426
自民党は改憲で導入を目論む「緊急事態条項」に、あたかも「歯止め」然とした「期限」を設けるなどと言っているが、一度でも内閣ひいては首相に憲法すら超える権力の集中を許せば、そんな「期限」は有名無実化する。同様の国家緊急権発動から50年近く独裁が続いたシリアなど歴史が証明している。
427
これまで「無償」であった給食費を、マイナンバーカードを取得しなかっただけの世帯を対象から排除するなどという方針を打ち出した岡山県備前市は、違法性どころか公平な行政サービスを供給しない時点で、平等原則を定める憲法にすら反する。第一「任意」のカードが不利益処分の根拠になる訳がない。
428
めっきり報道が減ってしまったけれども、明らかに自民党政府の失策が引き起こした生乳大量廃棄や乳牛殺処分の問題は全く解決されていない。ただでさえ低い食糧自給率を更に引き下げるような軽挙妄動は、迅速且つ徹底的に叩き潰さなければ手遅れになる。一度破壊された生産を取り戻すのは至難の業。
429
そもそも決裁文書であろうがメモであろうが、行政府における意志形成過程などの事実を確認する為に作成されるのが「公文書」であって、そこに事もあろうに行政府の人間である高市早苗氏がケチを付けて居直っているから話がおかしくなっている。記録を否定したら統治行為は成り立たなくなる。
430
自民党が「改憲」で求める「緊急事態条項」は、何度も指摘している通り時の政権が「緊急事態」であると一方的に認定さえすれば、立法権を含む無制限の権力を掌握して、我々主権者の生殺与奪を思うがままに出来る最悪の独裁条項です。こんなものを自公維国の四党は憲法審で導入を目論んでいます。
431
近代国家は「記録」が全てであり、その最たるものである公文書が正確であるか否かは民主主義国家の根幹に関わる問題であるのに、1人の公務員が自死にまで追い込まれた公文書改竄を経験しても尚、国会での追及を「延々にやって何の為の時間なのか」などと言い放つタレントを使うマスメディア。絶句。
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「野党」の皮を被った事実上の翼賛勢力と化している「維新」「国民民主」含め、憲法審査会で「緊急事態条項」ありきの議論が進んでいるのは異常。現行憲法を遵守せず現下の市民生活すら守れていない癖に、完全な「独裁条項」を欲する自公、そして追従する維国の権力欲は百害あって一利なし。
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自分が「公文書」に対して全く具体的根拠も示さず、主観ばかり並べ立て「捏造」だと断言した挙句、答弁内容が二転三転しているのを棚上げして「私が信用できないならもう質問はなさらないでください」などと野党議員に捨て台詞を吐く高市早苗氏。質問されたくないなら高市氏が立ち去るべきだろう。
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自民党は「改憲」を正当化する為に、ドイツ基本法の改正回数だけを殊更に強調するが、ドイツ基本法では所謂「人権宣言」の部分が「永久条項」として保護されている点は完全に伏せている。そして自民党改憲案は、内閣の気分次第で人権がいつでも喪失させられる条文に溢れている。騙されてはならない。
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このタイミングで岸田首相との会食に応じるマスコミ幹部の体たらく。今また民主主義社会を支える「報道の自由」の重要性が取り沙汰されている仲で、距離を保つべき政治権力と事もあろうにクローズドな場で「馴れ合い」に興じるようなマスコミ幹部に、ジャーナリズムを掲げる資格はない。
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高市早苗氏のように公文書を否定するような人間が、いつまでも大臣のイスにしがみついている醜悪さは筆舌に尽くし難い。任命責任者でありながら他人事のように放置している岸田首相も同罪。まして、これまで夥しい公文書の破壊を繰り返し引き起こしてきた反省が微塵もない。自民党に国家運営は不可能。
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公文書を否定する高市早苗氏は「確信」だの「自信」だの「断言している」だの、記録を否定するには全く無力な「主観」を勢い任せで捲し立てているだけ。挙句の果てに、与党は関係者の国会招致を拒絶。真相究明の意思は微塵もなく、結局いつもの自己保身、事勿れ主義、時間稼ぎでしかない。笑止千万。
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本邦では「奨学金」と称する制度は殆ど全てが事実上の「学生ローン」であり、さも当然であるかのように認識させられているけれども、先進諸外国では「給付」が当たり前。そんな制度を放置しているだけでも自民党政府は論外だが、その減免の条件に「出産」「結婚」を持ち出す増長ぶりには怒りしかない。
