谷口太規(CALL4)(@MTaniguchi14)さんの人気ツイート(古い順)

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コロナ禍をカバーするための経済的政策においても同じことが行われた。性風俗関連特殊営業と呼ばれる、例えばデリヘルなどの事業が給付金の対象外とされた。全国で2万件あるという。営業すれば夜の街による感染と叩かれ、営業しなくても援助はなく、経営側もキャストも路頭に迷う。
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「私は今まで風俗業界で働いていて、ずっと、もやもやした感情がありました。この仕事はしてていいんだろうか、とか、この仕事してるのに恋愛したり結婚したりしていいんだろうか、とか。そんなことをずっと思っていました」 差別をされた人は、差別に晒されているうちに、それを内面化してしまう。
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昨日、元キャストで現在デリヘルの経営者でもあるFu-kenさんが、この持続化給付金の差別について提訴することを公表した。CALL4でも同時にクラファンを開始した。Fu-kenさんがなぜこの訴訟をするのかにを読んで、私はそこに他の多くの差別に共通するものを見た。call4.jp/story/?p=1401
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Fu-kenさんは言う。「スティグマという言葉があるんだなと、最近知った」「今回の件を深堀りすると、スティグマという言葉に結びつくんだ、そういう言葉にできるんだなって思った」。彼女はそのスティグマを考える中で、訴訟という形で、声を上げることを決めた。
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ハンセン病の裁判記録にはこんな言葉が紹介されている。「強制隔離というのは植木に巻かれた針金のようなものだ。針金はしだいに植木に食い込んでいく。気がつくと心の中までずっぽりと隔離の暮らしになじんでしまう。」彼らは最初の裁判で「私たちが裁判所などに入って良いのですか」と聞いたという。
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「差別って、大多数が決めたのであれば許されるものではないんだな、一人でも戦っていいんだなと思った。私もそこに違和感を持っていたんだなと思った」 言葉や制度による差別は人を疎外し、それは自身による疎外をももたらす。彼女は、そして私たちは声を上げることで、その疎外と闘う。
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昨日午前10時に公開されたFu-kenさんの闘いへのサポートのためのクラファンは、24時間のうちに約200万円もの寄付を集めた。これは、私たちの闘いだ、と声を上げる人たちが多くいる。私はそこに希望を見る。call4.jp/info.php?type=…
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本当にひどいやり取り。差別以外の何ものでもない。望月優大さんの分析も非常に的確。でも最近こういう答えたくない質問を、質問者を揶揄することで矮小化してはぐらかす手法よく使われている。特に麻生さんが頻繁に使う。news.yahoo.co.jp/byline/mochizu…
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海賊に疑われ、ソマリア沖から連れて来られた人を弁護したことがある。 船籍はパナマだったが日本の会社が実質保有していたタンカーを襲ったという容疑だった。船員は全員船の中に立て篭り、米軍が彼らを捕らえた。捕まったのは年端も行かない若者たち。文字も読めない漁師たちだった。(1/10)
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そんな中、力になれればと彼らの1人に会いに行ってくれた人がいた。ソマリアで暮らし取材した経験を持つジャーナリスト、後藤健二さんだった。慣れない異国で自身の故郷を知る人との面会はどんなに心休まるものだっただろうか。私たちも裁判のために必要だったソマリア社会の実際を教わった(4/10)
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日本でソマリ語を話す人がいるかも分からなかった。手ぶり身振りのコミュニケーション。突然伝わるものも少ない。その後通訳をしてくれる人は見つかったが、生まれ育った環境と全く違う場所、食事、宗教。私以外誰とも話せないストレス、裁判の不安。彼らの多くは病んだ(3/10)
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海賊行為の立証は単純ではなく、適正手続きに従った裁判は大きな手間と費用がかかる。だから各国は嫌がった。それでアメリカから指示を受けて、船に関係する日本が裁判を引き受けることになったわけだ。 国選弁護人に選任された私は、すぐに留置された彼に会いに行った。通訳はおろか(2/10)
