shinshinohara(@ShinShinohara)さんの人気ツイート(新しい順)

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ここで不思議なのは、なぜアメリカやフランスといった先進国は、農業の政治力が強いのか、ということ。アメリカもフランスも、農業の大規模化が進み、日本以上に農家が人口に占める割合が小さい。つまり、票にならない、はず。ところがこれらの国では、農業は極めて重要な政策課題。
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しかし今や、農家は国民の1.2%しかいない。投票してもたかが知れてる。都市住民も、親がすでに都市住民で、農家を親戚に持たない家も増えた。農家の政治力は急激に衰えている。農業の大規模化を進めれば、ますます農業の政治的存在感が低下していくだろう。
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農家が減ればどうなるのか。農業のことが忘れ去られやすくなるかもしれない。 江戸時代には、約8割が農民だった。第二次大戦が終わったときでも、45%は農家。都市住民でも農家出身が多く、農家の政治力はとても強かった。なにせ、票があるから。
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農家(農業従事者)の数はいまや、152万人。今世紀当初は300万人いたのが、半減。まだ高齢の農家が多いから、さらに減っていくだろう。少ない農家でたくさんの農地を耕す農業経営にシフトしていくことになる。効率をドンドン高めていくことは、とてもよいことのように思える。
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私がお勧めしている通り、子どもに驚いて見せているのだが、競争心がなく、ガツガツと学ぼうという姿勢も見られない、という相談を受けた。 「あいつには負けたくない」という競争心は、学習意欲の大きな動機になる、と一般に思われがち。なるほど、トップクラスで一位を争う人たちならそうかも。
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福島県飯舘村では、有機水耕(プロバイオポニックス)でミニトマトを栽培している農家の方がいらっしゃいます。そのトマトが届きました。 口に入れると、甘くて美味しい! 飯舘村は原発事故の影響で数年間、農業ができなくなりましたが、これをきっかけに復興していってほしいと思います。
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TBSのこの番組、かなり評判になっている様子。 newsdig.tbs.co.jp/articles/-/103…
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息子(小4)のピタゴラスイッチ。 おお〜!
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発達障害があることに自ら苦しみ、同様に苦しんでいる人たちに、少しでも役に立てばと発信を続けているゆらりさんのレポート。 少し言葉が難しくて分かりづらい人もいると思うので、解説を試みる。 twitter.com/_yurariyurari_…
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東海道中膝栗毛や、古典落語を読むと、昔の男性は軽妙な会話がうまかったんだなあ、と思う。下町の大家と店子とのやり取りとか、男性は決してコミュニケーション能力が低い生き物ではなかったように思う。「逝きし日の面影」や「忘れられた日本人」を読んでも、幕末明治の男は結構おしゃべり。
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まとめました。 国葬をめぐる意見の分断|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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国を統べる人間は、国民の感情というものをよく考慮して物事を決めて頂きたいと思う。暗い感情が蓄積することのないようにするのも為政者の仕事だろう。人間は理性の生き物ではない。感情を持った生き物なのだから。
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私は、安倍氏を心から弔うことができる環境を整え、これまでに蓄積したひずみを少しでも解消する方向に進んだほうがよいと考えている。そう考えると、大した議論もなく国葬にすると決めたことは、恨みという感情を固定化しないか、という点を懸念する。
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安倍氏の生んだ政治手法は、かなりの年数、日本に馴染んでおり、簡単には改められないだろう。また、嘲弄冷笑で蓄積した恨みも、そうやすやすとは解消しないだろう。安倍氏が襲撃殺害されたことで、さらに感情が複雑化している人が多いように感じる。
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もし安倍氏が、嘲弄冷笑的な態度や姿勢を見せず、真摯に耳を傾けるポーズでも見せていたら。一緒になって嘲弄冷笑する輩をたしなめ、「人を嘲弄冷笑するものではない」と心から叱咤する人であったなら。政敵でも違った受け取り方になっただろう。
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しかし安倍氏のこうした特質は、安倍氏と意見の一致をみている人にはピンとこない。自分はされたことがないし、場合によっては「そんなこと言うからそんな目に遭うのだ」と考えるし、少し行き過ぎた批判でしかないと感じるだけだからだろう。
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しかし、暗黙の前提とはいえ、それをみんなが守ってきた。それを安倍氏は破るというイノベーションを起こした。実に有効に政敵の政治的魅力や説得力を奪い、支配的な政治力を発揮することに成功した。その点で、安倍氏はトランプ氏の教師だと言える。
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嘲弄冷笑は、人の恨みを買う。恨みは暴力を生みやすい。だから、歴代の為政者は政敵であろうと嘲弄冷笑を控えた。暴力を自然発生させかねない、恨みの蓄積を防止するためだ。しかしこうした配慮は、明文化されていない。嘲弄冷笑をしないのは、暗黙の前提でしかなかったからだ。
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人の心をむやみに傷つけ、嘲弄冷笑することを繰り返せば、恨みを抱くのは、もはや自然現象。いくら「暴力はいけない」というルールがあっても、恨みの水位が防波堤を超えたとき、防波堤を超えるなと言っても超えてしまう。
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たたし、「平和な空間では、暴力を振るった者が問答無用に罰せられる」というルールが問題なく機能するためには、暗黙のうちに守られてきた、ある前提が必要だ。「人の心を傷つけるような嘲弄冷笑をしてはいけない」という前提。
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このルールが生きている国でリーダーが嘲弄冷笑をする場合、最強となる。 クラスの人気者が特定の子どもを嘲弄冷笑し、もし恨みに思った子どもがたまりかねて暴力を振るったとしたら、暴力を振るった子供が罰せられることになるのと同じように。
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では安倍氏はなぜ、嘲弄冷笑は論敵を迫害するよりも効果的に相手の力を奪うことができるというイノベーションが可能だったのだろう?それは恐らく、日本が平和だったからだろう。どれだけ恨みを抱いても、どれだけ怒りを募らせても、暴力を振るうほうが悪いという平和な国のルール。
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学校という狭い世界でも、クラスの人気者が特定の人間を嘲弄冷笑すれば、それはクラス全体に伝染し、「コイツは嘲弄冷笑しても構わないんだ」という空気が支配的となり、対象となった子どもは激烈な孤独感と、激しい憎悪を抱くことになる。
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なぜ安倍氏以前の為政者は、論敵を嘲弄冷笑するという、安倍氏の行ったイノベーションをやらなかったのだろう?それは恐らく、リーダーが行う嘲弄冷笑は尋常ではない恨みを買い、時に殺意を生む原因となりかねない、という歴史を知っていたからだろう。
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他方、安倍氏と意見が似ている人には紅衛兵の被害はほぼ皆無。だから、嘲弄冷笑の嵐を受けた人間がどれだけ腹を立て、恨みに思っているかがわからない。それはあたかも、いじめの対象になったことのない子どもが、いじめられた同級生の屈辱、恨みにいま一つ鈍感なのに似ているかも。