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【米テキサス州 高校生が中絶禁止法を非難】
「あなたの娘の権利に関わる戦争です」。妊娠6週間以降の中絶禁止を法制化したテキサス州で、高校卒業を迎えた代表生徒が、同法令を厳しく非難した。
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「まともな人生を送りたかったら、他人を助けないと」とボランティアの女性は言った。仏国内最悪の貧困率と失業率に苦しむ南仏マルセイユの北部。この地区唯一のマクドナルドが閉店した。住民有志たちは旧店舗をフードバンクに改装し、マクドナルドのその後「Après M (アフターM)」と名付けた。
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【性別と脳に関する迷信】
女性は何でもできるマルチタスクで、男性は方向感覚に優れるというのは迷信・・・。神経科学者のマリー・ラクロワは、人間の脳に性別はなく、「男だから」や「女性だから」という先入観や偏見が、私たちの能力を制限してしまうという。
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【日常を取り戻すニュージーランド】
新型コロナの市中感染ゼロを達成したニュージーランド・オークランドで、5万人の観客がコンサートに集まった。ニュージーランドでは、徹底的な地域ごとの感染対策と、管理施設による感染者の隔離が功を奏している。
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【世界初ノンバイナリーの市長 ウェールズ】
世界初のジェンダー・ノンバイナリーを公表する市長が、ウェールズ・バンガーに誕生した。23歳でウェールズ史上最年少の市長になったオーウェン・ハーカムは、地域に仕えるのにジェンダーは関係ないと証明したいと言う。
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【ケイティ・ポーター 再び製薬会社CEOを追求】
「あなたは患者たちに嘘をついている」。米下院議員ケイティ・ポーターが、お馴染みのホワイトボードを持って、再び製薬会社CEOを問い詰めた。市販薬品の価格を2倍に設定した米アッヴィ社のCEOに対し、企業コストの運用について追求した。
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【産後の現実を共有する女性たち】
「リスクの低い子宮の民泊だと思っちゃダメ」。出産には様々な身体への影響が伴うが、産後に女性が抱える肉体的負担はオープンに話されないことが多い。産後の悩みや疑問を解決するため、出産を経験した女性たちが、TikTok上で産後の現実を共有している。
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【イスラエル・パレスチナ間の対立】
イスラエルによるパレスチナ自治区・ガザへの空爆により、100名以上の死者が確認され、過去7年間で最大規模の紛争に発展している。対立の発端となった東エルサレムの領土問題から、連日続く衝突をBrut.が徹底解説する。
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【入院中の子どもを笑顔に エトワール・ダンサーの願い】
パリ・オペラ座でエトワール・ダンサーを務めるレオノール・ボラックは、パリ市内の病院に入院する子どもたちにバレエを披露する。彼女はバレエを通じて、一人でも多くの子どもを笑顔にしたいと願っている。
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【ご視聴に関する注意:暴力的な映像が含まれています】
コロンビアで連日続く増税反対デモにより、19人の死亡が確認された。政府の税制改革案に抗議する数千人のデモ隊に向けて、治安部隊が発砲するなど衝突が激化している。
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「好きなものを着れば良い」。大学時代からスカートとハイヒールを履くのが大好きだったマーク・ブライアンは、ジェンダーや性的指向によって服装を区別する必要はないと信じる。ハイヒールを履いて颯爽と街を歩く彼に、女性たちはとても良い反応を見せてくれるという。
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「幸せそうに歩いている人々を見ると、平和が恋しくなる」。フェリックス・ファンは通りすがりの男に突き飛ばされ、「ウイルスをアメリカに持ち込んだ」と暴言を吐かれた。ファンは米国で急増するアジア人差別は、コロナ禍における人々のストレスの捌け口になっていると指摘する。
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【ローテクハウス 簡素な技術で環境に優しい生活】
