126
レーヌミノルの乗り方は酷かった。あんな一瞬で仕掛けたら、前半ゆったりと行かせた意味がない。ジワッと追い出しとけば楽に勝てたレースだし、ジューヌエコールにも迷惑かけんかった。その点でミルコはメインを連勝しとる余裕があったね。カラクレナイの末脚を信じて、冷静に一番伸びる所を選んどる。
127
ジェラルディーナ。テンションは相変わらずやったけど、前走とは真逆の競馬で勝っとるで、素質が完全に開花した。また、クリスチャンが最後まで馬場のいい所を選んで、初コンビであれができるんやから大したもん。前走のタケシ然り、先入観を持たずに一流が感性で乗ったほうがいいタイプなんやろね。
128
ファストフォース。誰が勝っても驚けん状況で、自在性を活かして団野は馬場を選んで乗ってた。更に絞れて仕上がりも究極。フロックじゃない勝利。ナムラクレアは地力できた②着。道悪かみ合ったのはトゥラヴェスーラとナランフレグ。メイケイエールは折り合い苦労しとる間に動けん位置に入ってもうた。
129
クロノジェネシス。大一番でまた馬体が成長して、本当に友一が自信を持って臨んだ。勝ちに動いた分で③着のフィエールマンに釣られず、自分のリズムを貫いたからね。一閃に懸けたサラキアが②着に届いたように、前を潰して後ろも封じる着差以上に強い競馬。今年は年度代表馬が何頭もいちゃダメかな?
130
アーモンドアイ。正攻法で完勝。行きっぷりからして違っとるし、海外で人気してこうも安全策でなかなか勝てない。前に強い馬がおれば、まだまだ伸びとる。詰め寄られたのはヴィブロスが走りすぎたのもある。ドバイマイスターってレベルで、素晴らしい花道やった。ディアドラは1800mがちょい忙しいな。
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馬主と一部を除いて、ファンにはたまらねえ宝塚記念やったね。ゴールドシップは隣の馬見てわざと悪さしとるもんな。癖になりそうな出遅れ方や。主役が競馬に参加しとらんで、結果もああなる。ラブリーデイは天候から展開まで、全てがかみ合った。ここで手綱が戻ったユウガも然り、勝つ時はこんなもん。
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平成最後のつぶやき。オグリキャップの活躍を眩しく見てた先に中央と交流が始まった。JRAに移籍、夢やったG1をいくつも勝たせてもらって、やりきった引退後に想像してなかった今がある。元号が変わっても競馬の進化にはついていきたいな。令和初日は園田イベント、東スポ(大スポ)紙面で会いましょう。
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エネイブル。デットーリは馬の力を信じきった安全策。それでも執拗にオブライエン勢が潰しに行っとるんやけどね。ノブレスの代わりをしてくれてるってくらいに。それを力でねじ伏せるんやから、とんでもない牝馬。あの馬体のどこにパワーが潜んどるんか。サトノダイヤモンドは馬場適性につきるの一言。
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クロノジェネシスは明らかに凱旋門賞のダメージが残ってた。タケシに上手く乗られたのもあるけど、遠征前のデキならルメールが違った戦法やったかも。地力で頑張った立派な引退レース。ステラヴェローチェ、タイトルホルダーも3歳馬のレベルを示しとる。タイトルは体質的にタフなローテのがいいかも。
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グランアレグリア。型にはまると、とんでもなく強いね。枠順、馬場、ペースとかみ合って、今までのどのレースよりも完璧に乗った。常に出し切るってタイプやないけど、能力をコントロールできるようになれば恐ろしい。アーモンドアイは出遅れに馬場と敗因はあるけど、何よりも勝ち馬が走りすぎとる。
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コントレイル。無観客が合っとって、馬の落ち着きが違った。枠の利で前半の位置取りが素晴らしかったし、ノースヒルズ勢が周りを固めたからね。直線では追い出しを待ちつつ、すんなりと外に出す余裕。抜け出したら遊びつつの楽勝だもん。サリオスもいい脚使っとるけど、完璧に乗られたで仕方ない。
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競馬ファンのほとんどがJCについてつぶやいとる。例年でいうなら、有馬記念のファン投票がJCの単勝オッズになるもんな。来週のマイルCS然り、国内一択のローテになったのも要因。不謹慎かもしれないけど、コロナ禍だって悪いことばかりじゃない。関係者と馬にお礼を言いたくなるね。
#ありがとう
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ペルーサ。みんなが喜んどる。ここんとこ状態も上がっとったみたいやけど、初コースに距離にルメールに展開と、最高のタイミングでかみ合った。それにしても、ここまで陣営もよう辛抱したよね。一度勝つと奇襲も効かんで、次が心配になるけど、今日の時点で完全なヒーロー。胸がすくレースやった。
