嘉糠洋陸(@hirokanuka)さんの人気ツイート(リツイート順)

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【第5話こぼれ話1】某地でのロケに同伴した時、リハでの英語のセリフを通した山下さんが第一声「これ、セリフおかしくないですか?」。文法は正しい英語の文章だったのですが、実は厳密にはストーリーと齟齬があることが判明。監修の私も含めて誰も気付かなかったことを指摘した山下さんに鳥肌&脱帽。
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忽那賢志先生(国際医療研究センター)と羽海野チカ先生(『3月のライオン』)のコンビに勝手に対抗心を燃やして、朱戸アオ先生に頼み込んだら傑作爆誕で感涙。慈恵方式のほぼ全手動RT-qPCR。機器は全て私の研究室のモノ。紐倉の義手はダヴィンチ並に正確な動きをするであろう!#朱戸アオ #インハンド
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【第6話こぼれ話1】実は撮影では野桐の高地トレに向かう前に、紐倉が高家に「ヘリを呼べ」というシーンがありました。そのリハの時に、高家演じる濱田さんが「お前が呼べばいいだろ!お得意のドクターヘリを!」とコードブルーをもじったアドリブを利かせて、スタジオは大爆笑に包まれました(笑)。
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【第2話こぼれ話2】なお、山下さん演ずる紐倉が「ダニに謝れ、ダニを敬え」の台詞を撮った際に、監修に参加したうちのマダニ専門の助教が(日本では大変レアな研究者)、感極まってスタジオで隠れて涙したのは内緒です。#インハンド #朱戸アオ
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【第11話こぼれ話2】紐倉が新型エボラウイルス(ニューボちゃん)をマウスに注射するシーン、急遽私が代替することになったのですが、あの義手を装着しようとしたら、全然私の手が入らない!山下さんの手の華奢さをこんなことで実感。結局滑り止めシートを使って、山下さん自身がネズミを捕定!
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【第11話こぼれ話3】紐倉がニューボちゃんを顕微鏡で観察しながら「乱暴だな」というシーン、本当は台本では「ワイルドだな」でした。しかしリハの段階で山下さんが「スギちゃんみたいですね(笑)」で、雰囲気も考慮してその場で変更!この柔軟さがインハンドを作り上げました。
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【第8話こぼれ話1】ポスターのセラチア菌を紐倉がどのように取扱うか決まったのが撮影前夜。当然、当日は台本変更でぶっつけ演技になったのですが、突然その場で山下さんがアドリブを利かせて、濱田さんを押し出してドーン!オフは大変に優しい山下さんですが、役の自然な取り込み方にあらためて感嘆。
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【第11話こぼれ話フィナーレ】去年の7月にお話を頂戴して始まったドラマインハンド監修ですが、私も長い旅の終わりです。この作品に関わる全ての皆さんの情熱にほだされて、私も一生忘れられない経験をすることができました。全ての人に、「未来はあなたの手の中に」。
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【第11話こぼれ話1】最終話でも粛々とこぼれます。高家を治したアメリカ鉤虫由来のNAPc2タンパク質の抗エボラウイルス感染症活性は実話です。USAMRIIDの研究者が医学雑誌の最高峰のひとつランセットに2003年に報告しています。サルでの実験ですが、衛生仮説が背景にあります!
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第1話終盤の山下さん(紐倉役)のセンメルヴァイスの不遇な最期の引用から、研究は100年200年先を見るものだという台詞、不覚にも涙がこぼれました。全ての科学者の咆哮を、MIT製の最先端の義手から飛び立つてんとう虫で見事に表現👏#朱戸アオ #インハンド
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昨年秋、TBSのプロデューサーが突然私のところに現れ、「嘉糠先生、監修をお願いできませんか。主人公は変人の寄生虫学者です」と言われて始まったドラマ『インハンド』のお手伝いですが、ついに今夜第1話の放映です!#朱戸アオ #インハンド tbs.co.jp/inhand/
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【打ち上げこぼれ話】都内某所でインハンド打ち上げ、私は所用で2次会から参加。パーティゲーム付きの抱腹絶倒のどんちゃん騒ぎ、でも放送業界ならではの洗練されたお品があって、妙に感嘆。その後、原作者の朱戸アオ先生達を連れ出してバーをはしご!午前2時まで飲んで笑った素敵な打ち上げでした☆
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【第11話番外編2】最後の海外でのシーン、貝の寄生虫は住血吸虫の設定です。つまりあの巻貝はミヤイリガイ的な!紐倉の「出ておいで、小さな虫たち」は、つまりは住血吸虫のセルカリア。あそこで水遊びをしていた高家は、実は新たなピンチ?!(笑)
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第2話のマダニ媒介性感染症、私自身もかなり思い入れのある回で、素晴らしい仕上がりにキャスト・スタッフの皆さんに心の底より感謝です。加えて、山下さん始めキャラがテイクオフのように徐々に立ってきた、というのが率直な印象。義手の謎も少しずつ出て来ています。次回以降も本当に楽しみです!
