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桑の実は北関東では「ドドメ」と呼ばれ、その黒紫色は「ドドメ色」として知られています。
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非常に面白い勘違いがあるのです。
『平治物語絵巻』で、信西入道の首が獄門にかけられる場面。なんと「楝(おうち)」の木ではなく、門の「棟(むね)」に掛けられているのです。詞書きはちゃんと「あふちの木」と書かれていますので、これは絵師の勘違い。「楝」と「棟」は紛らわしいですからね。
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いま肉桂(シナモン)入りの椿餅は市販されていますが、はたして丁字(クローブ)はどうかな?と思ったのですが、実にこれ風味絶佳、優雅にして美味しいです!
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『源氏物語』(若菜上)
「次々の殿上人は、簀子に円座召して、わざとなく、椿餅、梨、柑子やうのものども、さまざまに箱の蓋どもにとり混ぜつつあるを、若き人びとそぼれ取り食ふ。」
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椿の葉のおかげで、餅が手に付きません。スポーツ時のフィンガーフードとしては最適だったのも頷けます。