー展 では、1849年(嘉永2)に集団放火事件を起こした梅本屋の遊女の日記を初公開しています。この事件は、16人の遊女が2年以上も合議を重ね、大火にならぬよう細心の注意を払って放火したのち自首し、抱え主佐吉の非道を訴えたものでした。 梅本記 参(東北大学付属図書館狩野文庫蔵)
中世の人びとは労働と育児をどのように両立させたのでしょうか。#ジェンダー展 で展示している「東山名所図屏風」(国立歴史民俗博物館蔵)には青屋の女性が子供をイズメという籠に入れ、動かないようにして保全している様子が見えます。近くには裸の幼児も描かれており、職場で育てていたようです。