1251
「ためしてガッテン」にお坊さんが登場。喫茶店でコーヒーを頼むが、この店、番組の仕込み。「かしこまりました」と言って数分たち「お客様、オレンジジュースでしたっけ?」と、注文を聞き直すことを繰り返し。いつ怒り出すかというたちの悪い設定。ところが。
1252
誰やこんなスカポンタンな記事を書いた奴は!死亡者のピークは感染者のピークの三週間後に来るねん!今の感染者で現在の死亡者の数を割り算したら小さい数字になるの決まっとるわ!ほんまに恐いのは感染者ピークの3週間後!小学校の算数からやり直せ!
news.yahoo.co.jp/articles/bc393…
1253
まとめました。
「魂飛ばし」が能動性を取り戻すまで|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
1254
この子事例もそうだったけど、自ら学ぶ能動性さえ取り戻せば、大人の予想をはるかに超えた学習スピードを示す。途中、つまづくことがあっても、泣いて悔しがり、なんとか克服したいと願い、そして本当に突破してしまう。能動性。それさえ取り戻せれば、子どもは劇的に変わる。
note.com/shinshinohara/…
1255
・どこからつまづき始めたのか分析すること。
・つまづく前に戻り、少し背伸びすればできそうな課題を与えること。
・後は能動的に学ぶ姿勢だけ取り戻せるよう、アシストすること。この子の場合は、机を叩き、大声でビックリさせて「魂召喚」することだった。
以上のことだけやったら、勝手に伸びた。
1256
この子の事例は、いくつものことを教えてもらうことになった。この子の場合、「教える」という行為はムダだった。教える最中にも魂はお出かけしてしまうのだから。自ら学びに行く能動性を取り戻さない限り、学習が成立しなかった。そして、能動性さえ取り戻したら、教えなくても勝手に学んだ。
1257
「魂召喚」の訓練が始まった。解説付きドリルに取り組むのは変わらない。ただしマンツーマン。でも教えない。ただ、様子を見てる。魂が体を抜け、目がうつろになり、どこかへお出かけしようとすると、テーブルをバーン!と叩き、「ほら!いま、魂が出て行ってたぞ!」と大声で言い、魂召喚。
1258
魂飛ばしをしている限り、学習は全く進まない。空想の世界で生きているのだから。本人としては、すべておばあちゃんの言うとおりにしないといけなかったので、せめて魂を飛ばして自分の好きなことを想像して時間を潰すより仕方なかったのだろう。それが癖になり、高校生にまでなってしまった。
1259
その結果、五歳になっても自分で着替えられず、食事も自分でやらせてもらえないまま、全部おばあちゃんが世話していたという。
ああ。「おばあちゃん子は三文安い」という言葉があるけれど、その典型例だった。おばあちゃんがすべて先回りしてお膳立てするものだから、魂が遊びに出かけるように。
1260
いつから「魂飛ばし」が始まったのか尋ねると、お母さんが意を決して話し始めてくれた。その子はおばあちゃんと同居しており、孫を大層可愛がったという。ただ、その世話の焼き方は過剰と言えるもので、ご飯はおばあちゃんが口まで持って行き、着替えはおばあちゃんが手伝い。
1261
どこでつまづいてるのか、過去にさかのぼっていった。分数は壊滅。1/2+1/3=2/5のように、分母と分子をそれぞれ足したりする。さらにさかのぼると、割り算がすでに怪しい。九九はできる。
よし、では割り算から足固めし、分数を完全にマスターさせよう。
しかし学習は初日からつまづいた。
1262
その子は高校一年生だった。母親はが「大学に行かせたい」といって連れてきたのだけど、学年最下位クラス。高校は偏差値最底辺のところで、どうやら中学でも学年最下位クラスだったらしい。大人しい性格なので内申点が悪くなく、なんとか高校に進学できたようだった。
1263
まとめました。
