遠野市立博物館(@tonomuseum)さんの人気ツイート(古い順)

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「結び」の呪術  離れているものをからみ合わせてつなげる「結ぶ」という行為には古くから呪術的な意味があると考えられてきた。  古代には、草と草を結び合わせ、そこに霊魂をこめて旅の無事や幸福を祈り、男女が神に願って相手の衣服の紐を結んで誓いを立てる事等が行われた。 展示資料 祝い結び
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いつも一緒 撮影:浦田穂一 #猫の日 〜3/30まで展示中
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常設資料「猫エジコ」 稲わらを編んで作った猫用の寝床。新潟県では猫ちぐらと呼ぶ。  猫エジコの原型は、人間の赤ちゃん用に稲わらで編んだ保育用具で、農作業等の仕事が忙しいときには、エジコに布団などでくるんだ赤ちゃんを入れ、保育した。 #猫の日
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遠野のかま猫 「竃猫といふのは、これは生れ付きではありません。 生れ付きは何猫でもいいのですが、夜かまどの中にはひつてねむる癖があるために、いつでもからだが煤できたなく、殊に鼻と耳にはまつくろにすみがついて、何だか狸のやうな猫のことを云ふのです。」 宮沢賢治「猫の事務所」 #猫の日
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遠野の猫たちの暮らし  寒冷な気候で平地の少ない遠野では、食料の少なくなる冬を生き抜くために干し餅や凍みダイコン、囲炉裏端で魚を燻製にし、冬の保存食にしました。  この恩恵を受けていたのは人間だけではないかも知れません。 撮影:浦田穂一 〜3/30まで公開 #猫の日
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猫の日が終わっても猫バッジは販売しております
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遠野の猫たち ギャラリースペースで公開中 〜3月30日まで
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「狩人は山幸の呪(まじない)にオコゼを秘持している。オコゼは南の方の海でとれる小魚で、はなはだ珍重なものであるから、手に入れるのはすこぶる難しい。」 「遠野物語拾遺」219話  山の神はオコゼを見ることを好むと伝えられ、この魚を干し固めたものを紙に包んで懐中して狩りのお守りとする。
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「呪術」とは、神や精霊などの超自然的な力や神秘的な力に働きかけ、種々の願望をかなえようとする行為、およびそれに関連する信仰の体系のことを指すことばで、「まじない」「魔術」などとも呼ばれる。 遠野に伝わる呪符や呪物を公開しています。 呪術展資料(〜3/30)
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杖は古くは神の依代としての性格をもっていたが、やがて神の持ち物とされ、権力者の権威の象徴や護身用としても利用されるようになった。高僧・英雄の立てた杖が成長して大樹になるという杖立伝説が全国各地に残る。 遠野ではアカザの杖には病気を除ける力があると伝承されてきた。 常設 アカザの杖
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ウサギの前立 前立は兜の前部、目庇の上につける飾りもの。 この前立の由緒ははっきりしないが、戦場でウサギの敏捷性にあやかりたいとの願いや月の信仰と関係があるともいわれている。 常設資料 遠野南部家伝来の甲冑(南部神社寄託資料)江戸時代初期 #うさぎの日
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昔話の結末句 昔話は「むかしむかし」ではじまり「めでたしめでたし」などの結末句で終わります。 結末句は地方によって特色があり、遠野は「どんとはれ」で終わります。東北地方では他に「とっぴんぱらり」などが多く、北陸地方では「そうろう」、中国地方では「むかしこっぷり」などがあります。
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「京極夏彦のえほん遠野物語原画展 第3期」 会 期:2022.4/22(金)〜5/22(日) 会 場:遠野市立博物館企画展示室 開館時間:9時〜17時(入館受付は16時30分まで) 皆様のお越しをお待ちしております。
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呪詛返しの秘法 誰かから呪詛を受けていることが判明した場合は、呪詛返しを行う。 人形をつくり「河の瀬に祈り続けて払ふれば、出て行くなり又帰りくな」秘歌を唱えながら、河川に流せば、身に受けた呪詛はそれを行った本人に返されるという。本人はみずから放った呪詛に逆襲されて苦しむことになる。
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ザシキワラシは「室内を歩くには通路が定まっていて、それ以外には決して歩かない。人がその通路を知らずに寝るようなことがあれば、きっと唸されたり、また何か悪戯をされるという。」 『奥州のザシキワラシの話』
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呪符と魔除けの記号 五芒星は、五つの頂点を持つ星形の記号である。陰陽五行説の木・火・土・金・水の五つの元素の相克を表現しており、全ての部分が閉じている事から、魔物が入り込む余地がないとされた。 九字の縦横の線は結界で、ここに迷い込んだ魔物は抜け出せなくなると考えられた。 呪術展資料
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飯綱の剥製 飯綱使いの話 「ごく小さな白い狐を袂から取出して見せた。さうして是さへあれば誰でも俺の様に何事でもわかるし、又思ふことが何でもかなふといふ…其術には年限の様なものがあつて、死ぬ時にはやはり元の有様に戻つてしまふものだと伝へられてゐる。」 「遠野物語拾遺」201話 呪術展資料
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「呪術」とは、神や精霊などの超自然的な力や神秘的な力に働きかけ、種々の願望をかなえようとする行為、およびそれに関連する信仰の体系のことを指すことばで、「まじない」「魔術」などとも呼ばれる。 遠野に伝わる呪符や呪物を公開しています。 呪術展〜4/17迄企画展示室にて
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古来から白い動物は神使として信仰され、特別な力を持つと考えられてきた。『遠野物語』には、白鹿の話が書かれている。 「同じ人六角牛に入りて白き鹿に逢えり。白鹿は神なりという言い伝えあれば、もし傷つけて殺すこと能わずば、必ず祟あるべし」『遠野物語』61話 白狐、白馬、イイズナ
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彼岸と百万遍  彼岸という言葉は、此岸(この世)に対して、向こう岸(死後の世界)を意味する言葉で、春分、秋分を中日とし、その前後の3日をさす。  太陽が真東から昇り、真西に沈む彼岸の時期には、此岸と彼岸が通じやすいと考えられ、全国各地で先祖供養の行事が行われる。 遠野の百万遍供養
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駅から出てこの道を真っ直ぐ行った突き当たりが博物館です
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境と魔除け 村境や橋、坂、峠、辻等は異界との境界と認識され、他から侵入するものを防ぎ、道行く人々を災難から守る神として賽の神や道祖神が祀られた。 春分の日など季節の変わり目は時間的な境界とされ、その日は異界から魔物がやってくると考えられた。そこで、邪気を祓う年中行事が行われてきた。
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呪符と急々如律令 「急々に律令(法律)の如くに行え」という意味で古代の文書に使われていたことばが呪符の命令を実行させる決め言葉として定着した。 呪符に記された呪文はことばのもつ力に対する信仰に基づいており、これを唱えることによって願いを叶えたり、災禍を防ぐことができると考えられた。
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山言葉  猟師は、山では山言葉を使う。里言葉はケガレが多いから神聖な山では使わないものだとも、山の獣たちに分からないように隠語で語るのだともいう。  巻物の唱文する者をケサキという。カモシカをアオシシ、アナグマをマミ、猿をエビス、犬をセタ、心臓をサベ、コメをクサノミ等と呼ぶという。
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春の猫