内田樹(@levinassien)さんの人気ツイート(新しい順)

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「反省は体力があるときにする」というのはたいせつな教訓です。反省するようなことをするのはたいてい体力精神力が衰えているときです。そのときに犯した失敗について自分を責めるとさらに体力精神力が奪われます。そして、反省しなければならないようなことをするリスクが高まります。
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KC卒業生からオンラインで近況報告。いつもお気楽人生相談。「いやなことは決して我慢しない」「空気の悪いところからはすぐ逃げ出す」「反省は体力があるときにする」「親しくなると仲が良いは違う」などのアドバイスをお伝えしました。元気でやるんだよ。😥
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僕も署名しました。 twitter.com/zenroren/statu…
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国力というのは剥き出しの軍事力ではなくて「この国の運命と私の運命はリンクしている」という当事者意識を持つ国民の数のことです。「この国と私は運命共同体だ」という実感を持つためには国民が政策決定に関与できることと公共財に自由にアクセスできることが何より必要なんですけど。何かしてます? twitter.com/walumono0328/s…
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あらゆる組織には「フリーライダー」がいます。でも、「フリーライダーをゼロにする管理コスト」はフリーライダーに無駄飯を食わせることで失われるコストよりもはるかに大きく何の生産性もないので、それよりは「外からは無駄飯食いに見える研究」が自由にできる環境を保全した方が合理的です。 twitter.com/keizotakao/sta…
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ネポティズムではいつの間にか「うわべだけのおべっか使い」ばかりが権力者を取り囲んで忠誠心競争をするようになる。統一教会との関係でもそうです。「統一教会の教義など全く信じていない」にもかかわらずすり寄ってくる政治家が一番使い勝手がよかった。そういうことです。
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「心ならずもうわべの忠誠を誓える人間」は自己利益のためには信念も自尊心も捨てることができる人間です。そういう人間は「心から尊敬する人間」よりはるかに使い勝手がよい。「衷心からの忠誠」は「殿、それは間違いです」と諫言することがありますが、偽りの忠臣は決してそれをしません。
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安倍政治の本質は「忠誠度を以て能力査定に替える」ネポティズムにありました。安倍的ネポティズムの特徴は「衷心からの忠誠」と「うわべだけの忠誠」を区別しなかった点にあります。むしろ自己利益のために「心ならずも」自分の靴を舐める人間を重用しました。 twitter.com/bwkZhVxTlWNLSx…
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知っていてそうしているなら確信犯的な反知性主義者です。
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例えば「神」は人知を超えたものですから人間的意味には還元不能です。でも、だから使えないということはありません。僕たちはその語を使って豊かな議論をして知見を深めることができる。「まず定義しろよ」と言ってくる人間がそれを知らないなら愚者です。
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昔は学会で、今はSNSでよく「あなたはその言葉をどう定義しているのか」と問われることがあります。キーワードをまず一意的に定義しないと話が始まらないということはありません。僕たちが使っている論争的なキーワードのほとんどは一意的な定義に達していないからこそ「論争的」なのです。
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ソマリアで投降兵の受け入れをしている永井陽右君の話では、携帯電話でかかってくる投降希望者から居場所を聞き出して、そこから最寄りの投降受け入れポイントまでの安全なルートを指示するんだそうです。ウクライナでも当然同じことをやっていると思います。 twitter.com/iunomesu/statu…
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週刊金曜日の原稿だん。「村上春樹文学の世界性」について書きました。文学の特権は「この世に存在しないもの」をリアルかつタンジブルに造形できることです。それが僕たちの生活に侵入してきて、愛するものを拉致し去り、深い傷を残してゆく。それは久しく人類の実感だったはずです。
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新卒一括採用は求人に対して求職が過剰である状態を作為的に創り出して雇用条件を切り下げる操作です。19世紀英国の「囲い込み」と原理的には同じものですが、この「局所的人口増を創り出す」新卒一括採用は「生業を営める場所を制限する」囲い込みより手口がリファインされている分だけ悪質です。😟 twitter.com/keizotakao/sta…
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「選択と集中」の失敗は「選択と集中が徹底していなかったからだ」という言い訳で逃れるので、さらに日本の研究力は低下するでしょうという話を信濃毎日に書きました。blog.tatsuru.com/2022/10/04_151… twitter.com/keizotakao/sta…
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岸田首相は安倍晋三ほどの「徹底したネポティスト」ではないと僕は思います。息子を登用する前に「その職責を果たすだけの能力があるか」について少しは考慮したはずだからです。それは安倍晋三が決してしなかったことです。そんな中途半端なネポティズムでは「一強体制」を作ることはできません。
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忠誠度の見極めにおいて安倍晋三はある種の天才だったと僕は思います。彼は「衷心から忠誠を誓う人間」よりも「自己利益のために心ならずも靴を舐める人間」の忠誠心の方を高く評価したからです。自分を捨てても利益を得ようとする人間が最も顎で使い易いことを彼は熟知していたのでした。
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安倍政治の特徴は徹底的なネポティズムにありました。自分への忠誠度を以て能力査定に替えたのです。能力より忠誠度を重んじるのですから、おべんちゃらさえ言っていれば自分の能力だけでは手が届かないポジションに到達できる。だから、自己利益の増大を望む人々は争って忠誠度を競ったのでした。
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ネポティズム(nepotism)とは「権力や影響力を利用してよい仕事や不公平に有利な条件を自分の家族にために手に入れること」です。ラテン語nepos (孫、甥)の派生語ですが、nepos には「道楽者、消費者」の意味もあります。要するに「身内に楽をさせるために公共財公権力を用いること」です。 twitter.com/masaru_kaneko/…
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幸い買い漁った土地に日本人たちは根を下ろすことなく、しばらくして、土地は元の持ち主のところに戻ったようです。思い出した。「シルバーコロンビア」計画です。自分たちがしてきたことを忘れたらいかんです。若い人は知らんでしょうけど、昔日本人はすごく金があったんです。
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70年代の終わりに日本人はゴールドコーストとコスタデルソルを、80年代にはマンハッタンとヨーロッパのシャトーを買い漁り、「日本人に土地を売るな!」という現地の市民感情を掻き立てました。もう忘れちゃったのかな。
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これから韓国、中国も人口減局面に入ります。東アジア先進国による「生産年齢人口の取り合い」がもう始まっている。その中にあって人口減危機の本質を理解していない日本政府の立ち遅れぶりがひときわ目立ちます。
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今日の演題は「人口減時代における共生社会のありかた」というものです。これからの日本社会は人種も言語も宗教も生活習慣も違う人たちを継続的に受け入れて同胞として迎え入れなければ社会制度が維持できないという状況です。でも、そのための備えは制度的にも精神的にもまったくできていない。
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16億だから、まさか椅子がパイプ椅子ということはないだろうと思っていましたけど。 twitter.com/nobuyoyagi/sta…
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讀賣新聞の電話取材「国葬について」。讀賣に「うほほいシネクラブ」を連載していたのが15年くらい前。記憶にある限り、それ以来のコンタクトです。潮目が変わったのかな。🥺国葬がどうして政治的イベントとして失敗したのかについてお話しました。