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「奨学金」は経済状態に左右されず「教育を受ける権利」を支える為にあるのであって、それを「借金」のまま放置し続け、徒に貧困を再生産するだけに飽き足らず、言うに事欠いて全く無関係な「結婚」や「出産」を減免の条件として紐付けようとしている自民党の盗人猛々しさ。国政を預かる資格はない。
440
自民・衛藤晟一元少子化相が「奨学金」について「地方に帰って結婚したら減免、子どもを産んだらさらに減免」などとバカげた段階的条件案を提示していて唖然。そもそも公的奨学金が事実上の「借金」であるのがおかしいのであって、問答無用で「免除」すべきであり、条件を設けるなど以ての外。
441
高市早苗氏は客観的な証拠である公文書を、言うに事欠いて「確信」だの「自信」だのという全く取るに足らない「主観」で否定するだけに飽き足らず、今度は予算委員会で委員長の制止すら無視し持論を展開。記録を否定し、国会運営も妨害するような大臣は存在してはいけない。直ちに辞めるべきだろう。
442
曲がりなりにも「記録」が全てにおいて優先される近代国家で、高市早苗氏の言う「確信」だの「自信」だのという信憑性のカケラもない主観で、政府が公文書と認めた確固たる「記録」が容易に否定される前例が生まれたら、もう無政府状態と変わらないですよ。記録が記録として機能しなくなるのですから。
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公文書改竄で「責任者」である首相や閣僚などの政治家は誰一人責任を取らず、そればかりか「政治主導」の内閣人事局は、駐英公使となった中村稔など改竄を指示した財務省官僚を処分どころか全員「出世」させた。こんな腐り切った自民党政府が今また公文書にケチをつけているが、信用する方がおかしい。
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自民党が喉から手が出る程に欲している「緊急事態条項」は、政権の意に沿わない人々を令状なしで逮捕拘禁するなど、無制限の弾圧さえ容易な「独裁条項」であるが、そんなものの為に憲法審査会を是が非でも動かそうとする「維新」や「国民民主」の振る舞いは、完全な翼賛勢力。戦前の大政翼賛会と同じ。
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公文書を「口先」だけで否定しようと試みている高市早苗氏が無論問題であるのは論を俟たないが、そんな人物を放置している岸田首相も任命権者として同じく責任は重い。安倍元首相の答弁に伴って行われ、1人の公務員を死に至らしめた公文書「改竄」以来、最悪の記録破壊であるのは間違いない。
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「維新」と「国民」の2党が改憲による「緊急事態条項」創設に前のめり。自民党が欲して止まない「緊急事態条項」は、内閣が立法権も掌握して無制限の権力を行使し、市民の権利と自由を完全に失わせて独裁を完成させられる代物。直ちに声を上げて打ち砕かなければ完全に手遅れになる。
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「復興五輪」などと嘘偽りのスローガンを掲げ、被災地から必要な人員や資材を奪い取り、復興支援に回せば遥かに有効活用出来た国費投入分だけで約5000億円。そして赤字施設という最悪の「負の遺産」だけを押し付け大規模汚職の事実も露呈。この総括もない自民党政府が被災地をダシにする醜悪さ。
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高市早苗氏と言えば、2度に渡る消費税増税を「社会保障」を口実に強行した安倍元首相ですら「5分の4を借金返済」に使っていたと認めた消費税について、平然と「消費税は法律で社会保障に使途が限定されている」などと、平然と大嘘を言い放った人物であるというのは決して忘れてはならないだろう。
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岸田政権は、本来政府が救済すべき日々の食に事欠く人々が、民間団体の食糧配布に過去最大の列を成す現実を横目に、国内農業を全く守ろうともせず、連日酪農家には生乳を大量廃棄させ、コメ農家には減反を強いている。食糧を必要とする人々を放置しながら、食糧生産を潰す政権は存在自体が有害。
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従来「番組全体」で判断されるとされてきた放送法上の「政治的公平性」が、安倍政権時の高市総務相の下で「1つの番組」でも判断出来るなどと、言論弾圧も朝飯前の独裁国家に引け劣らない紛れもない「解釈変更」をしておきながら、解釈は変わっていないなどと強弁する岸田政権。言語が機能していない。