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【注意】冒頭、警官が男性の首を押さえつける映像が含まれています。視聴の際はご注意ください。「息が出来ない」。米ミネソタ州ミネアポリスで、警官に膝で首を絞められて死亡した黒人男性ジョージ・フロイド氏が残した最後の言葉は、警察による暴力に反対する抗議運動のスローガンになった。
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「なぜこの時代の、この地球に生まれたのか。全うすべき使命によってわたしたちの存在に意味が与えられる」と、俳優チャドウィック・ボーズマンは生前語っていた。俳優として、そして黒人として、今日も米社会を分断する人種差別と闘い続けたボーズマンの一生。
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都市封鎖と外出禁止は、北米先住民たちの生活にも悪影響を与え始めた。部族毎に異なる衣装をまとい、民族音楽とダンスで祝う伝統行事「パウワウ」が次々に中止になり、部族間の交流や行商などの経済活動ができなくなっている。そこで彼らが考えたのは遠隔ネットパウワウだった。
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映画「エターナル・サンシャイン」や「恋愛睡眠のすすめ」などの監督・脚本家として有名な奇才ミシェル・ゴンドリーが、「手作りアニメーション」を特別に教授。自身も娘と一緒に楽しむというそのシンプルな作業は、想像性豊かなゴンドリーワールドの原点とも言える。
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【アメリカ:クオモ知事への手紙】
米NY州アンドリュー・クオモ知事に一通の手紙が届いた。クオモ知事はその手紙を読み上げると、目に涙を滲ませて国民に話しかけた。
同州ではCOVID-19感染爆発による犠牲者が17000人を超えた。クオモ知事の心を動かした手紙とは?
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【COVID-19:クオモNY州知事の演説】
3月22日から外出が制限されている米ニューヨーク州。しかし、春先の暖かい気候に誘われて、多くの住民が屋外を散歩する事態が発生した。クオモ州知事が住民に向けて行った演説には、ロックダウンした世界中の都市が必要とするあるメッセージが込められていた。
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米公民権運動を率いたジョン・ルイス下院議員の葬儀で、バラク・オバマ前大統領が弔辞を述べた。トランプ大統領によるデモ隊鎮圧への連邦職員投入や、マイノリティーや学生有権者への投票妨害を真っ向から批判。権力の暴走から民主主義を救うため、故ルイス氏の信念を受け継ぐよう述べた。
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猟犬の群れを使った追い込み狩猟、巣穴を掘り返して眠る動物親子を襲撃するなど、捕獲動物をさらに苦しめるこれらの狩猟方法は、2015年にオバマ政権により禁止されていた。トランプ現政権の下、自然豊かなアラスカ州でこれらの狩猟方法が再び合法化されることになった。
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【アセクシャリティってなに?】
「性欲がなくても恋愛は出来る」。他人に性的な魅力を感じないアセクシャリティ(無性愛)。その認知度は低く、世間や周囲の人々から誤解されていることも多い。無性愛者のアンナが、よく聞かれる7つの質問に答えた。
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コロナ危機以降、医療、農業、小売など生活に必要不可欠な業種を「エッセンシャル・ワーカー」として見直す動きが広まっている。人類学者デヴィッド・グレーバーは、経済とは社会の一員である我々がお互いをケアし、ともに生存するための手段であるべきと主張する。
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引き裂かれたジーンズを性暴力を訴えるシンボルに。性暴力やレイプ被害を経験したティーンエイジャーたちが、撮影編集アプリTikTokを使って被害体験を告白。被害当日に着ていた洋服を片手に加害者たちに話しかけることで、暴力的で酷い経験に恥じるのは被害者ではなく、危害を加える側だと訴えている。
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「もはや自助努力で解決できるレベルではない」。新型コロナの経済的影響により職を失い、路上生活を強いられる人が増えている。90年代からホームレス支援活動を続けている稲葉剛さんは、「人に迷惑をかけるべきではないという自己責任論が、路上生活者を窮地に追い込んでいる」と語る。
