この回答は非道いと思いました(tweetしましたが)。真面目に英文法を学んで覚えてきた中学生ほど、助動詞+have(完了形)+過去分詞という繋がりに戸惑うでしょう。音読する声にも自信のなさが出る。イントネーションなどもおかしくなる。どうしてこんな杜撰な残酷な回答ができるのですか!💢 twitter.com/jumping5555/st…
都立高校の統一入試の運営側がここまでの文法軽視をはっきり言っちゃうって、なんかもうめまいが💫これ中学生が初見で読まされるわけでしょ?文法わかってなきゃ正しく音読できないということわかってないの?それどころか、音読問題って主に構文&意味を正しく取れているか判断するためなのでは? twitter.com/yearman/status…
世界の文学事情更新です!アガサ・クリスティのフェミニズムからの再評価。ナオミ・オルダーマンやケイト・モッセなどが財団公認で書いた「ミス・マープルもの」新作集刊行。温厚なおばあさん探偵に見えて「最高にロック」「自立した高齢女性としてぶっ飛んでる」と彼女たち。 financial.nikkei.com/article/DGXZQO…
英語ネイティブは世界人口の6%しかいないとか。第2第3言語として使う人が19%ぐらい。あとの75%は英語を話さない(2018年調べ)。なのに世界共通語といえば英語だと思い込んでいる(少なくとも英米には多い…)。多言語環境にいると英語の「本場」の言語的孤立というのはちょっとわかる気が。
今回は男性が作ったとても便利な「ファム・ファタール」「ミューズ」理論の欺瞞にも触れます。シェイクスピアもジョイスもあの人も言います。私は魅力的な女性の魔力に屈した「犠牲者」なのだと。これは現在もはびこる"性暴力は女性側が誘ったせい"という理屈に繋がりますね。 kangaeruhito.jp/article/709329
2022年ノーベル文学賞はフランスの作家アニー・エルノーでした。 こちらの記事で有力作家として取り上げ、今年有力と思われる理由も書いています。よかったら👇   news.yahoo.co.jp/byline/konosuy… 今年は、アニー・エルノー、次にヨン・フォッセが推しでした。
明日発表のノーベル文学賞記事です。おさらいに始まり、「選考委員っていつ何をしてるの?」「情報リークがあったって本当?」「賭け屋のオッズの信憑性」「英語に偏る授賞」「今年の有力候補まとめ(けっこうガチです。お世辞抜き)」等となっています。お楽しみ?ください📚 news.yahoo.co.jp/byline/konosuy…
「有害」とみなされる図書には『1984年』のようなディストピア小説、『ハックルベリー・フィン』のような古典も含まれます。2022年の撤去要請最多数の10冊には「ジェンダー・クィア」やトニ・モリスン『青い眼が欲しい』なども。保守反動はこうした文学領域も脅かしている。 rd.com/list/banned-bo…
古典の翻訳についていろいろRTしましたが、古典の新訳には「文学の香りが損われた」みたいな批評が出ることもあるのですが、旧訳が原文に対して高雅すぎたというケースは間々あります。あるいは読解の焦点が合うことで訳文が読みやすくなり、すると有り難みが失せた気がするという場合もあります。
RTに絡んで、ながとさんのツイートを引用させて頂きます。昔の翻訳文は原文より丁寧というか上流っぽくなっている場合はありますね。『風と共に去りぬ』でも「お父様」と訳されてきた原語はPaでして、「おとう」か「とうちゃん」か、いずれにしろ「お父様」という程の丁寧語ではないですね。 t.co/VxSXedRISl
これ公開されました。女言葉、男言葉はもともとフィクション?翻訳には必要? 女言葉の起源、文芸翻訳における役割、語尾という情報源、実践例(英和例文つき)などなど✍️ 「〜だわ」「〜だぜ」性差を強調する女言葉、男言葉 #性のギモン(鴻巣友季子) #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/byline/konosuy…
連載始まりました。「ディストピア」「ジェンダー」「他者性」をテーマに、これまで考え書いてきたものをまとめていきます。ディストピアのおさらいから。 第1回 ディストピア文学はなぜ長年流行しているのか?(文学は予言する) kangaeruhito.jp/article/581394 #考える人 #鴻巣友季子 # @KangaeruSより
