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辻真先先生が「若者の活字離れ」を断固否定し「若い世代を無視しつづけたのは活字の方じゃないか」(「朝日ソノラマの思い出」より)と喝破したのと同じ愚がくり返されているのだな→大人が知らない間に「若者のライトノベル離れ」が起きていた…! @gendai_biz gendai.ismedia.jp/articles/-/770… #現代ビジネス
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若いうちに政治はもちろん社会問題に何の関心も持たなかった人が、一定の地位を得て急に発言を求められるようになり、自分にはその資格があると思いこんで口を開けば、およそ結果は見えている。お笑い芸人しかり作家しかりだ。だから若い衆、生煮えでも青臭くてもそれらに触れ、慣れておきなさいよ。
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「えんとつ町のプペル」の件で映画ってこんなもんだったかなと思ったが、80年代に前売り券商法で「こんなもん」にしたのは当の映画界だった。当時は映画に郷愁を抱く企業人が多かったから、製作費を出させた上に前売り券を押しつけることができた。そのとき日本映画についてみんな学んでしまったのだ。
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庵野秀明、宮崎駿といった人々のドキュメンタリーを見ると、逆にアニメの世界に入る人が減るのではと心配になる。だってここまで極端な「一将功成り万骨枯る」世界はない。ふつうの映画は監督中心とはいえ撮影・美術・照明など各パートが「自分」を持って仕事をしている。どう見てもそれとは違うような
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小説本のアニメ絵・漫画絵表紙の悪口を言ってほしくないのは、あれもれっきとした闘争で獲得した小説家の権利なんですよ。ソノラマ文庫でさえ最初は拒否されたというし、コバルト文庫も嫌がる編集を「売れなかったら責任を取る」と作家が説得し漫画家さんに依頼したという。アダヤオロソカにはできない
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「楽するのは許せん」思想は小説界にもあって、ワープロ否定論につながっていた。すごいのは曽野綾子氏で自分はいちはやく導入していたのに、公募エッセイの応募原稿がワープロだと落としていたという。理由は「一般人のくせに生意気だから」。執筆方法と選民思想がつながるところが、さすがこの人。 twitter.com/h_yuzuki/statu…
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システムに穴があることに気づかなかったり、そこへの悪意の侵入を予期しなかったり対処しなかったことを「性善説」というのはやめてくれ。それは「無能」とか「迂闊」であり、孟子も朱子も、悪人や悪意や犯罪が存在しないなんて一言も言ってないぞ。日本人の「性善説」「性悪説」誤解はほんと根深い。
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これは「校閲のさかしら」の容疑濃厚ですね。僕は文章の中の不自然な文字使いが手がかりとなる個所で、「正しい」表記に直されて台無しにされたことがあります。こういうときの校閲は鉛筆でチェックを入れるのではなく、議論を避けるためこっそり直します。教育系出版の流れをくむ社は特に要注意です。 twitter.com/kawai_shichite…
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ライトノベルの定義について、はるか離れた地から言わせてもらうと、ジャンルの定義が困難であり危険かもと思うのは、「大衆文芸」も「探偵小説」も「SF」も、最初は「何やってもいいし才能は来るもの拒まずのオモシロ小説」として始まるので定義しようがないということですな、そして、そのあとは
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ジャンルの成立→読者の集結→商業的採算の確立→求められる内容の固定化→読者の保守化→新奇な内容の排除→フレッシュな才能の参入困難に→読者の高齢化→ジャンルの衰亡、となってゆくという毎度毎度のお話になってゆくわけです。
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手塚治虫は「漫画でなければ評価できたのに」と言われたろうし、江戸川乱歩は「この才能で純文学に進めばもっと評価された」、小松左京氏は「こんなに小説が巧いのならSFなんか書かなければ」と評された。たぶん少女漫画やアニメの人たちもそうだろう。そしてそれらは「大きなお世話」で話がすんでいる
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「セッ〇ス描写はダメならミステリーの殺人描写とかどうなるんだ!」とか叫ぶ人がいるが、答えは簡単。次はそれも取り締まり対象になります。そしてジャンル内部から「何も殺人を扱わなくてもミステリーって書けるよね?」という声があがる。だから、「日常の謎」派は獅子身中の虫として、あらかじめry
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僕が校閲記者をしていた1982年以降、もう「血」をそういう意味で使うことは最大級の禁止事項でしたよ。そのあと「遺伝子」「DNA」と言い換えながら、やはりいけないということになった。それをあっさり復活させるほどオリンピックというのは危険な熱狂を呼ぶんですね。 twitter.com/mas__yamazaki/…
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何でみんな疑似西洋ファンタジー風異世界に行くんだよ、日本人ならちょん髷ワールド、お江戸こそ何やってもいい物語空間だよと常々言っているが、僕の十代のころすでに時代小説は敷居は高かった。使いこなすべき言葉があまりに多くて、いっそ中国を舞台にしようと思ったり漫画の方がいいのではと考えた
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「今の10代には今の10代向けの本を勧めたい」の何が羨ましいかというと、「今の10代には今の10代向けの本が存在すること」が、まず驚異なのであって、かつての10代には自分たち向けのエンタメ小説などほぼ存在しなかったのですよ。その暗黒時代は三十年、若者何世代分かは続いたのではないか。
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僕らの親世代や先輩作家は「小説ばっかり読んで!」と、そんなの読書に入らないと叱られた。では、何を勧められたかというと、ここに挙げられたような「修養書」です。どれ一冊として後に残らず、思い出されることもなかった。これらもそうなるでしょう。ほんとに懲りない人たちというのはいるものです twitter.com/yamachan_5LC/s…
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かつてコバルト・ノベル大賞というのがあり、そこから新たな才能が輩出した。やがて少女向け文庫に収まりきらなくなったのか、集英社編集の仲介があったのか、いわゆる一般文芸に進出し直木賞を取る人も次々出た。唯川恵氏、角田光代(彩河杏)氏、そして亡くなった山本文緒氏はその代表的存在だった。
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あとサラリーマン経験のある人ならわかると思うけど、かりに今回のライトノベル作家さんのように副業申請義務があったとしても、僕ならしないと思います。だって「絶対に人事で報復される」から。家を建てたら転勤辞令みたいなもんで、小説が書けないほど忙しい部署に異動させられますよ。それが会社。
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手塚治虫や藤子・F・不二雄の作品を「安心して与えられる健全漫画」と規定すると「わかってないなぁ、彼らの不健全さを」と憤る人がいるんだけど、彼らの凄さはタブーだった性行為だとか、当時は罪や病扱いさえされてた多様な性、さらには純粋な悪さえ「健全少年漫画」に落としこんだとこにあると思う
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全面的に賛成なんですが、時代小説編集者の今風イラストへの拒否反応はものすごいです。彼らは高齢読者に嫌われることを極度に恐れていて、でも何が何でも説得してゆくつもりです。あと書店での時代小説文庫の隔離ぶりを見ると、ここにキャラ絵表紙を置いても、若者の目に留まりにくい心配があります twitter.com/chikuzen_1982/…
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日本人の役は日本人に演じさせるというポリティカルコレクトネスによって作品の品質は向上するという意見を見たが、「大阪人の役を大阪弁がしゃべれるだけのお笑い芸人にやらせた結果、レベルが地におちた映画・ドラマ」を山のように見たことからすると、とうてい承服できませぬな。