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「まともな人生を送りたかったら、他人を助けないと」とボランティアの女性は言った。仏国内最悪の貧困率と失業率に苦しむ南仏マルセイユの北部。この地区唯一のマクドナルドが閉店した。住民有志たちは旧店舗をフードバンクに改装し、マクドナルドのその後「Après M (アフターM)」と名付けた。
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「この顔でも日本人なんです」
パキスタン系日本人のゼインさん。 日本国籍を持つにも関わらず、警察から不当な扱いを受けた経験を語る。 @zainulabaden
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【アイヌというアイデンティティ】
ー意外と身近な存在かもしれないー
北海道の少数民族アイヌ。
文化・言語の継承活動をしている関根さんに話を聞いた。
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大学時代からスカートとハイヒールを履くのが大好きだったマーク・ブライアンは、ジェンダーや性的指向によって服装を区別する必要はないと信じる。ハイヒールを履いて颯爽と街を歩く彼に、女性たちはとても良い反応を見せてくれるという。
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【困った学生のための無料食品配給エピスリー】
北西フランスのレンヌ大学では、スーパーなどの大型量販店で売れ残った食品を、無料で学生たちに提供している。経済的理由で食費の捻出にも苦労する学生たちにとって、食料品の支援は大きな支えになっている。
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「海洋生物の墓場だ・・・」。海岸に流れ着いた海洋生物たちの死骸を見て、住民は絶句した。ロシア・カムチャツカ半島沿岸に、大量の海洋生物の死骸が流れ着いた。その原因は未だ不明で、プランクトンから魚、タコやイカまで、この海域に生息していた生物がほぼ壊滅状態にあるという。
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【香港:国家安全法導入と民主化運動の再燃】
「これは香港の終わりです」と、香港の民主派議員は語った。中国政府による国家安全法の導入で、中国政府批判や抗議活動に参加した人々を逮捕することが可能になるという。自由のために戦い続けることを決心した民主活動家がBrut.に心境を語った。
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【メディアが浸透させたアジア人女性蔑視】
「アジア人女性が性的な対象として見られ、人間として扱われていない」と、米マスコミ業界で働いてきたアジア系アメリカ人のドンナ・キム氏は、映画やメディアがアジア人女性の間違ったイメージを作り上げ、差別や暴力を助長してきたと語る。
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【全米で最もセクシーな教師が教えるフェミニズム】
全米で最もセクシーな教師と謳われたニック・フェローニは、生徒たちに社会・政治における男女不平等な現状を教えている。
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【フランス:19歳の村長さん】
フランス南部にある人口450人の小さな村ヴァンズィユーの村長は…なんと19歳。ユーゴ・ビオレーは政治学を学びながらヴァンズィユー村の村長として5月から公務に就いている。生まれ育った村の発展のために、大人たちに混ざって奮闘する青年村長を取材した。
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【口紅で性差別発言に抗議 ポルトガル大統領選挙】
「あの赤い口紅は、お人形さんみたいだ」。ポルトガル大統領選挙に立候補している極右ヴェントゥーラ議員は、ライバルの女性候補者について口を滑らせた。同氏の発言を女性差別的と捉えたポルトガル国民たちが始めた抗議行動とは?
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「人々の食生活は二分されている」。現代の先進国において、経済的余裕の無い人々は、健康的な食生活を送ることが難しく、肥満や糖尿病のリスクが富裕層に比べて高い。東仏の自治体サン=フォンスでは、経済的余裕の無い人たちのため、「共同社会の供給網」が有機製品を元値で販売している。
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フランスでは、消費期限を過ぎた売れ残り食品を寄付するとその分の税金が控除される。仏大統領府の厨房で働いた若手シェフが、売れ残り素材を使ってホームレスや貧しい人々のために腕を振るっている。(本コンテンツの撮影取材は2019年に行われました)