276
小学生の男の子が「野球が上手くなるにはどうしたらいいですか?」とイチローに質問したとき。『親に買ってもらったグローブを大事にしなさい』と答えた話がとても好き。教育という視点でみると、大切なエッセンスがこの教えには含まれている。
277
「お前は怖がりだから。私の死でさらに大切なモノをつくりたがらなくなるだろう。でも人は1人では生きてはいけない。誰かと食べるご飯は温かいし。誰かと笑う1日にこそ意味がある。失う怖さを受け入れて、大切なモノと道を進みなさい。怖がりで大好きな孫へ」という祖父の手紙を読んだ。
278
『自分が嬉しいことを友達にもする。逆に自分が嫌なことは友達にしない』という教育は間違っていない。でも同時に、『自分がされて嬉しいことも喜ばない人もいる。自分はされて嫌じゃなくても嫌がる人もいる』という大切さも伝えていきたいね。両方の感覚がわかると人生はグッと楽になるから。
279
“人生が苦しくならないコツ”を祖父に尋ねたことがある。すると「自分の容量を知っておくこと」と返答。続けて「人生が苦しいときは、自分の容量に溢れる“何か”を抱えたときがほとんど。だから自分の大きさを知りなさい。ただ他人の大きさと比べることはやめなさい」と教えてくれた。忘れないでおきたい
280
発達がとても早いクラスの男の子が『大事なことに気が付いたから、先生聞いて』と真剣な目を輝かせてやってきた。すると『授業でいつも“完璧”を目指すことを1番にしてたけど。上手いとか正しいよりも“楽しめた”の方が大事なの。だって生きるのが好きになるから』と返答。子供の気付きに脱帽
281
公園に親子が来た。工事の若いお兄さんが謝る。子供は残念そうにうなだれる。すると母親が「せっかく来たのに。なんで昼間にやるんだろうね」と言う。すると、その横を「寒い中お疲れ様です」と過ぎ去る別の親子。植物は日光で育ち、子供は言葉で育つとしたら、後者の方がきっと綺麗な花が咲くと思う。
283
心配事の79%は実際には起こらないことがペンシルバニア大学の研究で報告されました。しかも残りの21%のうち16%は事前に準備をしていれば対処可能。つまり、心配事が現実化するのはたったの5%程度。心配事のほとんどが「悩み損」なので美味しいもの食べて。お風呂に入って。さっさと寝ましょう。
284
保護者面談にて。ベテランの先輩が「療育や習い事をさせるのは大事よ。でもねお母さん、どんないい環境や教育よりもお母さんが笑ってニコニコとしている方が子供は心強いの。だから頑張りすぎないで下さい」ときっぱり。1番良い教育とは大人の機嫌がいい環境で子供がのびのびと育つこと。自分も大事。
285
父との話にて。「可愛いは、みんな赤ん坊の時に平等に与えられて。平等に奪われる。でも可愛げは、一生ものだから大事にしなさい」と言われ。具体的にどうしたらいいかと質問。すると「挨拶と清潔感と時間を守る、以上。それを標準装備することを意識しなさい」と超具体的な解答に痺れた。
286
公園にてブランコの取り合い合戦が開幕。すると母親が『これのどこが好き』と聞くと「楽しいから」と返答。すると母『あの子もあなたと同じで漕ぐのが好きなんだよ。好きが同じって嬉しいね』と声かけ。すると「そっかじゃあ代わる」とブランコから降りる。好きの共有。そんなやり方もあるのかと学び。
287
地元でガラス職人になった友人の話。『師匠は「目で見て覚えろ」とか「考えるな感じろ」とか言わないで。1個ずつ丁寧に繰り返し教えてくれた。そしたらこの前の大会で、ベテランの人を抜いて優勝することができた』と聞き。「あえて教えない」と同じくらい「きちんと教える」ことは大切なんだと思った
288
疲れた は頑張った証
緊張する は本気の証
失敗した は挑んだ証
笑える は楽しんだ証
つまずく は成長の証
失恋 は愛した証
もういいよ は助けての証
今週もほんとにお疲れ様でした。
289
残念な話ですが、この世界には『人を傷つけることを楽しむ者』がいます。どうかその人の悪意に反応しないでほしい。怒る気持ちも悲しむ涙ももったいない。好きな人や趣味に時間を使って気持ちよく生きていこうね。最高の復讐は、その残念な人よりも”あなた”が幸せになることだから。
291
『人を信じる基準』について父と雑談。すると「本人のいない場所で人を褒める人は信じる。本人のいない場所で人を悪く言う人は信じない。その悪口を間に受けて同調する人はもっと信じない。また逢いたいと思われる人を目指しなさい」と話してくれた。言葉は心の1番外側であることを忘れてはいけないね
292
生きる上で大切なことを祖父に尋ねたことがある。すると「頑張って生きていると、“死”に繋がる傷を負うことが何度かある。それを癒してくれるのは没頭できる趣味と、本音で語り合える友人と美味い食べ物。少しずつ見付けて大事にしなさい」と教えてくれた。傷を癒すための”準備”が大切なんだね。
293
そういえば父に『キレる人への対応』について尋ねたことがある。すると「罵声や怒鳴り声に反応するな。こういうやり方しかできない人間なんだと憐れめ。情けない奴だと同情してやれ。同じ土俵に上がってはいけない。無視しろ。無視は人を殺すから」と教えてくれた。誠実でない人に対応する必要はない。
294
小学校➖自分の意見を言いなさい
中学校➖自分の意見を言いなさい
高校➖自分の意見を言いなさい
大学➖自分の意見を言いなさい
就活➖自分の意見を言いなさい
社会人➖全体の空気を読みなさい
学習指導要領の目指す教育と
日本社会の現実の間には
大きな溝があることが問題。
295
『あなたが私のことを好きか嫌いかなんてどっちでもいいわ。だって私、自分のなりたい姿に近付くのに忙しいから』というココ・シャネルの言葉が好き。誰かに媚びて自分が苦しむ必要はないし。自分を傷つけて誰かを喜ばせる必要もないのよ。誰に嫌われようが、あなたの価値は変わらないのだから。
297
タートルトークでクラッシュが『好きと愛してるの違い』を聞かれた話が好き。「好きは自分の気持ちがまだ強い。愛してるになると自分の気持ちを犠牲にしてでも幸せを願えるようになる。愛は海に似ていて深く潜りすぎると光が消えて何も見えなくなるから、溺れるな」と返答。会場全体が拍手喝采になった
298
あまり共感されないと思いますが。“正直”な人は好きですが、“馬鹿正直”な人は苦手なんです。何でもかんでも真っ直ぐに伝え、相手の気持ちや立場は考えない。正直者という免罪符を掲げて、他人を真っ直ぐ傷付けていく。そういう人よりも、誰かを傷つけないために沈黙を選ぶ人が好きなんです…
299
子供の時。担任に叱られたことを祖父に伝えると「叱るというのは凄くエネルギーを使う。そして時間も使う。どうでも良かったら何もしないの。それが1番楽。だから叱ってくれる人を大切にしなさい。お前のことを真剣に考えてくれてる証だから」と返答。教師になった今、この教えの意味がよくわかる。
300
主任との雑談にて。「本当にダメなら逃げていいの」と言いながら若い時に心が病んだ過去を話してくれた。「体調は治せるけど。心を治すのには年単位なの。壊れ始めると逃げる“気力”もなくなるから、間に合わない。逃げてから生きて。生きてから戦えばいいの」と教えてくれた。この教訓を忘れずにいたい