ドエンタ医(@doentaER)さんの人気ツイート(古い順)

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当直中。ECMO患者の具合が悪く結局一睡もできていない。 一時かなり血圧低下し墜落しかけたが、全力の処置でようやく何とか持ちこたえている状況。何としても救命する。
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当直明けだが今日も3人目のECMO導入。同時に他院から重症COVIDがまた1人転院搬送→人工呼吸器管理開始となった。世間は緊急事態宣言解除、アラート解除で少し緩み始めているが、医療機関はまだまだ心身共に全く休まらない状況だ。しかも重症ほど先が見えず負け戦は覚悟で全力を尽くすしかない。
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何が1番辛いかって、決定打となる治療法が未だに確立されていない事。少しでも有効な「可能性がある」持ち駒を次々に使っていくしかない。人工呼吸器にしろECMOにしろ「対症療法」でしかなく、時にそれらがかえって仇となる事すらある。その辺りのニュアンスをご家族へうまく伝える事にも苦労する。
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自己のアンガーマネジメントができない人物と関わるのは本当に面倒臭い。医者の世界にも一定の確率でいる。自分のルールや価値観に少しでも相容れないとすぐにスイッチが入り、周囲に攻撃的になる人種。上下関係以前に、協調性の特に重要な救急・集中治療領域ではもはや害虫と言っても過言ではない。
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完徹の当直。一晩で2人のECMO導入はさすがに辛い。研修医が慣れないなりに介助してくれただけでもとても助かった。どうもありがとう。
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ついに院内のECMOが残2台に。それらは予備であり、難治性不整脈など緊急性の極めて高い症例で使用する1台と、心臓外科が術後に使用する1台だ。残りはほぼ全て重症COVID救命のために使われている。それも患者の大半が高齢者という現実。看護師やMEにも大きな負担がかかっている。総力戦で臨むしかない。
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外勤先では日中だけで既に3名のコロナ陽性者。皆ウォークインや救急車で、自宅や街中の飲食店などから普通にやって来る。微熱や脱力感など主訴は様々で、必ずしも典型的な症状で受診するわけではない。年齢も様々。入院か自宅待機かは重症度による。もう街中に陽性者はいると思って自衛した方が良い。
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当直中。 ナイトドクターを観てるリアル・ナイトドクター。
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東京都内のある救急車が、昼の出動要請から全く搬送先が見つからず、1人のCOVID患者を救急車5台以上も「乗り換えて」、翌日深夜まで延々と彷徨った事案があるようだ。こんな事は今までの医者人生で聞いた事がない。病着まで数十kmを越す県外搬送も当たり前になってきている。 #医療崩壊の現状
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東京都での新たな新型コロナ感染者は1日約5800人を記録したが、これは大地震が起きて一気に5800人負傷者が出た事に等しい。 完全に災害レベルであり、こんな状況が連日続いているという事を他人事ではなくみんなが認識するべきだ。
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都内からの転院要請。10LリザーバーマスクでSPO2 80%台前半とかなり具合が悪いが、都内の病院は多摩地区含め全部受け入れ困難だったらしい。 当院も重症ベッド満床であり、原則都内の症例は受け入れ制限の規定となったため、トップに相談の上断らざるを得なかった。 本当に申し訳ありませんでした。
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この東京都の悲惨な医療崩壊を目の当たりにして、菅総理や小池都知事、厚生労働省のお役人はどう感じているのだろうか? まさか災害級だと思っているのではないか? とんでもない。「災害級」ではなくて「災害」です! まだまだ認識不足。 しかも都内に限った話ではありません。
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今最もストレスフルな職業の1つは、何と言っても救急隊員だろう。何病院にも受け入れを断られ、患者家族と病院の板挟みに合い、常に感染のリスクに晒されている。 時間だけ浪費する軽症患者の要請も多い。 辛い立場や心情を思うと頭が下がる思いだ。 お力になれない時には本当に申し訳ありません。