カルト宗教の信者二世の目で書かれた小説には、村上春樹の「神の子どもたちはみな踊る」や、今村夏子の「あひる」『星の子』などがありますね。 湯浅真尋『四月の岸辺』の「導くひと」は、テロ事件を起こしたカルト教団の元信者と森のコミューンで育った人、二人の足跡の交わりを描いている。
村田沙耶香の真骨頂。疑うことの真っ当さ "私の場合は「これが正しいんだ」と確固たる思いがある時が危うくて、そうして書いた小説を後から読み返すとおぞましいことが多いです。速度の速い正しさは怖いなと感じます" "自分にとって都合の悪い小説を書きたいと思っています" realsound.jp/book/2022/06/p…
翻訳学習中のみんなー、戸田奈津子さんはもうあるていど語学力がついているというのを前提で、「日本語を勉強しなさい。大事なのは日本語です。日本語を知りなさい」とおっしゃっているのですよ。日本語だけ勉強していて通訳や翻訳ができるようになるわけがありません。そこのところよろしく😊
5月文芸時評。 シンパシー(共感)とエンパシー(理解、感情移入)の問題でもあると思うけれど、今前者ばかりが重視されていないでしょうか。読者は自分からどんなに遠い人物の気持ちも理解できていい筈です。作中の悪人の気持ちがわかると言って非難されるのであれば、文学は何のためにあるのだろう。 twitter.com/BOOK_asahi_com…
クリストファー・ミルンは『クリストファー・ロビンの本屋』の前にも、『クマのプーさんと魔法の森』で、世界一有名な子にされてしまった者として、作家の父への愛憎や、プーさんにまつわる来し方を自伝的作品にしているんですね。50歳をすぎてから複雑な胸のうちを明かした。
わたしが翻訳学習者の方々に「こなれた訳文だけを目指して進まないでください」という理由が(も)書いてあります。ぜひ読んでください✍️ のどかな翻訳苦労話エッセイからは得られない視野と知見があります。
2022年のブッカー国際賞はTomb of Sandの Geetanjali Shree、翻訳者の Daisy Rockwellに授与されました!シュリーさんはヒンディー語で執筆するインド作家。同作は夫に先立たれた八十歳の女性の絶望と再生を描いているようです。英訳版元は注目のTilted Axis Pressです! thebookerprizes.com/the-internatio…
心底がっくりです。ブッカー国際賞の通信社記事。ショパンコンクールやノーベル賞でも問題視されてきましたが、日本人の動向だけ書いて受賞者名や作品名にすら触れない報道はもう本当にやめてください。受賞者のみならず作家の方々にも賞にもあんまりです(ついでに言うと同賞は翻訳者の賞でもある!)
今米国で中絶禁止法をめぐる最高裁判断が大変な局面にあり、アトウッドも声明を出しています。女性が産む道具にされた男女隔離社会を描いた『侍女の物語』(1985年刊)は遠い過去の話ではない。「ギレアデの物語を創造したのは私だが、最高裁がそれを現実化しようとしている」 theatlantic.com/ideas/archive/…
火炎放射器で『侍女の物語』をゴォーーッと焼くアトウッドさんの姿がこちらで見られます。とはいえこの本は耐火処置を施されており全く焼けません。ペンは強し。このfirepoofの本(1冊限り)はオークションにかけられ、収益は表現の自由を掲げるPENに寄附されるとのことです。 youtube.com/watch?v=zpsMsA…
アトウッド『侍女の物語』を自ら焚書!?という動画。米国で同作や『1984年』等の全体主義を諷刺した本が、民間団体からの「要求」で学校図書館などで禁書になり、燃やされることもあるというディストピアな状況を暫く前に紹介しましたが、そうした検閲に抗するための活動です。 apnews.com/article/politi…
若い読者に大友克洋の漫画を勧めたら、 「なんですか、これ。既視感のあるパクリばかりじゃないですか」などと言たという、あの現象ですかね。 わたしはバイヤールの「先取りの剽窃」という語を充てていますが。 twitter.com/fugisayaka/sta…
これお知らせしてなかったかも? 凄腕のハッカーが有名作家(アトウッドやサリー・ルーニー)の未発表原稿を盗み続けていたって話なんですけど、それを売るわけじゃなく、妙に話は複雑で。犯人は翻訳者でもあったんです。「キム・ジヨン」も訳してました📚 「文学界のルパン」financial.nikkei.com/article/DGXZQO…