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1年前にステイホーム期間もずっと止まらずに働き続けてくれた人たちの存在を知ったはずなのに、街の灯りを消すなんて考えが出るのは、あらゆる仕事への敬意がないとしか思えないよね。街の光は防犯のため、誰かを排除しないために必要だよ。
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すごく詳しくないと好きとは言えないという考えから逃げ続けて数十年。熱中や没頭しづらい性質の人は多数いて、詳しくなくてもなんか好きだなーという感情をしっかりカウントして掴まないと、自分は好きなものもしたいこともない人間なのだと諦めてしまう。熱烈ではなく常温の好きも認めていこうな。
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身体が疲れているわけでも落ち込んでいるわけでもないけど、とにかく力が湧いてこない。この1年でわかったのは、楽しみな予定をたてられずに、ワクワクするのを諦めてガッカリしないための行動をしていると、感情が動くのをサボるようになるってこと。目に見えないけどとても大きな被害だと思うのよ。
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寂しさの8割は「暇」だから、何か夢中になれるものや習慣的にやることをとにかくつくって、心の居場所をつくるといい。残りの2割は標準装備(あって当たり前)という話をしたんだけど、14歳くらいで知りたかったことだなー。
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いいか落ち着け、寒さと空腹と睡眠不足は不安を増殖させるから、あったかくして、よく食べて、よく寝るのだ。なにがなんでもだ。母より。
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その場では怒らないけど思い出し怒りのように後から怒ることがよくあって、ドンくさいなと思ってたけど、自分のどこが傷ついて何に怒っているのかを把握しないと怒りとして表現できないから時間がかかるだけなんだなとわかってきた。何も言わないからといって怒ってないわけではないって話。
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すごくどうでもいいけど、以前一緒に働いていたアルバイトさんが電話の相手の名を聞きとれず「東急ぽんぽこぺんからお電話です!」と堂々と言ったのを思い出した。東急東横店からだった。
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さっきわざとぶつかってくるおじさんに遭遇した。あれってぶつかられた側は確実にわざとってわかるんだけど、肩をつかって殴ってるのと同じように力をこめてぶつかってくるんだよね。いったいどんな心境なんだろう。あとを追いかけて「今のですっきりしたの?」って聞いてみたいわ。あと水虫になれ。
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自分ひとりで自分を満たす方法をいくつかもっているといいと思うんだけど、書き出してみたところ今のところ「半ラーメン半チャーハン餃子3個のセット」がつよい。
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「人を信頼するとは、意を決して誰かのプールに飛び込むことではなくて、誰かが見ていてくれると信じて自分のプールで堂々と泳ぐことだ」と過去の自分がメモしていた。いいこと言うなー、ほんとにそうだなー。
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若いころは自信や自尊心をもてないのは自分の問題だと思っていたけど、年齢を重ねてすきな人と関わるようになると「この人たちに恥じないように」という気持ちで育った。大事にされない場所では自尊心は保てないし、大事にしあえる場所にいればよいので、自分の性質というより環境の問題なのだと思う。
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いやー子どもの頃に大人から理不尽な怒りを浴びて育つと、大人になっても怒られたり注意されたときに「自分がなぜ怒られたか」原因を振り返って反省できずに「怒らせてしまった」と感情だけを見てしまうので、怒られた結果良い方向にはいかず、怒られないように萎縮する一方なの、あるあるだな…。
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他人の気持ちを汲みすぎたり自分より相手の気持ちを優先する人は、やさしくて思いやりがある一方で、事実ではなく想像の中で傷ついたり、わかるはずのないことをどうせこうだろうとわかるつもりになってしまい、自分の頭の中だけで世界が完結しがち。他人を気にしてるようで他人がいない状態だよね。
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休むことが苦手で罪悪感をおぼえてしまう人は、人生は問題や困難でできていると思っているため、楽しいことやよろこびに時間をつかうことを無意識にも避けている傾向がある。人生はガマン大会ではなく自分をよろこばせる大会だと書いて壁に貼っといて。
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うちの高3と進路の話で「自分がどうしたいかわからない」と言うので「今わかろうとすべきなのは感情ではなくて情報」と言って調べることと先生に聞くことを伝えたら、その後選択肢と何をがんばるかようやく見えたようで、やはり「何をしたいか」だけに固執するのはよくないし知識は味方だなと思った。
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仕事も恋人もマッチングがすべてで、合わないのに続けてると自尊心が削られるから次に進んだほうがいいよ。明確な理由がなくても「なんかちがう」はだいたい正しいよ。と言ったら「でも人には心というものがあって…」と言われた。おかしいな人じゃないと思われてるのかな。
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毎回選挙の結果を見ると、自分の見ているものがいかに偏っているかを知るよね。自分がつくったタイムラインで見ているものは決して世間ではなく端っこなのだと。ただ、どれだけ少数派でも端っこでも自分のすることや進む方向が変わるわけではないから、明日からもまた自分の仕事をしよう。
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仕事がままならなくて困っている声は集まるものの、今だからこそ人手が足りなくて手伝ってほしい仕事もあると思う。声をあげにくいのかもしれないけど、お急ぎの求人をまとめて仕事をしたい人とつなげる必要があるよな、きっと。
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さっき安住アナのラジオを聴いてたら「歳をとったら自然に歌舞伎と演歌がすきになると思ってたけどちがった」というお便りに、安住さんは「大人は新聞の内容が全部わかってると思ってたけど今でもぜんぜんわからないことだらけ」と言っていた。ほんとだよね、大人になってもいろんなこと慣れないよね。
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きのう幡野さんとヤンデル氏のお話を聞いていて改めて思ったんだけど、「人の話を聞く」というのは、あたたかく寄り添う行為のようで「わたしとは関係ないあなたの話を聞きますよ」と自分と相手をしっかり切り分けることでもある。本の中や話し相手の中に自分を探す人を「関係ない」とまず切り離す。
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コミュニケーションにおいて相手に敬意をはらうってことは、相手をもちあげて下手にでることでも気をつかうことでも役に立とうとすることでもなくて、自分が先に正直であることだと思う。極端に言えばウソにはウソの態度が返ってくるし、正直には正直な態度が返ってくる。
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正直に出した結果できた距離は適切で、双方が敬意をもてる人とは近くにいて合わない相手とは離れるという選択ができる。近づくだけじゃなくて離れるにも敬意は必要で、人との距離は好き嫌いでコミュニケーションのやり方を使い分けるのではなくて、ただ正直であるだけでいいのだと思うよ。
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「できない」と「まだ慣れてない」はちゃんと見極めないとね。慣れてないだけなのに「向いてない」「能力がない」と判断するともったいないよね。「慣れるまでとにかくやってみる」と決めるとちょっと楽だし。ええ完全に自分に言い聞かせてます。