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食品ロスは安全余裕のため、一定数出る必要がある、必要悪として捉える必要があるだろう。もし食品ロスが出たとしても、それが肥料として田畑に鋤き込まれるなら、必ずしもムダにはなっていない。食品ロスが出ても無駄にしない、という発想に切り替えた方が健全なのかもしれない。
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重箱の隅をつつくようで申し訳ないけれど、記事のタイトルにもなっているので。ダンゴムシは虫です。ついでに言えば、トカゲやヘビも昔は虫でした。先生間違っていません。漢字で書くとトカゲは蜥蜴、ヘビは蛇。虫は昆虫とは違い、学術的な言葉じゃないそうです。
maidonanews.jp/article/147508…
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どんな人も、頼りにされる場所、いないと寂しいと言ってもらえる場所があれば、そよ社会は安定し、活気のある社会となるだろう。この発想の欠けた社会は、たとえたべることができても不安定化する恐れがある。為政者はそのことを忘れるべきでないと思う。
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自分と同じ考えを期待するのが「同調圧力」。現代日本はこれが実に強い。自分と同じ考えであることを一方的に期待し、そうでなかった場合、一方的に失望して、まるで被害を受けたように感じ、害悪であると表現することもある。しかし、民主主義というのは、異なる意見があるのを前提にしている。
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その後も、その学生が能動的な反応(自分から動き出す)を見せたら明るく驚く、ということを繰り返していくうち、能動性、意欲を取り戻していき、一ヶ月ほどで私が聞かなくても自分から「これはこうなっていますね」と発言するように。3ヶ月もすると「この実験をすると面白そうなのでやらせて下さい」
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その親御さんは学歴こそなかったかもしれないが、とても賢い方なのだろう、と思った。親が子どもの様子に驚き、感心するのは、子どもの意欲をとても高めるもののように思う。子育てで必要なのは親の学歴ではなく、子どもの成長を喜び、驚き、感心する様子なのかもしれない。
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食品の廃棄量ではなく、食品ロスで調べてみても、日本50キロ、フランス83キロ、イギリス143キロ(一人当たり)。やっぱり、日本が突出して食品ロスが多いわけではない。
どうやら、食品ロスが問題視されるようになったのは、バブル経済が原因ではないか。
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日本の労働者のうち、年収200万円以下が28.3%、男性は12.3%、女性は49.7%が年収200万円未満です。私の知人でも、関関同立の、関西では有名な私立大学出でも、200万を超えると「けっこうもらっているね」という感想になるそうです。低所得化が非常に進みました。
mhlw.go.jp/shingi/2010/02…
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子どもの声が気になる原因の一つは、孤独なために耳障りに思い、気になるからよけいに耳をそばだててしまい、よけいにそれしか聞こえなくなるためかもしれない。自分の血流に耳を傾けるから耳鳴りが酷くなるのと同じ構造なのかも。
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飢えると治安もクソもなくなる。もはや抑えられない。魚津の女性たちが始めた米騒動は、軍隊を出動させても収まらなかった。子どもが飢えて泣くのなら、軍隊が銃を向けようと立ち向かうだろう、と思う。そのくらい飢餓は苦しい。
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女性は、病気で動けない父親を抱え、幼い弟妹を一人で養っていた。こんな条件では結婚することも望めない。将来を絶望し、日々の生活に疲れ切っていた女性は、すべてを終わらせたくなった。殺人の下手人になったとき、「ようやく解放される」と思った。しかし無実になったため。
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嗅覚が敏感になり、なんとなく、「あれなら食べられそうだ」と、草木を見て食べられそうなものが鋭敏に見分けられそうな気がした。
問題は夜。テントの中に入ると、ヒマで仕方ない。手を上げてられないから本を読んでヒマ潰しできない。水を飲んでも空腹をもはやごまかせない。目が冴えて眠れない。
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そう邪推したくなるほど、労働者の分断は日本の弱体化に好都合。これに手を貸すことは、日本に住む私としては賛成しかねる。
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もし無能者は要らないと公言し、成果の出ないものをバカにし、身を小さくしなければならないか、あるいは職場にいられなくなるような環境だと、能力者も不安になる。「こんなところで失敗したら取り返しがつかない」失点の少ないアイディアしか出さず、成果は小粒に、プレゼンだけ大仰になる。
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従来、出産するとホルモンバランスが大きく崩れるから、という説明がされていたけれど、どうやら、新生児期の3時間おきの授乳で、極端な睡眠欠乏に陥る母親が少なくない。しかも孤独、孤立しているために、自分の育児に自信が持てず、精神的に追い詰められやすい。
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新人スタッフが二人来た。最初にお願いしたのが「たくさん失敗してください」。失敗したほうが覚えが早いし、どんなトラブルに気をつけたらよいかが分かるから、私が指導している間にできるだけたくさん失敗してほしいとお願いした。
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竹中氏は既存の価値観で身を守りつつ、法律や制度を巧みに捻じ曲げ、特定層に有利な社会に作り変え、自らも儲けることが実に上手。そして「日本は法治国家だ」と言って身を守る。真面目な人はその言葉に幻惑する。しかし肝腎なことは、法治国家であるための前提である、「民を守る」を破壊している。
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しかし子どもにとっては親。子どもがいてほしいのは親であって教師ではない。なのに親がいなくて教師がいる。
しかも、教師としてのテクは我が子には通じないことが多い。教師のテクは、学校という権威を背景に、教室という特殊空間で磨かれたもの。子どももその特殊空間で独特の振る舞いをする。
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私は15歳の頃から新聞の科学の欄を収集している。読売、毎日、産経も試してみたが、朝日新聞が科学の欄は一番充実していたので、基本、朝日。二十歳頃から日本経済新聞の科学の欄も収集するように。収集歴は三十七年になる。その歴史を通覧してみる。
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カップ酒を二十年寝かしたら美味くなる、というのを二十代のときに思いついたその先生の感覚もどうかしてるし、口にした途端、尾鷲カラスミが合うと見抜くその舌に驚かされた。その中国茶の先生の味覚は卓抜していて、ルタオのケーキに合う抜群の中国茶を出したり。ちょっとおかしいレベル。
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食料安全保障の話になると、即、「農家を守れ」という話になりがち。しかし、食料を守ること、農業を守ること、農家を守ること、この3つは、必ずしも一致しない。食料を守ろうとすると農業や農家を圧迫することがあり、農家を守ると農業や食料が守れないということも起こり得る。
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私は、安倍氏を心から弔うことができる環境を整え、これまでに蓄積したひずみを少しでも解消する方向に進んだほうがよいと考えている。そう考えると、大した議論もなく国葬にすると決めたことは、恨みという感情を固定化しないか、という点を懸念する。
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イオン交換水もそこそこピュアな水。活性炭フィルターも通してるから、ゴミはほとんど取れてる。それでも蒸留水と比べると何か違うらしい。あまりに微量な成分過ぎると思われたし、研究の本筋じゃないから調べなかったけど、微生物はほんの少しの違いにも敏感に反応するんだな、と思った。
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それは、文化大革命での紅衛兵に動きが似ていた。毛沢東はスローガンを口にしただけ、扇動しただけで、紅衛兵への直接的命令系統は無かったにも関わらず、毛沢東の言葉を背景に紅衛兵は中国全土を暴れまくり、毛氏に逆らう人間をことごとく吊し上げた。
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昔の祭りはそうした装置だったのだろう。引っ越してきた人に「だんじりを引けるか?」などと誘い、街のイベントに巻き込んで、孤独を感じずに済むように、街のネットワークの中で自分の座標を感じられるようにしていたのだろう。しかし今は。