八條忠基(@EeoduLzbYVjTprk)さんの人気ツイート(古い順)

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オニバス (鬼蓮、Euryale ferox) の葉が展開し始めました。 『枕草子』 「恐ろしげなるもの。つるばみのかさ、焼けたる所、水ふぶき、菱。髪おほかる男の洗ひてほすほど。」 この「水ふぶき」=「芡」がオニバスのことです。 平安時代は葉は漬物に、種子は「鶏頭」と呼んで美味しく食べたようです。
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ヤマアイ(山藍、学名:Mercurialis leiocarpa)はタデアイ(蓼藍、学名:Persicaria tinctoria)とはまったく別種の植物です。 ここで実験有職学。 ヤマアイの根は白いのですが、干すと青くなります。水溶性なので水に浸けるだけで美しい染液ができます。 ただしすぐに退色してしまいます。
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ベランダで栽培しているアカネ(茜、学名:Rubia argyi)、いわゆる「日本茜」を一本抜かせて頂きました。 まさに「赤根」ですね!
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本日は七十二候の「半夏生」です。 『礼記』(月令) 「仲夏之月(旧暦5月)、日在東井、昏亢中、旦危中(中略)是月也、日長至、陰陽争、死生分。(中略)鹿角解、蝉始鳴、半夏生、木堇栄。」 「半夏」とはサトイモ科のカラスビシャク(烏柄杓、学名:Pinellia ternata)のことです。
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ゴボウ(牛蒡、学名:Arctium lappa)の花が咲いています。 種子を去痰・消炎、乳腺炎などの婦人科病に効果がある生薬「牛蒡子」として用います。中国三世紀頃の『名医別録』では「悪実」と表記されましたが、この、なかなか凶悪な面構えを見て頂ければ納得かと(笑)
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こちら葛飾区水元公園のオニバスの水上花が咲き始めました。自らの葉を突き破って咲く、なかなかに鬼の根性の持ち主です。
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朝のオニバスの写真を撮りに葛飾区は水元公園再訪。ハスも美しく咲いていますが、そこにヒラヒラと飛び来るチョウトンボ(蝶蜻蛉、学名:Rhyothemis fuliginosa)の金属光沢が、まぁ美しいこと。 また、飛び方・羽根の動かし方が、「風の谷のナウシカ」に出てくる蟲のようで、なんとも不可思議です。
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水元公園のオニバス((鬼蓮、学名:Euryale ferox) は、ますます鬼気迫る勢い(笑)を増しています。
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ちょっと『愚管抄』(慈円)を読んでおりまして、そうそうと思い、『鎌倉殿の十三人』の現在の状況を見ましたら。 「サテソノ年ノ十一月三日。終ニ一万若ヲバ義時トリテヲキテ。藤馬ト云郎等ニサシコロサセテウヅミテケリ。」 一万若というのは、頼家の長子・一幡のこと。まだ子どもです。
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この子を刺し殺して埋めたのが北条義時の郎党「藤馬(とうま)」というのです。そういえばアサシン善児の二代目は「トウ」とか言っていましたねぇ。。。
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本日ただ今、東京で見る中秋の名月。 千年前の人も見ていた同じ月。
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今年も栗のシーズンに。 「栗は美味しいけれど、皮を剥くのが……」 と仰る、そこのアナタ。 この品種「ぽろたん」は、最初に切れ目を入れて電子レンジや蒸し器に掛けるとアラ不思議、渋皮も綺麗に剥けるのです。去年試しに買って大変気に入って今年も購入です。
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ヤマブキ(山吹、学名: Kerria japonica)の実です。属の異なるシロヤマブキ(白山吹、学名:Rhodotypos scandens)は黒い4つの実が目立ち、よく見かけるのですが、ヤマブキの実は地味で、じっくり見ないと気がつきません。
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『後拾遺和歌集』所収の兼明親王の歌 七重八重 花は咲けども山吹の  実のひとつだに 無きぞあやしき や、ここから派生した太田道灌の逸話が有名なので、「ヤマブキには実がならない」と信じておいでの方も多いのですが、実がならないのは八重咲き品種で、通常のヤマブキは結実します。
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『鎌倉殿の13人』を見ていましたら、尼御台が京から来た女性2人をもてなすために、高坏に「唐菓子」を盛っている場面が登場していました。特に説明も無いのに、このこだわりが素晴らしいです。
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ヒオウギ(檜扇、学名:Iris domestica)の種子、「烏羽玉(うばたま)」です。 そう、「夜」「黒」の枕詞の、あの「ぬばたま」。あっと言う間に秋ですね。
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今日の植物散歩。不気味なモノシリーズ。 ケンポナシ(玄圃梨、学名:Hovenia dulcis)の実。見かけによらず甘く美味しいのです。 シキミ (樒、学名:Illicium anisatum)の実。見かけ通りの凶悪さ。中華香辛料の「八角」(スターアニス)に似ているのですが、食べたらハイ、死にます(きっぱり)。
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森で「綿飴の香りがする」と感じたら、近くに黄葉したカツラ(桂、学名: Cercidiphyllum japonicum)があるはず。 黄葉したり落葉したカツラにはマルトールという物質があり、甘く香るのです。
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望月の和歌を詠んだ藤原道長。月の満ち欠けに関心があったようで、彼の日記『御堂関白記』にも月蝕の記録は数多いです。たとえば 「長徳四年(998)十月十五日、庚子、土除。〈月蝕大分皆既、虧初子三刻二分、加時丑三刻五分、復末寅四刻二分>。」 と、今日の皆さまと同じように刻々と記しています。
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本日も旧暦10月15日。1024年前に藤原道長が見た月と同じ月です。なお「虧初」というのは「食の始まり」という意味です。
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本日11月12日は「洋服の日」です。 明治五年(1872)、官員の礼服を和装から洋装に改める布告が出た日を記念したもの。このときに千年の礼装である束帯が廃止され、大礼服が定められました。 『宮廷のデザイン』(平凡社)より。
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東京・中野の飲み屋街、居酒屋の横にあるヒイラギ(柊、学名:Osmanthus heterophyllus)の花が咲き始めました。野山であろうと飲み屋街であろうと、同じように季節は移ろいます。
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秋深し。ナツヅタ(夏蔦、学名:Parthenocissus tricuspidata)が美しく紅葉しつつあります。
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このたび『有職植物図鑑』(平凡社)を刊行させて頂くことになりました。 遙か以前から日本に存在していた植物を愛し、その恩恵を享受してきた日本人と植物たちとの関わりを文献からたどります。
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歴史や古典文学愛好家の皆さまには、文字で語られる植物の活きた姿を。植物愛好家の皆さまには、日頃見かける植物が日本人とどう関わってきたのかをご紹介したいと思います。ぜひ手にとってご覧下さいませ。 amazon.co.jp/dp/4582839142?…