shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(新しい順)

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育児の大変さは、それこそ昔から言われていたけれど、産後の授乳期の睡眠欠乏(欠如と言いたいくらい)の深刻さは、不思議なくらい言語化されていなかった。育児の大変さの一つとしてカウントされていたけど、one of them(たくさんの中の一つ)扱い。なんでこんな軽い扱いなの?不思議だった。
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「交差点で飛び出しちゃダメ!」と何度言っても聞かない子どもたち。その子どもたちにある課題を与えた。目隠しした親と一緒に交差点を渡ってほしい、というもの。すると、子どもは必死に左右を確認し、安全であることを念入りに確かめて、親の手を引いて道路を渡った。もちろん手を挙げて。全員が。
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まず親が立派な人間になり、子どもの見本とならなくては、という話をよく目にする。でも私は、親として欠落があっても構わないと思う。そして、その欠落を子どもに補ってもらえば、なおよい。昔、「あさイチ」で行われた実験はその点で大変興味深かった。
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教職免許取ろうとしたことがある人は知ってるだろうけど、高校が一番簡単で私も取った。中学は必修単位多くて取れなかった。小学校は夢のまた夢。小学校がいちばん教えるの難しい。判決下した裁判所の人、子育てしとらんやろ。五分で授業準備済むはずないやろが! dot.asahi.com/aera/202111240…
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大型予算の研究プロジェクトになると、研究の進行を監督し、アドバイスする人を配置する。そのアドバイザーになったことがある。 そのプロジェクトは、早い時点で計画が破綻していた。そのためか、全員が頭真っ白になっていることがよくわかった。もうどうしたらよいかわからない。
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日本の大学一人負けの原因を論じた記事。「日本は国際化進んでないから」「英語が苦手だから」というのは些細なこと、研究力が失われていることが最大の原因、そうなる原因は!を明快に論じてる。みなさん、読んで! bunshun.jp/articles/-/402…
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まとめました。 「生産」より「消費」、そして省資源・省エネ消費へ|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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なのに、新自由主義では、働きの悪い会社をつぶし、働きの悪い人間をクビにしろという割に、その人たちがどうなるかは考慮の外だった。この人たちは購買力を失い、消費者でいられなくなる。その結果、生産力があっても誰も買わない社会が生まれてしまう。社会格差も巨大化する。
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ケインズは、なぜこんなことになるかを考えた。そこで気がついたのは、経済学が「生産」に重きを置きすぎて、「消費」を軽視していたこと。たとえ優れた企業、優れた人物が良質な製品を製造したとしても、それを購入する消費者がいなければ話にならない。
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しかし、失業させられた人には収入がなく、安くて良質なはずの製品やサービスを購入することはできない。結果、粗悪でもっと安いものを買うしかなくなる。あるいは、そんな安いものさえ買えなくなる。デフレが加速する。社会格差が拡大する。戦前に起きていた社会状況はまさにこれだった。
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働きの悪い会社や個人は退場してもらい、優秀な企業、個人に活躍してもらった方が製造業もサービス業も生産性が向上し、消費者に安く良質なサービスが提供できる、これは経済的にもよいことだ、と私は信じさせられている。実はこの考え方、現代だけでなく、戦前に強く信じられていた。
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子どもや部下が失敗すると厳しく叱責すべきだと考える人がいる。育児書や部下育成本でもそう推奨している本を見かける。叱られて嫌な思いをしたら失敗することがイヤになり、失敗しなくなるだろう、という発想なのだろうか。 しかしそれは、「失敗」と「危険」を混同してる気がする。
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その人は決して悪口を言わなかった。その人から何かしら批判めいたものを聞いたことがない。いつも楽しそうにキノコの話をする。キノコに関心のない私も、あんまり楽しそうだからついつい引き込まれる。キノコ好きを増やすそうした活動を「胞子活動」と呼んで、これまた楽しそう。
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まとめました。 なぜ日本は化学農薬を手放せないのか|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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日本はそうはいかない。代表的なのは梅雨の時期。雨がずーっと降る。しかもそこそこ高温。高温多湿は虫とカビにとってパラダイス。虫がいくらでも湧く。カビがいくらでも繁殖する。無農薬でやろうと思うと、虫とカビをどうやって抑えるかが大きな課題になる。
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欧米や中国は大陸性の気候。ざっくり言うと、湿度が低く気温も低め。すると、虫がそもそも少ない。農作物をダメにする病原菌も少ない。湿度が低く気温が低い条件は、有機農業が容易。だって、虫や病気の発生が少ないから。
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ヨーロッパは有機農業の先進国。アメリカも意外に有機農業が盛ん。そして実は、中国は今や有機農業大国。なのに日本は有機農業はわずか0.5%(耕地面積)。有機農業が一向に進まず、化学肥料・化学農薬を使った慣行農業が大部分を占めている。それは、欧米や中国と違って高温多湿だから。
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私は有機水耕を開発するくらいなので、有機農業が日本でも広まってほしいと思う反面、化学肥料を使う慣行農業にもやむを得ない事情があると考えている。理由は、「日本はあまりに高温多湿だから」。
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まとめました。 タダや安売りは働く労働者の生活を破壊する|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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農家は市民から「捨てるなら、傷物でよいからタダで頂戴」とよく声をかけられるそうです。しかしそんなことをしたら、農家は家族を病院に通えるようにしたり、子どもを進学させることができなくなります。肥料を買うお金もなくなり、農業自体継続できません。お金を出して買うことはとても大切です。
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当然のことを言うようですが、農家は農作物を作って売り、その収入によって老父母の病院代、子どもの学資を得ています。もし購買力のある市民にタダで配られたら、その人たちのお腹はそれで満たされますから、売り物の農作物はその分売れなくなります。すると、農家は自分の家族を支えられません。
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記事からは誰に配ってるのか判然としませんが、購買力のない子ども食堂に配るなら応援したいですけど、普通に購買力のある市民に配ってるのなら止めてください。農家の作った農作物がその分売れなくなり、農家の子どもたちが学校に行けなくなってしまうかもしれません。 news.yahoo.co.jp/articles/ac86f…
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まとめました。 まずは五感で観察、理論は後|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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子育てにおいても、この姿勢は重要だと考えている。理論を子どもに当てはめてはいけない。あくまで、子どもを観察し、五感を通じて観察しまくった結果、無意識が紡ぎ出してくれる仮説をまず大事にする。理論との照合は、仮説が浮かび上がってからでよい。それまでは、理論はむしろ邪魔。
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科学では、まず「観察」が最重要。理論が観察の邪魔をするようなら、その理論はいったん忘れた方がよい。観察する際の「目のつけどころ」を教えてもらうものとして理論を利用するなら構わないが、あくまでそれは目のつけどころの一つしか示してくれない、という限界もわきまえる必要がある。