嘉糠洋陸(@hirokanuka)さんの人気ツイート(新しい順)

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【第5話こぼれ話2】入谷のBSL4での実験シーン、マウスに注射するシーンは実は私がやりました。しかしBSL4スーツは息苦しい上に手首まで硬く、ネズミを保定出来ずに何度か取り直しのハメに(苦笑)。堂々の手タレデビュー(?)のはずが、スタッフさん達にはお恥ずかしいところをお見せしました(^^;)
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【第5話こぼれ話1】某地でのロケに同伴した時、リハでの英語のセリフを通した山下さんが第一声「これ、セリフおかしくないですか?」。文法は正しい英語の文章だったのですが、実は厳密にはストーリーと齟齬があることが判明。監修の私も含めて誰も気付かなかったことを指摘した山下さんに鳥肌&脱帽。
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【第4話こぼれ話2】入谷がセクメト・ジャパンにいる回想シーン、研究室の白板に書いてある一連の構造式は、実はT-705(製品名アビガン)の合成方法でした。国産の抗RNAウイルス薬で、インフルエンザやSFTSVだけでなくエボラウイルスにも効くことで世界の注目を集めた日本の至宝です! #インハンド
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【第4話こぼれ話1】トキソちゃんことトキソプラズマ、監督がどんな寄生虫なのか知りたいとのこと、HFF細胞内で容赦なく増殖し細胞膜を破壊して大挙してにょりにょり出てくるタキゾイト達の動画を見せたところ、気持ち悪い!と予想通りの返答で(笑)、可愛いアニメに落ち着きました。#インハンド
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論文の抄録、和文は朱戸アオ先生の原作そのままがドラマでも使われており、それを英訳しました。朱戸先生は驚くほどきめ細かく情報収集するので、フィクションの論文の内容でも大変リアリティがあります。ただ、自分の英語が間違っていないか若干心配(^^;)#インハンド #朱戸アオ
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その論文に使われていたマウスの写真は、実は私の研究室で得られたマラリア原虫の感染実験のデータです。ほんの少ししか視聴者の皆さんの目に触れないところでも、きちんとした本物を使うことに徹底的にこだわる「インハンド」撮影スタッフの執念が、このドラマを支えています。#インハンド #朱戸アオ
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【第3話こぼれ話】紐倉と高家が“捏造”した「マンソン裂頭条虫から分泌される成長ホルモン様因子」の論文。あの英文抄録は私が書いたものです。紙でチラッと見せるくらいかと思ったら、画面にテロップ的に表示され始めて、驚いて飲み物を吹きました(苦笑)。#インハンド #朱戸アオ
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【第2話こぼれ話2】なお、山下さん演ずる紐倉が「ダニに謝れ、ダニを敬え」の台詞を撮った際に、監修に参加したうちのマダニ専門の助教が(日本では大変レアな研究者)、感極まってスタジオで隠れて涙したのは内緒です。#インハンド #朱戸アオ
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【第2話こぼれ話】紐倉が顕微鏡で観察するハートランドウイルス(緑色)は、実は私の研究室で培養したデングウイルスⅡ型の染色像です。また随所に慈恵医大附属病院の新棟でのロケ映像が使われています。マダニ採集シーンでの白タイベックも慈恵方式です!(身体に取り付いたマダニが見つけやすい)
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第2話のマダニ媒介性感染症、私自身もかなり思い入れのある回で、素晴らしい仕上がりにキャスト・スタッフの皆さんに心の底より感謝です。加えて、山下さん始めキャラがテイクオフのように徐々に立ってきた、というのが率直な印象。義手の謎も少しずつ出て来ています。次回以降も本当に楽しみです!
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【第1話こぼれ話】なお、作中でワンシーンだけ、生きた本物のサシガメが登場しています。Rhodnius prolixusで、私の研究室で10年以上に渡って継代されているサシガメです。リアル感を少しでも追い求める撮影スタッフの皆さんの熱意に脱帽しました。#インハンド #朱戸アオ
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第1話終盤の山下さん(紐倉役)のセンメルヴァイスの不遇な最期の引用から、研究は100年200年先を見るものだという台詞、不覚にも涙がこぼれました。全ての科学者の咆哮を、MIT製の最先端の義手から飛び立つてんとう虫で見事に表現👏#朱戸アオ #インハンド
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昨年秋、TBSのプロデューサーが突然私のところに現れ、「嘉糠先生、監修をお願いできませんか。主人公は変人の寄生虫学者です」と言われて始まったドラマ『インハンド』のお手伝いですが、ついに今夜第1話の放映です!#朱戸アオ #インハンド tbs.co.jp/inhand/
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拙著を読んでくれた熱心な読者が、こんな素晴らしい帯を作ってくれました(≧∇≦)当分、続編は書きませんが( ̄▽ ̄)