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重症COVIDの治療に尽力できるのも内科各科(特に総合内科、呼吸器科)の大変なバックアップがあっての事。 毎日ひっきりなしに来る中等症患者を引き受けていただいているため、重症患者に専念できる。 平常通りERや重症外傷等に何とか対応できているのも各科のご協力があっての事。 本当に感謝しかない。
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最近交通事故が多い印象。 バイク事故や飲酒運転による重症外傷も一定の頻度で搬送される。 子供の頃、父の運転する助手席にて教わった運転の心得は「待つ哲学を持つ」という事と「車間距離を保つ」の2点だ。 今でもこの言葉だけは胸に安全運転を心がけている。
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あるある。原因は大体一過性の迷走神経反射が多く、重篤なアナフィラキシーショックは少ない(だとしても治療ですぐ改善する)。 ある程度の規模の若年者の接種会場では散見される事象。 過度に心配する必要全くなし。 #Yahooニュース news.yahoo.co.jp/articles/52804…
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ECMO適応なく、数ヶ月も人工呼吸器で粘らざるを得なかったご高齢の重症COVID患者が遂に呼吸器離脱に成功し転院。菌血症、uncontrollableな呼吸不全、気管切開など何度も死線を彷徨い乗り越えた。最後は車椅子で意思疏通も良好に。正直もうダメだろうなと何度も心が折れかけた方の回復は本当に嬉しい。
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これにはご本人の回復力ももちろんあるが、長期間諦めずに、毎日献身的に大変な体交や呼吸理学療法、吸引、観察などケアをしてくれた看護チームの努力の賜物がとても大きかったと思う。 心から拍手を送りたいし、こういう喜びは病棟全体で共有して良い事だと思う。ありがとうございました。
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「血圧低めの脳卒中症状→大動脈解離」は今年で3例目。 昨日など「左片麻痺+収縮期血圧100前後」の入電の時点で若手に注意喚起を行い、実際に右総頚動脈へ進展したA型解離であった。 大動脈解離の6%は脳卒中様症状で発症する。 救命士は解離は全く想定外だったようで、現場でフィードバックを行った。
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勤務医の給料減らすより、まずおまえらの給料減らしたらどうですか?
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久々の最重症COVID入院→ECMO導入。ここにきてワクチン未接種者の重症化例が再び出始めてきている。株は不明。 打ちたくても打てない、打ちたくない、そもそも情報を知らない等事情や思想は人それぞれだと思うが、現場の意見としてはやはり予防の為に各自ができる事はきちんとやっておくべきだと思う。
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高齢者のみなさま。外出する時はできるだけお薬手帳を携帯するように心がけていただけると非常に助かります。 外出先での急なご病気やお怪我で救急搬送になった場合、既往歴や内服歴の情報がとても重要になる事があります。 ご家族の方も含めまして、何卒ご協力よろしくお願いします。
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中学時代、塾の面談で「医学部に行きたい」と話したところその先生は「読書はしてる?医者こそまず本ですよ」と。 普通そこで医学部に強い高校や受験テクニックを教える所だろうが違った。医者になりたいなら今から様々な本を読み、多様な人間社会を学び教養を高めなさいという事。凄い先生だった。
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旅行記のような地理の授業。 いったい何の役に立つんだと敵意すら感じていた倫理の授業。 もはや赤点しか記憶にない古文漢文。 全て今となってはあの時にちゃんと勉強しておけばよかった、実は面白いじゃないかと思える。 もう一度高校時代にタイムトリップできたなら、今度は優等生になれるかな。
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後輩の機転で救われた話。骨盤骨折による出血性ショックの患者。 TAEによる止血が完了しICU入室。一旦は改善したバイタルが数時間後に再び崩れる。再出血?だが骨盤の止血は済んでおりFASTも陰性。貧血進行もない。しかし輸液・輸血反応性の乏しい血圧と上がり続ける乳酸値。ACSからの腸管虚血か?