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皮膚の表面がザラザラしているのは、『湿疹(皮膚炎)』において典型的な所見です。
「蕁麻疹?」と勘違いされる方も多いですが、蕁麻疹は皮膚の内側の問題であり、表面はザラザラしていません。
湿疹は外側からの塗り薬、蕁麻疹は内側からの飲み薬を主体として治療します。
mobile.twitter.com/S96405539/stat…
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お子さんの湿疹で特に気をつけたいのが、肌荒れへの治療が遅れると、それがきっかけとなって他のアレルギーまで発症しうる点です。
将来的に、食物アレルギー、喘息、花粉症などのアレルギー性鼻炎にかかってしまうリスクが高まる可能性が指摘されています。
mobile.twitter.com/S96405539/stat…
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お子さんの湿疹が治らない場合、早めに病院へ連れてきて頂きたいです。のちのち食物アレルギーなどでお子さんが苦労されては可哀想ですよね。
受診さえして頂ければ、お子さんの健やかな成長を守るために全力でお手伝いいたします。親御さんにご面倒をおかけしますが、宜しくお願い申し上げます。
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国のトップに科学リテラシーが無いのは厳しいですね…
「医療系ベストセラーはデマばかり」という事は過去の研究で報告済。岸田首相が購入された本の著者・和田秀樹氏の発信内容も適切な根拠が無い医療情報が多いです。
国は本来なら、国民に健康被害をもたらすエセ医学を取り締まるべきなのですが。 twitter.com/YahooNewsTopic…
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繰り返すニキビには、ディフェリンやベピオ系統の塗り薬が必要。
しかし医師向けアンケートで「最も処方するニキビ治療薬は?」と尋ねた所、これらの薬を選ぶ医師は僅か3割。
「クラビット内服が第一選択」という不可解な医師も14%、という驚きの結果。標準治療を提供できない医師も少なくないです。 twitter.com/sekkai/status/…
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「大人になってから猫を飼い始めた方で、猫アレルギー発症リスクが高かった」との報告があります。
猫アレルギーの方の1-3%は、豚などの肉にもアレルギーを起こす点も要注意。「猫のフケ」と「豚肉」には類似のタンパク質が含まれるためです。
豚肉摂取後に体調不良が出るようなら病院でご相談を😌 twitter.com/jcast_news/sta…
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猫を3年間飼っている人気YouTuberが、猫アレルギーを発症されたそうです。
実は「成人以降に猫を飼い始めた方では、猫アレルギーを示すようになるリスクが高そうだ」との報告があります。
特に「寝室に猫を入れる方」「もともと喘息、湿疹などがあるアレルギー体質の方」でリスクが高めなようです。
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意外と知られていないのが「ペット」と「食物アレルギー」の関係。
猫の飼い主⇒豚肉アレルギー発症
インコの飼い主⇒鶏卵アレルギー発症
犬の飼い主⇒牛肉アレルギー発症
などが有名です。「猫のフケ」と「豚肉」、「インコの毛」と「鶏卵」の成分が似ているのが一因です。
lumedia.jp/allergy/2005/
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大事な知識なので繰り返し発信していますが、食物は「口から食べるもの」であり「肌へ塗るもの」ではありません。
食物成分が皮膚から吸収されると、食物アレルギーの発症リスクがあります↓
化粧品や入浴剤など、スキンケア目的での利用は避けるほうが安心です。
lumedia.jp/dermatology/19…
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米も例外ではありません。「米のとぎ汁」「米ぬか」などが肌から吸収され、それらへのアレルギーを発症した方が複数報告されています。
また、米と類似した成分を含む「桃」など他の食物へのアレルギーを発症するリスクもあります。民間療法を信じたせいでアレルギーになってしまうと不便ですよね。
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「インフルエンサーが言っているから」「バズっているから」などの理由で医療情報を信じると、思わぬ健康被害を被ることがあります。
「客観的な臨床試験などで有効性や安全性が確かめられている話なのか?」「出典は明示されているか?」などを冷静に確認する癖をつけましょう。
