shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(古い順)

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古代ローマは奴隷労働に支えられてきた。現代文明は石油に支えられてきた。石油は奴隷の代わりに働く機械を動かし、人間の労働のかなりを代替するようになった。過酷な農作業から多くの人々を解放し、農業人口は全人口の8割に達したのに、今や日本もアメリカもわずか1%。石油のおかげ。
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しかしどうやら、石油が本格的に採れなくなり始めたらしい。アメリカが中東に石油増産を依頼しても増やせなかった。これだけ石油需要が大きいのに。今の生産量を維持するだけでも精一杯なのかもしれない。石油産出量は今後、徐々に減っていく時代に突入し始めていくのかもしれない。
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人口のわずか1%の農家でも全耕地を耕せるのは、機械化してるから。機械化できるのは、石油が安価だから。しかし石油が高騰すると、農業の機械化自体が難しくなる。農業は、他の産業と比べて、売上に対するエネルギー消費量が5〜7倍もあるエネルギー浪費産業。石油が思うように手に入らないなら。
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電池は重い割にパワーがない。いわゆる、エネルギー密度が低くて、大きな農業機械を動かすにはパワー不足。農業機械を動かすのに、石油に代わるエネルギーはなかなか見当たらない。石油はエネルギー密度が高く、軽量で大量のエネルギーを持つ。こんな都合のよいエネルギーは他にない。
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新型コロナ、第7波考。 どうやらワクチンを打った効果もあり、重症化する可能性はインフルエンザ並に低くなった様子。死ぬ心配は(基礎疾患がなければ)小さくなった様子。ただ、他の風邪とは比較にならないほど感染力が強いことと、症状がキツイらしいのが厄介。
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エネルギー問題を考える際、どうやら3つの視点が大切。 ①エネルギー密度 ②貯蔵 ③EROI とはいえ、これだけではなんのこっちゃらなので、一つずつ解説を試みる。
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私はどんな人の意見も、真実の一部を切り取っていると考えている。けれど、私たちは同じものを見ても同じ解釈ができない生き物。水の入ったコップを眺めるだけでも、様々な見方が成立する。たとえば理科的だと。
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まだ子どものころ、たまに親父さんが居酒屋に連れて行ってくれたのを思い出すと、ちっともしゃべらない男性がいたりして、でも店のみんなが一員とみなしていて、その人の定位置だと認めている席があったりして。口下手でコミュニケーション能力が低くても、居場所があったんだな、と思う。
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日本は火山国なので、地熱発電への期待が強い。しかし調べてみると、地熱発電は伸びるどころか縮小している。2020年度でわずか0.3%。太陽光発電などが伸びる中、どうして地熱が伸びないのだろう? これはあくまで私の仮説だが、「溶岩の粘り気が強い」ことが大きな原因ではないか、と考えている。
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初めて断食したとき、大峰山に登り、塩と水だけで何日耐えられるか試してみた。2日間はさほど苦しまずに耐えられた。腹が減ったら塩をなめ、水をがぶ飲みすれば空腹はとりあえずごまかせた。テントの中で寝ていればそんなに苦しまずに済んだ。問題は三日目。
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この断食の体験で感じたこと。もし自分一人だけだったとしたら、もしかしたら死ぬまで我慢できるかもしれない。しかしもし、自分に家族がいて、守るべき人たちがこんなに苦しい思いをしているとしたら。棍棒持って「食料よこせ!」と奪いに行くだろう、と思った。そのくらい、飢えは苦しい。
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飢えると治安もクソもなくなる。もはや抑えられない。魚津の女性たちが始めた米騒動は、軍隊を出動させても収まらなかった。子どもが飢えて泣くのなら、軍隊が銃を向けようと立ち向かうだろう、と思う。そのくらい飢餓は苦しい。
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飢餓は社会システムを破壊する。飢餓は招いてはならない。そのためにはどうすればよいか、真剣に考える必要がある。
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私はこうして大量に文章をアップするせいか、寄稿を頼まれることがある。以前は喜んで受けていたのだけど、無料で引き受けていたら、文筆で生きておられる人たちの生活を脅かすのでは?と思うようになり、「おいくらですか?」と聞くようにしている。すると、音沙汰なくなる出版社も。
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東京は地方からたくさんの若者を吸収する割に出生率が低く、人口減少のブラックホールになっていると言われるけど。これは現代に限らず、江戸時代も都会というのはそうであったらしい。地方が人口供給、都会は人口消耗。
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江戸時代でも、江戸は地方から人口を吸収しては、それを消耗する都市であったらしい。これは日本だけに限らず、世界の大都市は、地方から人口を吸収しては消耗する性質があるという。地方での人口増分を超える都市への人口移動があると、国全体の人口も減ってしまう。
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これはなぜなのだろう?都市の方が便利だし、生活に必要なものも手に入れやすいし、仕事もあるし、遊ぶ場所もたくさんあるのに。 原因ははっきりしないが、都市は外部からの流入で人口は増えるのだけど、都市内での人口再生産の力は弱く、人口を消耗する性質があるらしい。
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あまり認識されていないが、化学肥料は化石燃料のエネルギーで製造されている。特に大量のエネルギーを必要とするのが窒素肥料。空気に含まれる窒素ガスをアンモニアに変換する。これには天然ガスのエネルギーを利用することが多く、アンモニアの製造だけで世界のエネルギー消費の1~2%にもなる。
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ロシアが硝酸アンモニウムという重要な窒素肥料を世界の45%ものシェアを握っていたのは、豊かな天然ガス資源があったから。これがウクライナ侵攻のために手に入らなくなった。硝酸アンモニウムの半分が世界から消えた格好。
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このため、化学肥料が世界的に不足している。不足しているなら作ればいい、とは簡単に言えない。空気中の窒素ガスをアンモニアに変換する設備を作るにも時間がかかるし、何より天然ガスのようなエネルギーが必要。そのエネルギーさえ手に入りにくくなっており、化学肥料の製造がままならない。
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化学肥料は今、世界中で争奪戦の様相。バーツラフ・スミルという研究者の試算によると、化学肥料が一切ない場合、地球は30〜40億人しか養えない。今、世界人口は78億人だから、世界の半分しか養えない。化学肥料は今後も相当量必要。
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有機肥料でまかないたいところだが、大量の有機肥料は、化学肥料から生まれている。ウシやブタが大量に出すウンコ(畜産廃棄物)は、もとをたどればトウモロコシ。トウモロコシは、化学肥料のおかげで大量生産できている。もし化学肥料が今後も使用が難しくなったら、有機肥料も足りなくなりかねない。
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現在の人類は化石燃料を食べている、と言って過言ではない。化石燃料のエネルギーで製造した化学肥料で食料を作っているからだ。そして、化石燃料以外のエネルギーで化学肥料を製造するシステムはまだない。ロシアがしかけた戦争は、世界的な食料危機を招きかねない。
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NHKスペシャル「混迷の世紀」で、「民主主義の弱体化」と「強権主義の台頭」が指摘されていた。かつて、歴史の必然とまで考えられていた民主主義が、なぜこんなに弱体化し始めたのか?私が思うに、分配(再分配)にあるように思う。意外なことに、強権主義の方が分配に成功している面がある。
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食料安全保障ではカロリーベース食料自給率がよく話題になる。そこで私は、「エネルギーベース食料自給率」を計算してみた。 国内では51兆9千億kcalの収穫がある。他方、農業で消費される化石燃料は145兆kcal。収穫の2.79倍のエネルギーを消費している。エネルギーベース食料自給率は、マイナス179%。