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そういえば父。『教養を意識して身に付けなさい』と口煩く言うので理由を尋ねると『教養がないと冗談のレパートリーが、セクハラとパワハラと下ネタだけになる』と言われ、おーっとなった。具体的な方法を聞くと『好きなものを見つけろ、あと好きなものに囲まれている人と繋がれ』と言われ更に納得。
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5年生が親ガチャの話をしていた。「自分達は外れだから、もう人生詰んだ」と笑ってる姿に何とも言えない気持ちが湧き出た。すると6年生の男の子が『そんなこと言ったら、どの国に生まれるか国ガチャだし。何の生き物に生まれるか生き物ガチャなんだから。周りのせいにするのはやめなよ』と一言、nice。
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6年生の女の子に「先生、正直な話。大人の中でもいじめはあるの?」と聞かれてドキッとした。『先生の周りはないよ。うーん。ないところはないし、あるところは…あると思う』と伝えると。「大人でもあるんだから、子供なんてあるに決まってるじゃん」と言われ。ぐうの音も出なかった。ほんとそれな。
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クラスの子に『なんで先生は、みんなと仲良くしなさいって言わないの』と言われて。「先生だって苦手な人がいるからさ」と伝えたら。凄く驚かれた。「大事なのは苦手だからといって攻撃しないこと」と付け足すと。『つまり、ほっとけってことだね』と言われ。うんそれ!と大きく頷いた。
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土曜授業にて。クラスの子に「なんで、こんなにコロナの数が増えてるのに。わざわざ学校あるの?人集まるのはだめなんでしょ?」『うん、でも先生に言われてもな〜』「じゃあ偉い人に言っといて。ダメなものはダメだよって」さて子供の生の声が届くといいな。偉い人たちに。
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これは冗談でも何でもなく。医療崩壊と同じくらい学校崩壊も目前まで来てます。現場からは以上です。
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クラスの子に『怒らないで聞いて。先生のこと大好きだけど。今日学校来たくなかったんだ』と耳打ちされて。「話してくれてありがとう。大丈夫、先生もだから」と伝え。2人で春日と若林みたいにエヘヘヘヘと笑った時間が今日のMVP。月曜日を倒した大人も子供もみんな偉いし。みんな凄い。
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友達に雑に扱われたクラスの子が「なんで分からないの?そういう想像力のなさが人を傷つけるんだよ」の一言が真理すぎて、ずっと頭の中でリピートされてる。人と丁寧に接するのはとても大切なこと。逆に雑に扱ってくる人とは距離を置く。これを意識するだけでだいぶ生きやすくなる。
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『夫婦円満のコツは?』と祖父に尋ねると「『頂きます』と『ご馳走様』を目を見て言いなさい。どんな些細なことでも『有難う』と言いなさい。自分に非がなくても『御免』と言いなさい」と返答。続けて「言わなくても分かると思うな。言えば分かり合えるとも思うな」と一言。言葉と想像力が大事。
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近所の図書館にて。母親が国語辞典をもってきて息子さんに「これは魔法の本なの。あなたの知ってる言葉が全てこの中にあるの」と伝えると男の子の目が光る。さらに男の子が言った言葉を実際に開いて見せると大興奮。子供にかける言葉のチョイスと、細かく教えずに遊び感覚で学ばせていて凄いと思った。
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陽口(ひなたぐち)という言葉を知った。本人がいないところで、その人を褒める言葉を指すらしい。陰口と同じで使うと何倍にも膨れ上がって相手に届き。そのあと自分に返ってくる。どうせならお互いが生きてて嬉しくなるような言葉を贈り合いっこしたい。
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苦手な人は挨拶だけ。嫌いな人は話を聞くだけ。嫌味な人は目を合わせるだけ。無視する人は期待しないだけ。嫌な人や出来事に時間を割くのは最低限にするだけで、自分の好きな時間が増える。それってめちゃくちゃ素敵なこと。当たり前だけど大事なこと。
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6年生の女の子に「誰からも好かれるなんて無理なのは明らかなんですよ」と唐突に言われ。理由を聞くと「だって給食のオムライスですら。苦手な子がいるんですよ。私はオムライスが大好きで尊敬すらしているからこそ。全員に好かれたいという思いに諦めがつきました」と返答。ほんとそれな…。
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Twitterから学んだ『自立するとは1人で強くなることではなくて。たくさんの依存先をつくること。だから自分らしいく居られる場所を複数もつことが大事』という教えは真理だと思ってる。実際、私は友達と職場とTwitterがあって、どこかが息苦しくなっても逃げられる場所があるから生きやすくなった。
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マックにて。夫婦が陰口について談話をしていた。嫁さんが「職場の陰口が多くて本当に息苦しい」というと。旦那さんが『人って自分が言われて1番嫌なことを、悪口や陰口を言う際に使うから。この人はこの言葉を言われて傷ついた過去があるんだと見たら。意外と面白いよ』とアドバイス。なるほど…。
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本当は友達と関わりたい自閉症の女の子。でも正直になれず『私はコミュニケーションが苦手で壁を作って、嫌な思いをさせてしまうから。関わらないで』と言ってしまった。すると5年生の男の子が「いいよ俺は気にしないから。気にせず壁越しで話すからさ…」と対話していたのが今日のMVP。
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主任ともう約2年仕事をしているけど。どんなに大きな失敗をしても『なんでそんなことをしたんだ』と一度も言われたことがない。きまっていつも『この壁は大きいね。一緒に乗り越えよう。これはいい経験になるから』と励ましてくれた。人を責めるな仕組みを責めろという教えを私も引き継いでいきたい。
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小学生の男の子が「野球が上手くなるにはどうしたらいいですか?」とイチローに質問したとき。『親に買ってもらったグローブを大事にしなさい』と答えた話がとても好き。教育という視点でみると、大切なエッセンスがこの教えには含まれている。
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長期で学校を休んだとき、周りの友達の目が気になって行きづらくなっていた私に。祖父が『大丈夫だ。お前が思うほど誰も気にしてないから。だって…みんな生きることに必死だからさ。それに誰にどう思われようがお前の価値は変わらないから、大丈夫』と言われた教えは、今も私を支えている。
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イライラしている6年生に理由を尋ねると「土曜授業で休みが1日しかなくて疲れているから」と返答。続けて「外国の神様は復活するのに3日かかったのに。ただの人間がたった1日で復活できるわけないじゃないですか」と激昂。いや…ほんとそれな。余白って大事。