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<参考文献>
jstage.jst.go.jp/article/arerug…
webview.isho.jp/journal/detail…
jglobal.jst.go.jp/detail?JGLOBAL…
jstage.jst.go.jp/article/arerug…
※引用記事の参考文献も併せてご参照下さい。
※COIはありません。
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皮膚科医として皆様に必ず覚えて頂きたいのが、食べ物は「口から食べるもの」であり、「肌へ塗るもの」ではないことです。
「自然由来の食物成分なら肌にも安心」という化粧品の宣伝を散見しますが、食べ物を肌に塗る行為は全く自然な行動ではなく、食物アレルギー発症リスクを高めて危険なのです。 twitter.com/Aki_Okazawa/st…
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食べ物を肌へ塗ることの危険性については、下記記事で詳しく解説しております↓
lumedia.jp/dermatology/19…
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「卵アレルギーなのでインフルエンザワクチン接種は心配」と不安なお気持ちは大変よく分かります。
ただワクチンに含まれる卵成分はごく微量。昭和大学の研究によると、「重症卵アレルギーの子供17人にインフルワクチンを接種しても副反応は無かった」と報告されます。
ご心配な方は病院でご相談を😌 twitter.com/UP_UPUPUP_UP/s…
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原則として、「鶏卵アレルギーだとワクチンを接種できない」ということはございません。
日本で使用されているインフルエンザワクチンは高度に精製されており、残存する卵白成分は極めて少ないです。
従って、アレルギー反応を引き起こしてしまう可能性は非常に低いと考えられます。
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セント・メアリー病院の研究によると、ピーナッツ・アレルギーを持つ子供は、それ以外の子供と比べると「ピーナッツオイルを含むスキンケア製品」を使用していた割合が高かったです。
親が「子供の健やかな肌を守りたい」と思って購入した製品が、むしろ食物アレルギーを招く恐れがあるのです… twitter.com/Aki_Okazawa/st…
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車掌さんが「抗アレルギー剤の過剰内服」で意識朦朧となる事件が起きました。医薬品の用法用量は守りましょう。
また、車を運転する方は「眠くならない薬」を使用しましょう。『ポララミン』等、一部の抗アレルギー剤は非常に眠いです💦一方で『アレグラ』『ビラノア』なら脳に移行せず安心ですよ。 twitter.com/livedoornews/s…
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猫や人に噛まれたら、抗菌薬を飲むべきか病院でご相談を!
破傷風予防にワクチン等の投与が必要な事も。特に1968年以前生まれの方はワクチン接種歴が無い人が多く要注意です。
猫の飼い主で「破傷風ワクチンを打った時期がわからない」方は、5~10年に1回は破傷風ワクチンを接種しておくと安心かと。 twitter.com/hidekiccan/sta…
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ダイスケさんは「塩でアトピー改善」と謳い、ステロイドや保湿剤の代わりに中国産の塩5kgを9480円で販売しています。
民間療法に手を出すと、お金が無駄になるだけでなく健康被害を受けるおそれがあります。
適切な根拠のある健康情報だけを参考にして頂けますと幸いです。
twitter.com/GiantTCRad2/st…
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私も愛用している『チェックアップ』を例に挙げると、
5歳以下⇒コドモ(フッ素濃度950ppmF)
6歳以上⇒スタンダード(フッ素濃度1450ppmF)
※大人もスタンダードでOK
が推奨されるようになりますね。使用量は、
2歳以下⇒1-2mm
3-5歳⇒5mm
6歳以上⇒1.5-2cm
が目安。子供の虫歯が減ると良いですね☺ twitter.com/Moody_Dent_Inf…
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「睡眠ジワ」は皮膚が枕へ圧迫されて生じる「縦じわ」です。表情筋によるシワとは異なり、ボトックス等の効果を得にくく治療は困難。
予防が大事で、なるべく仰向けに寝ることが推奨されます。「皮膚との接触が減る特殊な形状の枕」を開発しようという研究も進行中であり、今後に期待です。 twitter.com/5HOn51aV6fKsOL…