嘉糠洋陸(@hirokanuka)さんの人気ツイート(古い順)

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【第9話こぼれ話2】なお、途中で入谷のアメリカ鉤虫論文の草稿が出てきますが、感染プロトコールは実際に沿って私が書きました。実は幼虫は20匹くらいまでが感染の限度なのですが、架空で100匹/mlで調整したところ、作中ではガーゼに0.5mlほど染みこませていたので、都合50匹くらいの感染に(笑)。
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【第10話こぼれ話1】アメリカ鉤虫に加え、ヒト蛔虫もヒト鞭虫も、糞便中に虫卵が排出されます。作中の相羽村は、昔ながらの「肥だめ」があり、それを元に肥料を作って野菜等に使うことで、有機農法を推進しています。高家がスコップで撒いていたアレは、人間のウンコ由来の肥料で、寄生虫入りです!
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【第10話こぼれ話2】相羽村のロケハンには私も同行しました。関東近県の某市町村は、行政も住民の皆さんも大変協力的で、スムーズに撮影場所が決まっていきました。しかし某監督はどことなく複雑そうな趣きで、ボソッとひと言。「ここにいる人達、どんどん新型エボラで死んじゃうんだよなぁ」(^^;)
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【第10話こぼれ話3】作中で紐倉が相羽漬を「サバクトビバッタよりも上手い」と表したこの昆虫、西アフリカ定番のお土産です。素揚げで売られていて、パリパリ感と土臭さが特徴。私も幾つか現地で買い込んで、監督やプロデューサーに食べてもらいました。皆さん、躊躇無く口に放り込んでいてびっくり!
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【第11話こぼれ話1】最終話でも粛々とこぼれます。高家を治したアメリカ鉤虫由来のNAPc2タンパク質の抗エボラウイルス感染症活性は実話です。USAMRIIDの研究者が医学雑誌の最高峰のひとつランセットに2003年に報告しています。サルでの実験ですが、衛生仮説が背景にあります!
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【第11話こぼれ話2】紐倉が新型エボラウイルス(ニューボちゃん)をマウスに注射するシーン、急遽私が代替することになったのですが、あの義手を装着しようとしたら、全然私の手が入らない!山下さんの手の華奢さをこんなことで実感。結局滑り止めシートを使って、山下さん自身がネズミを捕定!
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【第11話こぼれ話3】紐倉がニューボちゃんを顕微鏡で観察しながら「乱暴だな」というシーン、本当は台本では「ワイルドだな」でした。しかしリハの段階で山下さんが「スギちゃんみたいですね(笑)」で、雰囲気も考慮してその場で変更!この柔軟さがインハンドを作り上げました。
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【第11話こぼれ話フィナーレ】去年の7月にお話を頂戴して始まったドラマインハンド監修ですが、私も長い旅の終わりです。この作品に関わる全ての皆さんの情熱にほだされて、私も一生忘れられない経験をすることができました。全ての人に、「未来はあなたの手の中に」。
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【第11話こぼれ話番外編】ちなみに、感染症法第67条「1種病原体等をみだりに発散させて公共の危険を生じさせた者は、無期若しくは2年以上の懲役又は1,000万円以下の罰金に処する」により、新太は無期懲役の可能性が極めて高いです!真似しないように!
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【第11話番外編2】最後の海外でのシーン、貝の寄生虫は住血吸虫の設定です。つまりあの巻貝はミヤイリガイ的な!紐倉の「出ておいで、小さな虫たち」は、つまりは住血吸虫のセルカリア。あそこで水遊びをしていた高家は、実は新たなピンチ?!(笑)
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【打ち上げこぼれ話】都内某所でインハンド打ち上げ、私は所用で2次会から参加。パーティゲーム付きの抱腹絶倒のどんちゃん騒ぎ、でも放送業界ならではの洗練されたお品があって、妙に感嘆。その後、原作者の朱戸アオ先生達を連れ出してバーをはしご!午前2時まで飲んで笑った素敵な打ち上げでした☆
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朱戸アオ先生が私の研究室にお越しになりました。たってのお願いで、白衣に紐倉を(^o^)一生モノの宝物です!#朱戸アオ #インハンド
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なお、謹製インハンド白衣の完成型はこちら。右腕はしっかりと義手が描かれております!#朱戸アオ #インハンド
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忽那賢志先生(国際医療研究センター)と羽海野チカ先生(『3月のライオン』)のコンビに勝手に対抗心を燃やして、朱戸アオ先生に頼み込んだら傑作爆誕で感涙。慈恵方式のほぼ全手動RT-qPCR。機器は全て私の研究室のモノ。紐倉の義手はダヴィンチ並に正確な動きをするであろう!#朱戸アオ #インハンド