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【第10話こぼれ話1】アメリカ鉤虫に加え、ヒト蛔虫もヒト鞭虫も、糞便中に虫卵が排出されます。作中の相羽村は、昔ながらの「肥だめ」があり、それを元に肥料を作って野菜等に使うことで、有機農法を推進しています。高家がスコップで撒いていたアレは、人間のウンコ由来の肥料で、寄生虫入りです!
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【第10話こぼれ話2】相羽村のロケハンには私も同行しました。関東近県の某市町村は、行政も住民の皆さんも大変協力的で、スムーズに撮影場所が決まっていきました。しかし某監督はどことなく複雑そうな趣きで、ボソッとひと言。「ここにいる人達、どんどん新型エボラで死んじゃうんだよなぁ」(^^;)
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【第10話こぼれ話3】作中で紐倉が相羽漬を「サバクトビバッタよりも上手い」と表したこの昆虫、西アフリカ定番のお土産です。素揚げで売られていて、パリパリ感と土臭さが特徴。私も幾つか現地で買い込んで、監督やプロデューサーに食べてもらいました。皆さん、躊躇無く口に放り込んでいてびっくり!
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【第11話こぼれ話1】最終話でも粛々とこぼれます。高家を治したアメリカ鉤虫由来のNAPc2タンパク質の抗エボラウイルス感染症活性は実話です。USAMRIIDの研究者が医学雑誌の最高峰のひとつランセットに2003年に報告しています。サルでの実験ですが、衛生仮説が背景にあります!
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【第11話こぼれ話2】紐倉が新型エボラウイルス(ニューボちゃん)をマウスに注射するシーン、急遽私が代替することになったのですが、あの義手を装着しようとしたら、全然私の手が入らない!山下さんの手の華奢さをこんなことで実感。結局滑り止めシートを使って、山下さん自身がネズミを捕定!
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【第11話こぼれ話3】紐倉がニューボちゃんを顕微鏡で観察しながら「乱暴だな」というシーン、本当は台本では「ワイルドだな」でした。しかしリハの段階で山下さんが「スギちゃんみたいですね(笑)」で、雰囲気も考慮してその場で変更!この柔軟さがインハンドを作り上げました。
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【第11話こぼれ話番外編】ちなみに、感染症法第67条「1種病原体等をみだりに発散させて公共の危険を生じさせた者は、無期若しくは2年以上の懲役又は1,000万円以下の罰金に処する」により、新太は無期懲役の可能性が極めて高いです!真似しないように!
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【第11話番外編2】最後の海外でのシーン、貝の寄生虫は住血吸虫の設定です。つまりあの巻貝はミヤイリガイ的な!紐倉の「出ておいで、小さな虫たち」は、つまりは住血吸虫のセルカリア。あそこで水遊びをしていた高家は、実は新たなピンチ?!(笑)
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【打ち上げこぼれ話】都内某所でインハンド打ち上げ、私は所用で2次会から参加。パーティゲーム付きの抱腹絶倒のどんちゃん騒ぎ、でも放送業界ならではの洗練されたお品があって、妙に感嘆。その後、原作者の朱戸アオ先生達を連れ出してバーをはしご!午前2時まで飲んで笑った素敵な打ち上げでした☆
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