山口慎太郎(@sy_mc)さんの人気ツイート(リツイート順)

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こうした背景に何があるのか、子供たちの学校外での活動や人間関係についても検証してみました。その結果、早生まれの子供ほど、学校外での学習時間と読書時間が長く、通塾率も高いことがわかりました。これらは認知能力の改善に寄与すると考えられます。5/11
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こうした早生まれの不利は制度が生み出しているものであり、解消すべきと考えます。解決のひとつの方法は、少なくとも入試などの重要な場面においては生まれ月の影響を補正した点数や評価を導入するというものです。生まれ月にかかわらずフェアな社会を! 10/11
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目を離したすきに、息子が宿題の計算ドリルをアレクサに解かせてた
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さて、早生まれの子供は不利を跳ね返すために、塾通いをしたり勉強量を増やしたりしています。これは同学年の子供との比較に引っ張られる形で補償的な人的資本投資をしていることを示していると思われますが、短期的にはともかく、長期的な最適ではない可能性があります。8/11
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コロナ禍に伴う休校の影響で検討された9月入学ですが、この研究結果を踏まえると、幼稚園の年長さんを繰り上げで小1にしてしまうというやり方は、学年内の年齢差を拡大するため、大きな副作用を伴うはずです。11/11(終)
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このグラフは、認知能力を年齢別に示したもので、年齢が上がるにつれて認知能力は上昇します。同じ学年内でも年少の子の認知能力は低く出ていますが、学年が上がるにつれて縮小しています。こうした結果は割とよく知られているのですが、私たちが驚いたのは次の結果です。2/11
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経済的にはマイナスでもオリンピックを開催したがる都市が絶えないのは、一部産業、関係者が大きな経済的利益を得るから。あとは政治的なエゴ、という論評。いまの東京の状況を見るとこれ以上無いぐらい納得感がある。
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ちゃんとデータを見るところからまともな教育政策は始まる。現状は思い込みで方針を立てて、「改革」の後は検証もせずにやりっぱなし。非常にいい論考なので、多くの人に読んでほしいです。 コロナ禍と教育格差:ICT活用後進国ニッポンの大問題|社会|中央公論.jp chuokoron.jp/society/114417…
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採用のプロセスで男女どちらかわからないようにすると、女性の採用に積極的だった組織では、かえって女性の採用が減ったということもあるので要注意。 wol.iza.org/articles/anony…
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因果推論警察の皆様におかれましては、家計所得や出生時の健康状態と生まれ月が相関しているのではないかと思われるかもしれませんが、就学援助の受給(低所得の指標)や出生体重とは相関していませんでした。少なくとも、そうした要因が結果を引っ張っていることはないだろうという認識です。7/11
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ノーベル経済学賞発表を契機に日本でも最低賃金引き上げを、との声が出ています。しかし、米国と異なり、自然実験を応用した日本の研究では雇用に対する悪影響が報告されています。その背景には、デフレや手厚い中小企業保護、労働市場の硬直性などがありそうです。 asahi.com/articles/DA3S1…
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在宅勤務により、男性の家事・育児時間や家族と過ごす時間が増え、仕事よりも生活を重視するような意識の変化が生まれたことがわかりました。大学院生の井上さん、石幡さんとの共同研究です。 crepe.e.u-tokyo.ac.jp/results/2021/c… twitter.com/UTokyo_News/st…
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話題を集めている児童手当削減ですが、その是非について経済学の専門家の立場から、できるだけわかりやすくお話しましたので読んでみてください。 【経済学者に聞く】児童手当を削って待機児童対策に。少子化対策になるの? st.benesse.ne.jp/ikuji/content/…
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内閣府の研究会に参加し、労働力調査の個票を出してもらいました。EBPMの一環として有意義な取り組みだったと自負しています。 シングルマザーの失業率上昇、今も残る一斉休校の副作用… コロナで広がる「女性不況」。専門家の分析でわかったこと。(BuzzFeed Japan) news.yahoo.co.jp/articles/c74e4…
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この研究も含め、一般に統計分析とは集団の傾向を明らかにするためのものです。生まれ月から生じる差より、個人差のほうが遥かに大きいのです。したがって、生まれ月に振り回されて子育ての仕方を決めるのではなく、やはり、その子の個性に着目した子育てを考えてはいかがでしょうか。3/4