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最近、「教育虐待」という言葉が広がっている様子。親が熱心に子どもを指導し、「上昇」させようとして子どもを潰してしまう事例が目立ってきているのだろう。私も複数見てきている。問題は、ものすごく「こじれる」ことが多いことだ。
bunshun.jp/articles/-/639…
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一般に、上を目指すことはよいことだとされる。上昇志向は努力を促し、能力を高めることができると考えられているからだろう。しかし上昇志向は別の見方をすると、強烈な「呪い」になるように感じる。もし上昇できず、そこから落ちこぼれたらお前はもうダメ人間なのだ、という呪い。
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とある、高学歴が自慢の母親が「このあたりの人はレベルが低い、話にならない」と言って小バカにしていた。その子どもが転職を重ね、学歴を活かしきれない仕事に変わると、その子どもは母親のかけた「呪い」に苦しんでいるようだった。母親の小バカにしていた人間に自分がなったような気がして。
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子連れの母親が近づいて「勉強しないとこうなっちゃうよ」と言って立ち去ったという。「俺の仕事、簡単と思われてるのかな。結構難しいんだけど」と言ってその人は笑っていた。ちなみにその親子を私は知っていた。ちなみにその後、その子は勉強できなくなってしまった。
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安心できる居場所を強く求めながら、少し気に入らないことがあると激しく感情的になり、攻撃的となり、周囲を辟易させ、結果として居場所を失う人がいる。私は専門ではないので詳しい訳ではないが、境界性人格障害とも呼ばれるらしい。いわゆる「ボーダー」。
1mental-clinic.com/border/
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私は、本当の意味で運動嫌いな子はほぼいないと考えています。学校生活では体育大嫌いだった人が、大人になるとマラソンや自転車にハマる人が結構います。体を動かすのが気持ちよくて。運動が嫌いなんじゃなくて、比較されたり強制されたりするのが嫌い、という人がかなり含まれているように思います。 twitter.com/hosodamakito/s…
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まとめました。
遺伝子と環境|shinshinohara #note note.com/shinshinohara/…
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遺伝子で才能の大半が決まる、という考えは根強い。遺伝子は重要だとは思う。けれど、あくまで「環境と遺伝子」のバランスで決まるものだと思う。
私はある酵素を大腸菌に大量に作らせようと、遺伝子を導入したことがある(大量発現系)。その実験はうまくいった。酵素を大量に作り出した。しかし。
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鉄道のローカル線は、その多くが廃止されようとしているという。これまで鉄道会社は大都市路線の黒字で赤字のローカル線を維持してきたが、コロナ禍で電車に乗る人が減り、いよいよローカル線を維持できなくなったという。自動車文化もこれに拍車をかけた。しかしこれ、最悪のタイミングになるかも。
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食糧危機は一般に、凶作などで作物が育たず、食料が不足するから起きると考えられている。だから解決するには、その貧しい国で食糧をたくさん作れば飢餓は発生しない、と考えがち。ところがアマルティア・セン氏の分析によると、それでは解決しないという。
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そりゃそうだろうと思う。ブラックな職場環境が明らかになった上、大阪府・市では、教員への敬意が失われ、政治家の支配下に置く話が頻々と聞こえてきて、それにつられた世論も長く続いた。そんな屈辱的な職業につきたくない、と若い人が思って当然のことと思う。
news.yahoo.co.jp/articles/2e801…
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「才能」考。
「ビリギャル」ご本人による「元々頭がよい」という意見に対する反論。私はこうした意見に賛成。安易に才能があるだのないだの人は言うけれど、才能のあるなしを事前に見破る科学的な方法は今のところない。そのことはまず押さえたいところ。
note.com/sayaka_suto/n/…
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「首相は〜するよう指示した」と言うのがテンプレになってるけど、私は気色悪いと感じている。この不気味な表現は以前、北朝鮮のニュースでしか耳にしなかった表現。将軍様が〜するよう指示された、ってな感じで。
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高額納税者は、労働者の上前はねた分で多めに納税できているだけで、もともとはその納税のお金も労働者が働いて稼ぎ出したもの。ピンハネされたお金が労働者に戻ってくる構造を作り上げることで、さも低所得者が政府から恵みを受けているような錯覚を与えている。この論、卑怯なり。 twitter.com/YKvptGHcbtdaUC…
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この政府決定とこの男が無縁だとはどうも考えにくい。
news.yahoo.co.jp/articles/80333…
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多くの国民を貧しさの中に叩き込んで何を言うかこの男は! newseveryday.jp/2023/06/18/%e3…
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「人材の奪い合いが生じることで、賃金の持続的な引き上げにもつなげたい」
実際に起きるのは、人材の捨て合いが生じることによって賃金の持続的な引下げ。そこに繋げたいのだろう。竹中平蔵氏の入れ知恵か? news.yahoo.co.jp/articles/80333…
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「居場所」考。
ある支援団体で働く方の話。みんなにとっての居場所を提供しようとしたところ、ワガママしまくり、暴言しまくりの人が。注意すると「ここはありのままの自分を受け入れてくれる居場所と聞いた、なのに私を攻撃し、排除する、全然居場所なんかじゃない」と噛み付いてきたという。
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子どもは、というよりどうやら人間はアマノジャクであるらしい、と捉えている。こちらが「こういうことしてほしいな」と期待すると、その期待を重荷に感じてパフォーマンスが悪化したり、逆の方向に進もうとしたり。人間はどうやら、「期待」に自分を操縦しようという欲を感じ、反発するらしい。
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親が本を読めば子どもも読むようになる、という人がいるけど、そんなことはない。私の両親は本を読んでいたけど、私は中学三年生になるまで読まなかった。マンガばかり。
他方、親が全然本を読まないのに読書家の友人もいる。親が本を読めば子どもも本を読むなんてのは幻想だと思う。
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「見くびられてはいけない」考。
自分や周囲が10代、20代だったころを考えると、若い頃はどうしたわけか「のし上がってやる」「みんなをあっと言わせるような人間になってやる」と鼻息荒くなる。それはきっと、若者が革新をもたらすための重要な遺伝子なのだろうから、これはこれで大切かも。
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知能というものの仕組みを理解できていない発言。知のネットワークが自分の頭脳の中に出来上がっていなければ検索すらできない。日本文化の成り立ちの理解なしに伝統文化の理解も困難になる。そしたら観光にも悪影響。
どんだけ古文漢文嫌いやねん。 twitter.com/Kenta_Fujimaki…
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私は「教える」という行為を、ともすれば子どもから楽しみを奪ってしまう行為だと考えている。
推理小説を読んでる人に「真犯人はね」と教えてしまったり、映画を見てる人に「クライマックスはね」と教えるのはひどい意地悪。「教える」という行為は、これから解き明かす楽しみを奪ってしまう。
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感情的になる「怒る」はダメだけど、理性的に諭す「叱る」はオーケー、みたいなご意見を頂いた。「怒るはダメ、叱るはOK」というのはどうやら世間に広く流布している話のようなのだけれど、私は違和感。どちらも親や指導者の振る舞いのことしか問題にしていないから。