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ちゃんと紙代とインク代に見合うものを送りましたからね。次からは文具店に注文なさるよう、助言しました。わしって意外と親切なのよね。
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まだ紙で入稿してたとき、こういう原稿料って紙代とインク代の実費だけで良いでしょう、と言われ、白紙とインクジェットのカートリッジを送ったのは、わしです。
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鮮魚を鉄道輸送してた時代に東京で買えるサンマは刺身で食べられないほど鮮度が落ちていた。貨物列車は直行せずヤードで組み換えたりするから時間のロスがあったらしい。トラックは直行便だから早い。江戸時代には銚子の鮮魚を利根川を遡って運んだが、関宿ジャンクションで大渋滞にはまる。
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ワクチンが生物兵器?
あんなに大勢が、それを信じているのか!
バーニラバニラが彼らの叫びを掻き消してくれる
あのトラックを頼もしく思ったのははじめてだ。
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単身赴任組のなかにメモ魔がいて、旬の夏野菜を大量に買い込んで糠漬けを作ったというような逸話はけっこう見かける。そんなわけで、お武家さまでも自炊はする。岡谷繁実はメモ魔で、飯炊きが不得手らしく、よく焦げメシを喰ったとか書き残している。
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むかしのオトコは料理をしないというのは偏見だ。武家社会でも、青年時代に江戸へ遊学という経験をした人はたいがい自炊生活だ。館林藩の中老というソコソコの格がある家に生まれた岡谷繁実も、昌平黌に学んでいた期間は学友と協同で自炊していた。妻帯者でも参勤交代で単身赴任すれば自炊生活だ。
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心臓やられてから何度も救急搬送されたけど、アナフィラキシーで運ばれて来た人と一緒にいたヤツが、大げさだなあ、って笑っていたのを見たことがある。こっそり混ぜて食わせたんだそうな。そのあとどうなったかは、なにせ自分が死にかけていたときだから、わからない。
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わしは納豆がダメなんだが、無理矢理でも騙してでも食わせればアレルギーが治るという珍説を固く信じて、あの手この手で食わせようとするヤツ、ホントに居るよ。 twitter.com/soejimasa/stat…
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ハイキング中の青森県人が、その画像は陸奥の国だと言ってました。 twitter.com/ToruKumagai/st…
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欧羅巴人が手づかみで食事をしていた頃、日本人は箸というものを使って「食べ物に直接手を触れない」と、来日した宣教師を驚かせた。同様に、履き物を脱がなければ屋内に入れない習慣にも驚いている。
日本文化が「特殊でガラパゴス」なのは、ずっと前からのこと。 twitter.com/T_akagi/status…
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だから農業は「人工」なんだよ。けっして「自然」ではない。せいぜい半自然といえるかどうか。
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萌え絵は、あまり好きではない。だが、如何なる表現規制も許しがたいから、好きではない表現も許されるべきだと考えている。都条例のときは、前田利家の正室の出産年齢まで自主規制がかかった。単なる歴史的事実が自粛対象になった。あの衝撃は忘れがたい。歴史を守るために、表現の自由を守る。
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わしも、中学の担任に
コイツの先祖は、何万人かに殺しあいをさせた、人殺しよりも悪いヤツ
と、ホームルームで黒板の前に立たされて言われた。
お言葉ですが、奉天会戦は両軍60万人が参加、何万人かでは数がたりません。御訂正願いたい。 twitter.com/TANK2ROW/statu…
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@NAKAHARA_Kanae どんな家の娘だって、嫁いだら、藪入りで使用人を実家に一斉に帰省させるときは、自分で料理もしなきゃならないんですよ。この近衛のお姫様は、元帥閣下の食卓に生卵と海苔を出したそうです。なにか得意料理はあるかと問われて、つぎから目玉焼きを出したと、祖母から直に聞きました。
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ミートソースなら出来合いの缶詰のを(まだレトルトはなかった)湯煎するだけだから、余計なことさえしなければ全然喰えるはずと思ってたら、これでナニをつくれと言うんだと絶句した男子小学生。
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思い出したわ。祖母がスパゲティー・ミートソースをつくるといって、まず買物に行くわけだ。スパゲッティよりもマカロニが1円安いからって、マカロニをカゴに入れ、ミートソースは肉が入ってないブラウンソースの方が断然安いので、それをカゴに入れる。で、その食材をわしが暴力で奪い取ったのよ。
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その祖母にしても、プラモデルを買うのは贅沢だとかいわなかったし、無理矢理返品させたりもしなかったし、わしの財布からカネを抜いたのは、やはり自炊の食材調達が腹立たしかったのだろう。メシにカネを使うな、それだけは我慢ならないという。
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日曜日、鍋の前に貼り付いて見張ってないと、まともなカレーは喰えなかった。バットくらい振り回すさ、そりゃあね。
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長時間煮込んで、良い具合にとろみがついたカレーを、さあ一晩おいて明日食べようと思っていたら、水でかさ増ししてあるんだよね、学校から帰ってくると。食い物は、須く不味く調理すべし、という信念に基づいて、祖母が実力行使するんだよ。そんで、水っぽい、かつてカレーだったものを喰わされた。
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メシマズな人は、うまいメシが憎いんだよ。友人達と外で贅沢な食事をして帰ってくることはあったけど、なにが美味かったっていってるのを聞いたことがない。あれは高いモノ喰ったという見栄を楽しんでるんだ。味なんかどうでも良いのよ。母の死後かつ祖母の存命中の十年で、わが家庭は崩壊した。
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そして、庭に野菜を植えてたんだけど、これも通学中に祖母に盗られた。結果、家庭内暴力に至った。バット振り回したりしましたよ? 家具や建具を破壊しまくったもんね。それでもメシは不味くなければイケナイという信念に生きた人だったねぇ、祖母はけっして屈しなかった。
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祖母は、食材を買うカネがあるなら、小遣いは多すぎだといって、留守中にわしの財布をあさって金を盗った。親戚一同に聞こえるように、法事の席でカネ返せと喚き散らしたなぁ。孫の財布からカネ抜き取る祖母は実在しました。はい。あとは調味料も「もったいない」からって隠されたり。
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わしは小学校の家庭科でメシの炊き方から味噌汁の作り方を覚え、インスタントラーメンも袋に書かれた手順に従ってつくればけっこう喰えることを覚えた。こうすれば調味料をケチれるとか、余計なことを考えなきゃ普通の味がするものが喰えるんだわ。それはそれは大いなる発見であった。
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なにかにつけて吝嗇だったのが諸悪の根源。出汁がもったいないから水で味噌を溶いた薄い味噌汁とか、もはや粥ではないかと思われるほど水っぽいメシとか、おかずちいえば、鍋いっぱい具を放り込んだおでん、減ったら追加して毎日毎日、出汁ぬきの味がしないのを食べてたなぁ。
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メシマズの人って、祖母がそうだったけど、手順に従わないで手を抜こうとするなんてのは序の口で、余計なことするからダメ。おでんの具に色がつくぐらい煮込むなんて絶対無理で、小学生だったわしの机をあさって水彩絵の具で色をつけてたからね。開き直って「腹に入ればいっしょ」はカワイイものよ。