読解力より、音読単語|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
1264
人工知能を研究してる東大の先生は、まさか「照明」という音読単語がピンとこないという実態をご存じないから「読解力がない」と飛躍して考えてしまったのかもしれないけれど、「あかり」といえばピンとくる子がほとんど。音読単語に出会う環境にない、という点に注意が必要。
1265
読解力より何より、音読単語に慣れていない、ピンとこない子が、すでに三十年前から(いや、私自身も音読単語がピンと来なかったから、四十年前か)いた。しかし彼らが親しんでいる言葉に置き換えたら比較的すんなり理解できる。つまり、音読単語混じりの日本語は、彼らにとって外国語になっている。
1266
しかしこれは「出会ってない」からできないだけ。チャンスさえあれば子どもたちは急速に吸収する。「雨か降るっつうのを降雨、っつうねん。雨降ると、ジメジメするやろ、あれ、湿度言うねん。湿度高いって言うのはむちゃくちゃジメジメするゆう意味や!」てな調子で、音読単語をかみ砕きながら使う。
1267
テレビは民放のバラエティーばかり、家庭での会話は単語2つまで、つきあう友人も似たような話し方、となると、音読単語を耳にする機会がほとんどない。「機会」という言葉すら、ピンとこない。チャンスと言い換えないと、伝わらない。
1268
家庭での会話は、単語が多い。文章になっておらず、せいぜい単語は2つ。
そして、音読単語はほぼ使わない。家庭じゃなく、ウチ、いえ。会話じゃなく、おしゃべり。単語じゃなく、ことば。
このツイートの前半に使っている音読単語でも、私が指導していた子どもの多くがピンとこなかった。
1269
そうした子どものご家庭は、NHKを見ない、見たことがないというケースが非常に多かった。見るのは民放のバラエティー番組ばかり。「NHKなんか見る人、いるんですかね?見たい番組一つもないのに、なんで受信料払わなきゃいけないのか」と文句を言ってる親御さんが多かった。
1270
今の子どもは人工知能より読解力がない、と警鐘鳴らされてるけど、もう少し丁寧に考える必要がある。
私が塾を主宰していた時でも、公立中学で偏差値55以下だと「音読み」の熟語に反応できていなかった。意識、思想、速度、制御、提示・・・音読み熟語を聞いてもピンとこず、ポカンとしてしまう。
1271
私のところに来たスタッフや学生は、最初の頃、失敗したと気がつくと「ああ!すみません!どうしよう!」と慌て、動転する人が多い。私は「あ、失敗はどんどんして下さい。その失敗、予想の範囲ですから。私もやってますし、失敗しないとなぜこの操作を行わなきゃいけないのか、分かんないんですよね」
1272
奥さんから買い物を頼まれた男性。「牛乳一つ買ってきて。もし卵があったら6つ買ってきて」。男性が買ってきたのは牛乳7本。「なんで7つも牛乳ばっかり買ってくるのよ!」「だって、卵があったから・・・」
このエピソード、YouMeさんは女性側、私は男性側に同情した。
1273
まだ結婚したばかりの頃。YouMeさんがひどく怒っている時があって。理由を尋ねると「分かるでしょ?」
いや、分からないからぜひ教えてほしい、とお願いした。理由をいくつか挙げてくれたが、まだそれが腹の立つ理由になるとは理解できなかった私は「ごめん、まだ分からない」。
1274
とある大学の先生の嘆き。
学生は「結果」にしか興味がなく、「どうしてそうなるのか?」ということに関心がない、とのこと。
小中高の教育が結果しか求めず、大学でリハビリやってる感じ、だという。なるほど。
1275
とある大手スーパーで、1Lの牛乳が100円以下で販売されていることに衝撃を受けた。そのすーーぱーでは、プライベートブランドがいろいろ安く販売されている。豆腐1丁で30円しない。
私は心配になった。「これを生産する酪農家や豆腐屋は暮らしていけるのだろうか?」