将来を楽しみにするか不安になるかは過去と未来をなにでつなげるかのちがいで、過去の楽しかったことに紐づけると楽しみに、嫌だったことに紐づけると不安になる。「もし自信をなくしてくじけそうになったら、いいことだけいいことだけ思い出せ」というアンパンマンたいそうの歌詞は真理だな…。
柳沢慎吾に「あばよって何の略?」としつこく問い詰めたら「アバンチュールしろよ!」と言ってウインクをして去っていった夢をみた。なんの暗示か夢占いで調べる要素がひとつもない。
塙さんの審査のコメントが全部ほんとうにすきで、紳士的で正直でやさしくてでも言うべき点はしっかり言って(ジェスチャーでゴメンねするのも萌え)あの立場が演者の未来を大きく左右すると知っているからこそ真剣に向き合う姿勢がすばらしかった。はー、だいすき。
東京03の飯塚さんが昔はモテたいとか反骨精神で芸人になる人が多かったけど今は純粋にお笑いが好きで業界に入ってくる子が多くてネタも陽性で人を傷つけないしやさしい終わり方をするって話してたの、昨夜のM-1を観たらほんとにそうだったなー。そしてわたしはナイツ塙さんがいちばんすき…。
自分に対しても同じで「わたしはこうだから」と決めつけて悪い部分や汚い感情を自分そのものだとしたがることがあるけど、まあそれほんの一部だよねと思うし、自分でも他人でもどれだけ多面的に捉えられるかは知性だなとも思う。
先日のトークイベントで作家の村田沙耶香さんが、人は汚いものを本物だと信じたがる。たとえば悪口や悪態に対して「本音が出た」とよく言うけど、きれいごとが本音のこともあるよねというようなお話をしていて深く頷いた。この人はこうだと決めつけずにそれは一部だから多面的に見たいと改めて思った。