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自衛隊では災害派遣や国際貢献活動がおわったときに「解除ミーティング」をします。活動中のみんなの気持ちを話して、自分の心を癒す目的で行います。自衛官は任務中は使命感で頑張っても、緊張の糸が解けたときが一番心は弱くなります。誰かと気持ちを共有することが大切なのです。
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若い世代の人は「ラジオなんていらないでしょ」と思う人も多いと思いますが、ラジオがあると災害時に情報が手に入ります。また災害時にはデマがかならず回りますので、誤った情報から身を守るためにも必要です。あなたは携帯ラジオを持っていますか?
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「自衛隊があると戦争がおきる!」という人たまにいるけど、それは「消防署があると火事がおきる!」と言うぐらいナンセンスだと思いますよ。自衛隊がなくなっても戦争はなくなりませんし、消防隊がなくなっても火事はおこります。一つ言えることはどちらも必要だからあるのです。
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うつ病には一見成功している人もかかります。順調でも休まずにやることが多くなってくると「期待を裏切れない」「見捨てられたらどうしよう」「ずっと上手くいくわけがない」と「失敗の不安」で押しつぶされそうになるからです。人生は長いので心をちょっとずつ休ませることが大切ですよ。
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睡眠はストレスから身を守るために必要です。しかし眠る時間がなかなか取れない人は「耳栓」をして寝てみてください。耳栓をすることで外部からの音の影響がなくなり、さらに脳を休めることができます。眠りは人生の質を左右するのでぜひ試してみてください。
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自衛隊はそこら辺にいるお兄さんやお姉さんが「よし自衛隊に入ろう!」と思って一生懸命頑張っている組織です。聖人君子のようなスーパーマンばかりでもないし、好戦的な人たちでもないです。家に帰れば普通の人です。自衛隊論じる上でそこを忘れちゃいけませんよ。
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自衛隊は国民のみなさんからの「ありがとう」「感謝してます」という言葉で強くなります。自衛隊は国民の期待に答えられるようにますます頑張ります。つまり「ありがとう」は自衛隊を強くするマジックワードなのです。ぜひ覚えておいてください。
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よわよわメンタルでも生きるコツ「悩みを紙に書く」「上司に正直に話してみる」「酒を飲まない」「448の呼吸法をおぼえる」「はやく寝る」「人のことを考えすぎない」「早歩きしてみる」「休むのは権利と思う」「ヨガやストレッチする」「悩んだら寝る」特に睡眠時間は意識してくださいね。
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米軍施設に行った時に軍用犬トレーナーの方から説明がありました。彼は「軍用犬は働いてると思っていない。彼らはすべてゲームという感覚でやっている。不審人物を見つけると褒められる。だから頑張るんだ」と言っていました。人間の労働もそうだといいなぁと思いました。
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自衛隊にいたとき教官から「仕事よりも家族」「家族よりも任務」と教えられました。これは通常業務の際は「家族を優先」にして、有事や災害のときは「任務を優先」にするという意味です。なので自衛官は家族が被災しても行方不明でも任務に出ます。そんな自衛官を応援してください。
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自衛隊にいたとき、明るくて部隊の中心にいた屈強なレンジャー隊員がある日突然「おれはもうダメだ」と休職をすることがありました。どんなに辛い訓練を乗り越えても、どんなに身体を鍛えても、無理をすると潰れることは誰だってあります。だから普段から「弱い自分」をちょいちょい見せましょう。
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これも何回か紹介してますが、夏場の野外行動にはハッカ油を試してみてください。「冷感」+「虫除け」+「汗の臭い」の効果があります。これを塗って長袖を着れば涼しさを感じます。個人的にはこれをタマタマに塗った人のアマゾンレビューが好きです。
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暑いときは半袖シャツを着たくなりますが、半袖シャツを着ると日焼けで体力を消耗してしまうのでおすすめしません。自衛隊がイラクに行った際の注意事項も「極力肌を露出しないこと」と言われていたそうです。長時間野外行動をする人は長袖が基本と覚えておいてください。
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「自分はメンタル強いから大丈夫」「今までキツいこと乗り越えたから大丈夫」そう思う人ほど、ひどい鬱になって療養に時間がかかります。「メンタル強くなったつもり」の人が実は一番あぶないです。メンタルは筋肉みたいに鍛えられません。常に誰かに助けてもらえるように生きてくださいね。
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「災害に備えて何か用意したものある?」と聞かれたら、私は「水、ライト、ラジオ」の3点を答えます。理由は「清潔できれいな飲料水がないと脱水で倒れる」「光がないと精神的に不安定になる」「正確な情報がないとデマに流される」からです。災害時に落ち着いて行動するための3点を忘れないで下さい。
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最近どうしても気持ちが落ち込んでしまう人はもしかしたら梅雨や台風が原因かもしれません。人間は雨の日に行動するようになっていないので、雨が降ると身体がだるくなりやすいです。あんしんしてください。私も気象病で超だるいです。晴れるまでゆっくり生きていきましょう。
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防衛大学校のときに「自衛隊は役に立たない給料泥棒と呼ばれるほうがいい」「脚光浴びずに日陰で退官したほうがいい」とよく言われました。理由は自衛隊が活躍するときは大抵は国民や国家がピンチのときだからです。辛い訓練をして精強でも「税金泥棒」と言われることを受け入れなさいとの教育でした。
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睡眠導入にはテクニックが色々あり、米軍はすぐに寝れるようにトレーニングしていると聞きました。私は眠るために「呼吸は6秒吐いて、3秒吸う」「全身に力を入れて脱力する」「海の上に漂うことを想像する」ということを意識しています。睡眠時間だけではなく、睡眠導入もぜひ意識してみてください。
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本当にメンタルきているときは頑張らずに休んでください。「まだ大丈夫」と思っているとダメージが大きくなり、その後の復帰がどんどん長引きます。スーパーで買い物しているときに自己否定したり、シャワーを長時間見つめられるようになったらまずいです。休みを主張することはあなたの権利ですよ。
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街コンや合コンなどで自衛官と名乗らない隊員はけっこう多い。これは身分を詐称したいわけではなく、相手がどう言った人かわからないので自己防衛的な側面もある。ちなみに知り合いの人は毎回「職業は藤岡弘探検隊のメンバーです」という掴みを披露している。
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体育会系出身の人が言う「自分の代までは厳しかった。お前らはゆるい」というのは基本的に聞き流してください。自分の経験は誇張されますし、違う人が同じことをやっていても楽に見えるものです。また本当に厳しかったとしても「教育として意味のないただの不条理」であった可能性もありますよ。
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自衛隊でおそわった夏場の野外活動のコツ「水は少しずつ飲め」「塩分を口にしろ」「着替えは多めにもっておけ」「足も汗をかくから靴下はよくかえろ」「休憩時は木陰で服をゆるめろ」「やばそうな奴がいたら休ませろ」「終わった後のビールは最高に美味い」今年も暑い夏を乗り切りましょう。
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メンタルは「自分はまだ大丈夫!」と思って頑張っていると、割とはやく「ぽきっ」ときます。メンタルを守るためにやってほしいことがあります。「上司に業務量を相談する」「酒をのまない」「すぐに寝る」「朝日を浴びる」「ストレッチやヨガをする」「土日は家で休息する」メンタルは自分で守ろう。
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私は米軍士官から「感情はコントロールできないが呼吸はコントロールできる」と教わりました。米軍は呼吸法に力を入れています。理由は予想外の状況にパニックとなり、過呼吸になると何も見えなくなるからです。どんなときでもリラックスできる呼吸法をおぼえることが身を救うことがあるのです。