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後藤健二さんはその後も紛争地域での取材を続けていたが、シリアでの取材中イスラム国に捕らえれ殺されてしまった。彼のテーマは戦争孤児だった。 当然だが紛争地域には危険が多い。命を落とすこととも隣り合わせだ。だがそこでしか得られない事実がある。その体験でしか伝えられないこともある(5/10)
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私たちはそれを勇気ある彼ら彼女らに委ねている。それは災害地の救援でも、原発の廃炉作業でも、宇宙実験でも、雪山の登山家も同じだ。私たちは、それら他人によりもたらされる安全や、発展や、美しさを享受し、暮らし、社会を作っている(6/10)
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ジャーナリストの安田純平さんは、2015年から約3年、シリアで拘束されていた。開放されて帰国した彼は、今海外に出ることを禁じられている。外務省がパスポートを発給しないからだ。その理由は曖昧なものだ。彼がトルコから入国制限をされているので、パスポートを出さないというのだ(7/10)
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しかしトルコが入国制限をしているかの証拠はなく、ましてやトルコ以外の国に行かせない理由はない。結局のところ、シリアでの拘束を理由に、ジャーナリストの移動の自由が奪われているのだ。国が誰を海外に行け、誰が行けないかを決めている。これは私たちが手に入れられる情報や経験の問題だ(8/10)
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安田さんは今、訴訟を起こしている。パスポートを発給してくれと。これは彼らのジャーナリストとしての生命線であるとともに、私たちの知る自由の問題だ。彼の訴訟を知り、広め、サポートして欲しい。海外事例のリサーチ費用のため寄付も集めている。ぜひ応援を。(9/10) call4.jp/info.php?type=…
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安田さんの話、訴訟の話しを直接聞くオンラインイベントは9月10日夜開催。海外の例をよく知る国境なき記者団の瀬川牧子さん、AFP日本特派員の西村カリンさんも参加予定とのこと。申し込みはこちらから。call4-1year.peatix.com
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駅。警官が若い男性3人組を呼び止めて、リュックに手を突っ込んでまさぐっている。顔からするとベトナムから来た子たちだろうか。本来は令状が必要な所持品検査だ。急いでいたが「嫌なら応じなくていいんですよ」と声をかける。警官は不機嫌そうに「同意得てますから」と。「ほんとに?」と彼らの(1/7)
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誰にでも門戸を開いた法律相談をやっていると、一定割合で、警察に監視されている、宗教団体が電波で攻撃する、皆悪口を言う、どうにかしたいといった相談がある。精神病による妄想や幻聴の典型例で、法律では解決できない。しかし本人たちは必死で、何とか引き受けてくれと繰り返しやってくる(1/6)
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改悪入管法の審議入り。いつ成立してもおかしくない。大村入管で餓死者が出て始まった議論。本来求められたのは非人間的収容がなされないためにどうすべきかだった。しかし法務省は問いを、どうしたら国に返せるか、に設定した。そして出てきた法案。第三者チェック入れ込まれず。 #入管法改悪反対
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ツイートを読まれた方から、入管職員は悪意の塊に見えるかもしれないが、同じ人間で、よく話せば分かる、忘れないで欲しいというご意見を頂いた。大切なことだし、誤解を招いている可能性もあるので、公開で書いておきたい。 私が指摘したのは、組織役割の設定ミスとそれに伴う組織バイアスの話だ。1/6
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別姓訴訟、反対意見は15人中4人とのこと。6年前より減ってる…。夫婦同性強制に対する課題意識よりも、「家族」という保守から激しいバックラッシュの予想される政治的イシューに対して切り込むことに対するおそれ(組織的防衛意識)が買ったということなのかな。司法が忖度したら終わりと思うんだが。
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こういう資料が出てくるのは珍しい。彼らも予想してなかったのではないか。だからこそ露骨な本音が見える。夫婦別姓の最高裁補足意見とも共通する発想。司法が少数者の人権を「肩入れ」「感情移入」と単純比較問題にしてどうするのか。消極姿勢というより加担・加害だ。kahoku.news/articles/20210…
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大切な友人がアフガンにいる。大学生の時にうちの事務所にアルバイトとして来た彼はアフガン難民の少年を守ることに奔走していた児玉弁護士に憧れ、自分も携わりたいと本当に弁護士として戻ってきた。数年後更なる難民庇護の専門家となるため彼は国連難民高等弁務官事務所へ入職した