はち | Hachi🇧🇪(@Hachi_Re8)さんの人気ツイート(古い順)

プロフの通り日本、アメリカ、ベルギーで研究した経験があるのだけれど、少なくとも僕の分野では助教クラスの研究以外の仕事量や研究室滞在時間は日本が圧倒的に多いと思う。文字通り「研究室に住む」覚悟が必要な職でもあるけれど、それでも楽しく仕事と研究に熱心に取り組んでおられる方は本当尊敬。
大学入ると「成績(GPA)なんて大学院試にも就活にも関係ないぜ、ヒャッハー!」みたいな方がいたりしますが、海外の大学院進学やMBA取得を考えてる方はマジで成績大事にしとく方が良いですよ。MITで働いてた時、研究室にいた学生は漏れなくGPA3.9以上で僕 (GPA2代)なんかが生きててごめんってなったよ😇
「社内で研究開発するより安いから」という理由で、年50万程度の安い研究費で大学のラボに共同研究を持ちかける企業がいると聞いた。それ、院生を無給の労働力として搾取してない?MITにいた頃の研究室では「学生の給与+授業料+研究費」で1000万が共同研究の最低ラインだった。文字通り桁が違う。
「緊急事態宣言解除は人命軽視だ」とか「日本は国が人民無視する世界最悪な国だ」とかTLで見るけど、ロックダウンで店内飲食やイベント開催の禁止が5ヶ月続いてるくせに今も感染者数が毎日3000人も出るベルギーに住んでると「ほぇ〜日本って良い国だな〜」くらいしか感想が出ない。出羽守失格である。
僕は地方大卒で修士・博士が東大なので、学歴ロンダリングと言われることもありました。ただ、東大関係者からそれを言われたことは一度もなくて、なぜか東大以外の方から言われることが多かったのは不思議だった。 twitter.com/YahooNewsTopic…
母が「他人の子どもには『みんな違ってみんないい』って言えるけど、自分の子にはなかなかどうして言えないんだよね」とよく話してた。自分が親になってからこれを日々実感してる。親の仕事はレールを敷くことではなく、翼とエンジンを作ってあげることだとは理解していても、実行するのは難しいよね。
絶望のロックダウン7ヶ月目に突入したベルギーですが、自販機で買える苺が度を越して美味なので幸せに生きてます。
7ヶ月間飲食店もイベントも何もかもがクローズしてて、金属溶かす位しか楽しみがなく絶望感凄かったのですが、この自販機に出会ってからはイチゴのことさえ考えていれば幸せな気持ちになれてます。こんな30代理系非モテ男性が言うのは大変失礼かもしれませんが、前世はマイメロなのかもしれません。
冶金学はいいゾ… なんてったって誰もやらないからな。研究者少なすぎて世界中に職があるからな。そもそも冶金ってなんて読むか普通は知らないからな。
今30歳で欧州企業で研究職に就いてますが「海外で働きたいなー」と考え始めたのは20歳の頃。当時の自分の手札は「地方大生・理系・TOEIC800台」ゴールは先進国での現地採用かつ日本で働くよりも良い待遇。待遇へのこだわりは短期留学した時に、希望の職に就けずに日本料理屋でバイトしてる日本人 (続
をたくさん見たからだと思う。当時、日本では「英語を学んでグローバルに活躍!」みたいな広告がよく出てたけど、英語が話せたところで海外で待遇の良いポジションに採用される理由にはならないってのに気づけてたのは良かった。そこからは、現地人と差別化できる『専門性』を得るために時間を費やした
現地企業で研究職に就くのは、理系学生の自分には実現可能な夢に思えた。重要なのが分野選びである。同期を見回しても決して優秀では無かった自分が競争率の高い分野なんて選べば海外どころか日本での就職も怪しい。重視したのはその分野が「学生に不人気・歴史が長い・巨大な産業基盤がある」こと。
その分野の背景に大きな産業があるか無いかは、研究者の生存率に大きく関わってくる。産業が無ければ、大学で職にありつけなければ終了だから。この点、「学生に人気・歴史が短い・産業基盤が小さい」分野で頑張っている研究者は本当に尊敬する。身近な例だとバイオやナノマテリアルとかかな。すごい。