電気も水道も通っていない家で、1年間生活してきたクレマンとピエール=アラン。フランス・ブルターニュに住む2人は、簡素な技術を利用した「ローテクハウス」で、環境への負担が少ない暮らしを試みている。
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「私の存在を嫌う人々から、票を得ようとする政治家がいるのは悲しい」。10歳のトランスジェンダー少女が、米テキサス州で提出された新法案を痛烈に批判した。同法案が可決されると、テキサス州では、子供の性別適合のケアを受けさせる保護者を児童虐待で罰せられる。
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【女性の歴史 シモーヌ・ド・ボーヴォワール】
「人は女に生まれるのではない、女になるのだ」と、自身の著書『第二の性』に綴った哲学者のシモーヌ・ド・ボーヴォワール。男性社会において女性が置かれてきた立場を、1975年収録のインタビューで語っていた。
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【ジェンダー差別と子供服 ある父親の苦悩】
「なぜフリルが付いた服しかないのか」。幼い娘を持つマイケル・ヴォーン氏は、女子用の子供服に性差別的な考え方が反映されていることに気づいた。ヴォーン氏は、子供たちが幼いうちから、ジェンダー差別の刷り込みがなされていると指摘する
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「なぜ女性にマラソンを走る権利がないのか」。1967年、当時女性の参加が禁止されていたボストンマラソンに、キャサリン・スウィッツァーは自分のイニシャルで出場登録した。しかしスタート後6キロを過ぎた地点で、主催者たちが彼女の正体に気づく。マラソンの歴史を変えた女性の物語。
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「バレエは人を傷つけることもある」。3歳でバレエを始めたコリーン・ワーナーは、バレエ界で理想とされる体型と自分の身体を比べ、摂食障害やボディ・イメージに苦しんできた。彼女は、誰もが体型を問わずバレエを楽しめるよう、SNS上でボディ・ポジティブなメッセージを発信している。
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「実力じゃない」、「運が良かっただけ」など、自らの能力や挙げた成果を肯定できなくなるインポスター症候群。この考え方に陥ると、自分は周囲の人々を騙して評価を得たと思い込んでしまう。心理療法士のアンヌが、インポスター症候群を克服するための心のケアを教えてくれた。
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【マヨネーズ療法でウミガメを救え】
石油流出の被害に遭ったカメたちの治療に使われたのは・・・マヨネーズ。イスラエル沿岸に辿り着いたタールまみれの子ガメたちを、現地の獣医たちは少し変わった治療法で救っている。
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【祖国のために負った傷 米退役軍人の訴え】
「これなら愛国心があると認められますか?」と、米退役軍人のリー・ウォン氏は兵役中に負った胸の傷跡を見せた。祖国のために重傷を負いながらも、彼をアメリカ人と認めない人々に対して送った強烈なメッセージ。
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「後ろめたい気持ちでサーカスを見て欲しくない」。ロシア・カザンのサーカスで2頭の象が喧嘩を始め、観客が避難する騒動が起きた。調教師として20年間活躍したアンドレ=ジョゼフ・ブグリオーヌは、サーカスは動物を酷使する習慣から脱却しなければいけないと語る。
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「男女平等を実現するにはどうすれば良い?」フランスのある小学校で聞くと、子どもたちは「ステレオタイプを忘れなければならない」と答えた。女子はサッカーが下手、男子はダンスが下手など、先入観が生み出すステレオタイプが人々を苦しめ、問題を作り出している。
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【メディアが浸透させたアジア人女性蔑視】
「アジア人女性が性的な対象として見られ、人間として扱われていない」と、米マスコミ業界で働いてきたアジア系アメリカ人のドンナ・キム氏は、映画やメディアがアジア人女性の間違ったイメージを作り上げ、差別や暴力を助長してきたと語る。
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「アジア系アメリカ人は統計的に有意でない」。俳優ダニエル・デイ・キムは、米国内の世論調査員からこの言葉を聞いた。コロナ禍で急増するアジア人を狙ったヘイトクライムは、米社会に根付く「アジア人はどうでも良い」という偏見と差別意識が引き起こしている。