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ディーマジェスティ。いくらかみ合ったとはいえ、能力なくして走れない時計。とんでもない瞬発力やで、共同通信杯からまた力つけたんやね。抜け出して、もうひと伸びしとるもん。あとでまた語るけど、3強やなくて4強になった。マカヒキは普通なら勝っとる競馬。もう1頭、化け物が潜んでたってこと。
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100回記念でこんな結末になるんやね。ある意味、挑戦を続けてれば実るって証明かもしれんけど、毎年のことながら日本馬とすれば異種目。やっぱりクロノジェネシスは枠が悪かった。前半はモマれないための奇策やったのかな。ただ、日本で教えてきた競馬とは真逆やし、この相手で脚を残すのは難儀やわ。
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グランアレグリア。当日に向いとる馬場になって、お誂えの瞬発力勝負。スローで折り合ったのは2000mにも挑戦したキャリアの集大成で、持っとる馬の引退レースやった。シュネルマイスターはやれる裏付けあったけど、驚いたのはダノンザキッド。恵まれた展開やなかったし、よう今の仕上げで対応しとる。
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ダノンキングリー。調教パターンを変えつつ、本当に良くなるまで我慢したことが奏功したんやろね。ユウガも先入観を持たず、馬のリズムを優先して上手く乗ってたよ。グランアレグリアは進路も勿論なんやけど、中2週で調教を加減したこともあっておっとりしてた。位置を取れんかったことが敗因やね。
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騎手時代は他のG1と変わらねえと思っとったダービー。キンカメの時は乗せてもらうことのほうが勝負やった。オレの場合、引退してダービージョッキーの重みを実感した。当日は解説席からでも風景が違うし、今のほうがスタート前に緊張する。後になって良かったとこみ上げる、そんな瞬間って財産やね。
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デアリングタクト。テンションからぶっつけローテは正解やったし、お誂えの力が要る馬場で、有力と目されるライバル達が負かすなら前でと動いてくれた。能力然り、心理戦でも勝るほど抜けた能力だったってこと。松山も折り合いに専念して不利のない理想的な立ち回り。獲るべくして獲った牝馬三冠やね。
145
ロジャーバローズ。馬場、枠、展開と全ての運(パワー)が向いたとはいえ、あの3強にレコードで勝ち切ったわけやからね。恐るべし2頭出しの人気薄、大本命の裏でリラックスして臨めたのかな。今後、どんな活躍をしていくのか、読めないところがまた楽しみ。浜中の流れもこの一発で大きく変わるやろ。
146
アーモンドアイ。危なげない芝G1 8勝目やった。涼しい顔で直線半ばまで持ったまま。どんな条件もこなして、これを達成する人馬は凄い。全ホースマン、ファンの励みになる勝利。フィエールマンには驚いた。馬体減らして発汗。お世辞にもいい気配やなかったけど、2000mであのキレ味がディープなんやな。
147
スルーセブンシーズはどの馬よりも上手く乗っての②着とはいえ、メンバーがメンバーやからね。急激に力を付けたんやなと驚いた。反対にジャスティンパレスはゲートで不安を見せたし、4角からジョッキーが慌てとる素振りもあった。共通しとるのは前走ルメールで、次に繋がる勝ち方をしてきたってこと。
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ユーバーレーベン。馬体を大一番でしっかりと戻してきた。ミルコも特徴を掴んどって、皆がソダシを目標にしたことでスタミナ勝負になったからね。陣営の思いが天国まで届いたんやないかな。最高の進路やったアカイトリノムスメはともかく、前2走からフロックやないにしてもハギノピリナにはたまげた。
149
コントレイル。久々と無観客で、レースにいっても馬がカッとするところがなかった。仕掛けるまでフワフワしてて、かえって脚がタマってた。あれなら距離も保つ。ユーイチはプランと違ってたやろけど、馬の力を信じきってた。サリオスは負けて強しも、安全な競馬しすぎたな。勝負付けはまだ済んでない。
150
ヴィブロス。あえて言うけど、佐々木さんの運はとんでもない。そしてモレイラ。手応えは悪く見えたけど、道中は最内でジッと脚をタメて他馬が動き切るまで我慢。一番ロスない進路で馬群をぬって、いつの間にか外に出しとるもん。ここを逆算したローテに馬もよう応えたわ。日本の芝馬は世界に誇れるね。