そんな訳で、30歳になる歳にベルギーへと移住し、20歳の頃に抱いた「海外で企業の研究者として働く」という夢を叶えられた。振り返ると、夢を叶えられたのは『専門性』と『0を1にした経験』であり、『英語力』だけでは断じて無かった。Twitterで専門性の大事さを何度も発信しているのはこれが理由。
欧州で就活した際、かなりの学(位)歴社会だと感じた。研究開発系だと、博士卒は新卒で管理職となる一方で、修士卒はそもそも管理職に上がれないor長い経験年数を積んでやっと上がれるという制度を組んでる会社が結構ある。日本だと企業における修士号と博士号の差を感じたことが無かったので驚いた (続
最近ある欧州大企業のR&Dディレクターレベルの方と話す機会があって、なぜ博士と修士の待遇に大きな差があるのかを聞いてみた。答えは「抽象度の高いプロジェクトを自力で進められるかどうか」とのこと。博士課程では自分でプロジェクトを設定して進める経験を積めるのでそれが評価される。なるほど。
アメリカの大学で働いていた頃の同僚から久々に連絡が来て「アイアンマン (直訳:鉄人) という名前のくせに胴体は金チタン合金仕様で動力源は希少金属パラジウムを使う設定にしたMarvelを俺は許せねぇ。鉄への冒涜だ」という旨の愚痴を1時間ほど聞かされた。世の中には色んなことに不満を持つ人間がいる
ちなみに「じゃあどんな名前なら納得できるのか?」という話をしばらくした後、パラジウム・チタン・金から連想されるものということで『触媒マン (Catalyst man)』が妥当であろうということで落ち着いた。異次元のダサさ…
念のため補足です。元同僚の意図は「鉄という言葉の誤用はけしからん!」ではなく「僕の大好きな鉄ちゃんがアイアンマンに採用されなかった許せない!!」だと思われます。あと元投稿と全然関係ないですが、妻が誕生日にくれたアークリアクターが素晴らしすぎたので、隙あらば自慢しておきます。
海外就職すると「日本語が話せる」「日本の業界に詳しい」ことが意外に高く評価された。日本語の資料が読めたり、日本の顧客と話せるという日本人として当たり前の能力は、海外ではとても貴重なスキルとなる。逆に日本にいると神の如く扱われる「英語が話せる」能力は全く評価されないので面白い。
この「博士号が必須の仕事」ってのが製薬を除いて国内の民間にはほぼ無いのに、大学が雇用できる以上に博士学生を増やそうとすると当然歪みがたくさん出てくる。研究開発のエントリー職で博士号必須の欧米と、修士卒を鍛える日本では博士号の価値も当然違うし、比較する必要なくない?とよく思う。
ある日本の大企業の研究開発部に勤める友人と話してて驚いた。新卒採用は修士卒のみで博士卒は一切採らないけれど、社内で昇進して部長職に就くには博士号がいるらしい。大学との共同研究を通じて社会人博士を取らせるとのこと。博士号自体の価値は認めるけど、博士新卒は要らないって面白いな。
みんな大好きフライドポテト、実はベルギーが起源なんだけど、現地人は恐ろしいほどに食べまくってます。でも太ってる人をあまり見かけない。同僚に太らない秘訣をたずねると「マヨネーズいっぱい飲んで消化器官を鍛えてるから大丈夫なんだよ!」と返された。マヨラーはどの国でも常識を超えてくる。
なお他の現地人も「フライドポテトを食べたら善玉コレステロールが増えた」「私は小さい頃から食べ続けているからコレステロールに耐性がある」「フライドポテトとビールさえ摂取すれば人生うまくいく」「お前ももっとフライドポテト食べて健康になるべき」などと意味不明な供述を繰り返しており…
ベルギーでは博士課程で給料が貰えるし、所得税 (通常は50%) かからないし、子どもがいれば手当も出るので、学部や修士で社会人になった同級生より手取りが高い場合も多い。「まったり稼ぐために博士課程に行く人」すら存在するのだとか。所得税が非常に高い国だからこその制度だけど、凄まじいな。