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【第2話こぼれ話】紐倉が顕微鏡で観察するハートランドウイルス(緑色)は、実は私の研究室で培養したデングウイルスⅡ型の染色像です。また随所に慈恵医大附属病院の新棟でのロケ映像が使われています。マダニ採集シーンでの白タイベックも慈恵方式です!(身体に取り付いたマダニが見つけやすい)
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【第1話こぼれ話】なお、作中でワンシーンだけ、生きた本物のサシガメが登場しています。Rhodnius prolixusで、私の研究室で10年以上に渡って継代されているサシガメです。リアル感を少しでも追い求める撮影スタッフの皆さんの熱意に脱帽しました。#インハンド #朱戸アオ
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【第3話こぼれ話】紐倉と高家が“捏造”した「マンソン裂頭条虫から分泌される成長ホルモン様因子」の論文。あの英文抄録は私が書いたものです。紙でチラッと見せるくらいかと思ったら、画面にテロップ的に表示され始めて、驚いて飲み物を吹きました(苦笑)。#インハンド #朱戸アオ
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朱戸アオ先生が私の研究室にお越しになりました。たってのお願いで、白衣に紐倉を(^o^)一生モノの宝物です!#朱戸アオ #インハンド
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【第4話こぼれ話2】入谷がセクメト・ジャパンにいる回想シーン、研究室の白板に書いてある一連の構造式は、実はT-705(製品名アビガン)の合成方法でした。国産の抗RNAウイルス薬で、インフルエンザやSFTSVだけでなくエボラウイルスにも効くことで世界の注目を集めた日本の至宝です! #インハンド
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【第11話こぼれ話番外編】ちなみに、感染症法第67条「1種病原体等をみだりに発散させて公共の危険を生じさせた者は、無期若しくは2年以上の懲役又は1,000万円以下の罰金に処する」により、新太は無期懲役の可能性が極めて高いです!真似しないように!
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【第10話こぼれ話3】作中で紐倉が相羽漬を「サバクトビバッタよりも上手い」と表したこの昆虫、西アフリカ定番のお土産です。素揚げで売られていて、パリパリ感と土臭さが特徴。私も幾つか現地で買い込んで、監督やプロデューサーに食べてもらいました。皆さん、躊躇無く口に放り込んでいてびっくり!
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その論文に使われていたマウスの写真は、実は私の研究室で得られたマラリア原虫の感染実験のデータです。ほんの少ししか視聴者の皆さんの目に触れないところでも、きちんとした本物を使うことに徹底的にこだわる「インハンド」撮影スタッフの執念が、このドラマを支えています。#インハンド #朱戸アオ
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【第9話こぼれ話1】監修のうちでも私はかなりコミットした回なので、感慨深く視聴。難治性セリアック病に対するアメリカ鉤虫を使った寄生虫療法は、米国で臨床試験が実施されています。作中ではそのソースを明らかにしていませんが、実際にはヒト感染者からの糞便が必要です。
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【第5話こぼれ話2】入谷のBSL4での実験シーン、マウスに注射するシーンは実は私がやりました。しかしBSL4スーツは息苦しい上に手首まで硬く、ネズミを保定出来ずに何度か取り直しのハメに(苦笑)。堂々の手タレデビュー(?)のはずが、スタッフさん達にはお恥ずかしいところをお見せしました(^^;)
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【第6話こぼれ話2】今回の遺伝子ドーピングの裏設定は、野桐の骨髄採取→造血幹細胞培養→CRISPR/Cas9によるエリスロポエチン遺伝子の導入→放射線照射等による自身の造血幹細胞の破壊→エリスロポエチン導入造血幹細胞の移植→赤血球数増加、というものでした。理論上は可能で、検出は大変困難です。