RTに絡んで、ながとさんのツイートを引用させて頂きます。昔の翻訳文は原文より丁寧というか上流っぽくなっている場合はありますね。『風と共に去りぬ』でも「お父様」と訳されてきた原語はPaでして、「おとう」か「とうちゃん」か、いずれにしろ「お父様」という程の丁寧語ではないですね。 t.co/VxSXedRISl
子供を扱ったディストピアはないかということですが、カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』『クララとお日さま』などが代表格かと。他、子供のディストピア的な要素を持つものには佐藤究『テスカトリポカ』、子どもばかりが若死にしてしまう多和田葉子『献灯使』などもあるかと思います。
都立高校の統一入試の運営側がここまでの文法軽視をはっきり言っちゃうって、なんかもうめまいが💫これ中学生が初見で読まされるわけでしょ?文法わかってなきゃ正しく音読できないということわかってないの?それどころか、音読問題って主に構文&意味を正しく取れているか判断するためなのでは? twitter.com/yearman/status…
『楢山節考』など老棄伝説の作品は当然思いつきますね。自発的に山へ向かわない老人を崖から投げ出すくだりもあります。平野啓一郎『本心』で導入された「自由死」にも高齢者を死に追いやる圧力が生じ得ると思います。老人の死を組織的に操作するドラマでは久坂部羊原作『破裂』が印象に残っています。
世界の文学事情更新です!アガサ・クリスティのフェミニズムからの再評価。ナオミ・オルダーマンやケイト・モッセなどが財団公認で書いた「ミス・マープルもの」新作集刊行。温厚なおばあさん探偵に見えて「最高にロック」「自立した高齢女性としてぶっ飛んでる」と彼女たち。 financial.nikkei.com/article/DGXZQO…
速報、ウィスコンシン州の最高裁でリベラル派判事が多数になる。中絶禁止州法が覆る可能性。 nytimes.com/2023/04/04/us/…
トム・ハンクスさんも現代の感覚からして「不快な表現」をリライトする"古典浄化"には反対とのこと。 何が不快な表現か他人に決められる必要はない。自分自身の分別を信じればいい、と。 twitter.com/Telegraph/stat…
いやいや、番組としては超おもしろいですよ。ただ、この「選択と自由」というトピックを軸にかなり議論(バービーさん、上野さん、確か加藤さんも)が白熱したので驚いています。時間の制限があるのは当然ですけど…。
今年も24冊に絞るのはとても無理!でしたがご紹介しました。去年から「日本文学」「海外(翻訳)文学」という区分けは無くしています📚 パンデミックの時代に「詩」が力を発揮!2021年必読の24冊 @gendai_biz gendai.ismedia.jp/articles/-/908… #現代ビジネス *数字は便宜上のもので順位等ではありません 😊
明日発表のノーベル文学賞記事です。おさらいに始まり、「選考委員っていつ何をしてるの?」「情報リークがあったって本当?」「賭け屋のオッズの信憑性」「英語に偏る授賞」「今年の有力候補まとめ(けっこうガチです。お世辞抜き)」等となっています。お楽しみ?ください📚 news.yahoo.co.jp/byline/konosuy…
若い読者に大友克洋の漫画を勧めたら、 「なんですか、これ。既視感のあるパクリばかりじゃないですか」などと言たという、あの現象ですかね。 わたしはバイヤールの「先取りの剽窃」という語を充てていますが。 twitter.com/fugisayaka/sta…
正しすぎるご意見です😭AI翻訳を有効に使えるのは、原文に対して手も足も出ないから機械に訳してほしい人ではなく、AIの訳文の不備を即座に指摘できるぐらいの語学力がある人…。文章作成も同じ。あくまで補佐役として使える人でないと「使える」とは言えない(とんでもない間違いが起きる)。 twitter.com/Kazuma_Kitamur…
古典の翻訳についていろいろRTしましたが、古典の新訳には「文学の香りが損われた」みたいな批評が出ることもあるのですが、旧訳が原文に対して高雅すぎたというケースは間々あります。あるいは読解の焦点が合うことで訳文が読みやすくなり、すると有り難みが失せた気がするという場合もあります。
再掲します。 “シンパシー(共感)とエンパシー(理解、感情移入)の問題でもあると思うけれど、今前者ばかりが重視されていないでしょうか。読者は自分からどんなに遠い人物の気持ちも理解できていい筈です。作中の悪人の気持ちがわかると言って非難されるのであれば、文学は何のためにあるのだろう”
2022年ノーベル文学賞はフランスの作家アニー・エルノーでした。 こちらの記事で有力作家として取り上げ、今年有力と思われる理由も書いています。よかったら👇   news.yahoo.co.jp/byline/konosuy… 今年は、アニー・エルノー、次にヨン・フォッセが推しでした。
5月文芸時評。 シンパシー(共感)とエンパシー(理解、感情移入)の問題でもあると思うけれど、今前者ばかりが重視されていないでしょうか。読者は自分からどんなに遠い人物の気持ちも理解できていい筈です。作中の悪人の気持ちがわかると言って非難されるのであれば、文学は何のためにあるのだろう。 twitter.com/BOOK_asahi_com…
アトウッド『侍女の物語』を自ら焚書!?という動画。米国で同作や『1984年』等の全体主義を諷刺した本が、民間団体からの「要求」で学校図書館などで禁書になり、燃やされることもあるというディストピアな状況を暫く前に紹介しましたが、そうした検閲に抗するための活動です。 apnews.com/article/politi…
火炎放射器で『侍女の物語』をゴォーーッと焼くアトウッドさんの姿がこちらで見られます。とはいえこの本は耐火処置を施されており全く焼けません。ペンは強し。このfirepoofの本(1冊限り)はオークションにかけられ、収益は表現の自由を掲げるPENに寄附されるとのことです。 youtube.com/watch?v=zpsMsA…
「有害」とみなされる図書には『1984年』のようなディストピア小説、『ハックルベリー・フィン』のような古典も含まれます。2022年の撤去要請最多数の10冊には「ジェンダー・クィア」やトニ・モリスン『青い眼が欲しい』なども。保守反動はこうした文学領域も脅かしている。 rd.com/list/banned-bo…
保守派から「キャンセル」要請が出やすいのは以下の題材やテーマの図書です。 ・人種に関するもの ・LGBTQに関わるもの ・性的に過激な表現 ・冒涜的言葉遣い(ハックルベリーなども) ・思想的偏り(1984や侍女も。そりゃあ思想的に偏ってますよ!それを風刺するのがディストピア小説なんだから)
英語ネイティブは世界人口の6%しかいないとか。第2第3言語として使う人が19%ぐらい。あとの75%は英語を話さない(2018年調べ)。なのに世界共通語といえば英語だと思い込んでいる(少なくとも英米には多い…)。多言語環境にいると英語の「本場」の言語的孤立というのはちょっとわかる気が。
この回答は非道いと思いました(tweetしましたが)。真面目に英文法を学んで覚えてきた中学生ほど、助動詞+have(完了形)+過去分詞という繋がりに戸惑うでしょう。音読する声にも自信のなさが出る。イントネーションなどもおかしくなる。どうしてこんな杜撰な残酷な回答ができるのですか!💢 twitter.com/jumping5555/st…
今米国で中絶禁止法をめぐる最高裁判断が大変な局面にあり、アトウッドも声明を出しています。女性が産む道具にされた男女隔離社会を描いた『侍女の物語』(1985年刊)は遠い過去の話ではない。「ギレアデの物語を創造したのは私だが、最高裁がそれを現実化しようとしている」 theatlantic.com/ideas/archive/…