雨 滴 堂(@Utekido)さんの人気ツイート(古い順)

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自分がトイレ行きたいのも疲れて座りたいのもお茶飲みたいのも眠いのも我慢して必死で赤ちゃんの相手してお世話して心配して一日過ごしてへとへとなところへ帰ってきた伴侶に「なんでこんな散らかってるの?」とか「親失格じゃん」とか言われてる各位へ スイセンはニラによく似ているそうです
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「そうだスイセンだ!」って思ったら、女性相談員さんや保健師さんにお電話を。レッツ離婚。幸せへの第一歩は、戦略的撤退です。
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(1ツイ目だけ拡散されるとわたしのネット上の命が危ない)
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また子どもを産むことは一人で望んで叶うことでもなく、人間は単性生殖でもなく、子どもの保護者は基本的に二人以上いて然るべきとされるところ、保護者になりきれない人(多くの場合で夫)がその実すくなくないという現実問題があります。
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パートナーの無理解を受けて苦しんでいる人に対して、「あなたがそこでそうしていなければその苦しみはない」と説くのは非常に簡単であり、技術的には幼児でもできることです(あなたが幼児レベルだと言っているのではなく、机上の空論だけなら考察材料の少ない幼児にも可能だということです)。 twitter.com/uniuniversi/st…
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一方で、妊産婦・経産婦の女性に対しても、周産期でないかのような、産後でないかのような、赤子のいない家であるかのような『サービス』を期待し、自分が子へのサービス提供者側に回ったという自覚のないままのパートナーがいるのがこの場合の『論点』です。
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その問題を見ず、母親の嘆きにだけ焦点を当てれば、「嘆くくらいならなんで生んだの?(産まなければいいのに)」という発想が生まれるのも仕方のないことでしょう。 しかし大半の初産において、妊娠者は「子を育てることの負荷の高さ」を漠然と想像しこそすれ、
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それをパートナーと乗り越えていこうという気概、そのための準備、共に育てましょうねという同意を拠り所に妊娠を継続し、長期の苦痛を経て出産に至るかと思います。「産後、パートナーの無理解に嘆くつもり」で妊娠・出産という大ダメージを被る事業に手を出す人は多数派ではないでしょう。
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この瞬間、すさまじい負の感情が芽生えたにもかかわらず、それを抱えたまま我慢して生きそして老いたのがかつての女性たちであり、わたしたちはそれを嘆きの伝聞として知っています。昔は反撃も逃走も今ほど自由にならなかったことでしょう。
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赤子は無力で力強い混沌ですから、育てる側はどうしたって“我慢して疲れる”ことになりますが、サービス提供者側の自覚も保護者の自覚もない人は、我慢も疲れもごめんだというわけなので、ここに齟齬が生じ、負荷の高さを分かち合える相手がいるはずだった前提が覆され、妻は絶望に突き落とされます。
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でも今は、かつてよりは多少、女性の人権の扱いもマシになり、服従以外の選択肢もある時代になりつつあるとわたしは見ます。それはひとえに先人たちのおかげです。死なずとも殺さずとも、離婚することで『駄目な夫』から離れる選択肢が残されています(実現可能かどうかは個別の状況によりますが)。
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わたしはこれからもそういう意図で、はからずも苦労の渦中に放り込まれた誰かに向けて、海に小瓶を流すように呟くつもりでいます。「残念な過去と残念な家族は変わらずとも、あなたの未来は選択で変えられますよ」と。 少しは「産まなきゃいいのでは?」への回答になりましたでしょうか。 以上です。
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切迫する現在の責任を、過去の本人の選択に見いだすのは、冒頭述べたように技術的にはとても簡単に問題をないことにする方法です。しかし問題はすでに生じ、過去は変わらず、人間も容易には変わりません。視野が狭まるほどの悲しみと落胆の中にあっても、未来が残っていることだけは確実な事実であり、
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いつか、ダブルスーツさんが誰かと、子どもをなしましょうとなった際、相手の彼女はすでに子どもを育てた経験を持っている前提でしょうか。どこかで出産育児を何度か経験した上で、あなたと子をなすのでしょうか。彼女の方が子育てについて理解が深いというのは、一体どういう理由からでしょうか。
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ご確認ありがとうございます。もう少し掘り下げさせていただきますね。 ダブルスーツさんは育児を巡る男女について、このようにお書きになりました。 『子供を育てる経験則をなかなか手に入れにくい男性』 『経験が得られやすい女性』 『女性の方が理解が深い』 さて、これらについて私見を述べます。 twitter.com/uniuniversi/st…
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なぜ熱を出したのか、なぜ嘔吐したのか、教えてくれる人はいません。日々の観察、日夜の育みを通じて、傾向を捉え、把握して予測して明日に活かす、その連続です。
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あなたはこれまでの20年の人生の中で、なんとなく、子育ては女がするものであり、男は協力する程度のものだというイメージを作り上げてきたのかなと感じました。 日本にそういう男性はわりと多く、夫であり父である彼らの当事者感覚の欠落とお客様感覚は、長年多くの女性を追い詰めています。
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しかし現実に、多くの男女は自分たちの初めての子どもをなす際に、経験の無さにおいて平等でしょう。男性にとっても女性にとっても、初めてだらけの世界です。妊娠という未知の体験、出産という未知の恐怖、一度も会ったことさえない自分たちの赤ちゃんという未知の生き物。
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きょうだいがいた人でも、自分の子育ての経験はないのでゼロからのスタートになるでしょう。育児書に書かれているのは基本的な事柄にとどまり、あなたの赤ちゃんが何を好み何を怖がるか、いつ喋り出しいつ歩き出すかなど、どこにも記されていません。
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ただ妊娠と出産の苦しみを経験するのは女性のみですので、男性はこの時、無力を理由に傍観者となるか、意欲的に苦痛の緩和に知恵をしぼり行動する戦友となるかは選べます。
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さて。ちょっと放っておけば落命してしまう脆い命を、二人の宝物を、大切な我が子を、なんとか手探りで生かして育てている女性にとって、この言葉は圧倒的にひとごとだというのが、おわかりいただけるでしょうか。
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この得手不得手に男女差はなく、「女だから上手いはず」という思い込みも無意味なら、「男だからわからなくても仕方ない」といった言い訳も無意味です。育児は実践あるのみです。
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ここでダブルスーツさんの言葉をもう一つ引用します。 『女性の方が理解が深い以上、どこまでの協力が必要かを明言してくれると非常にうれしいものです』
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特筆すべき支援を必要としない子でも、生まれて5年間くらいに起こるすべての業務を事前にあらかじめ想定し分担しておくのはとても無理で、その場その場で考える瞬発力と対応力が求められるのは、非常時さながらです。
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障害が見つかったら、自分たちの親にはどちらが説明しますか? 子の担当医とはどちらが頻繁に会いますか? 入院に付き添うのは? 朝夕、薬を飲ませるのは? 痰の吸引は? 備品の調達は? 知能検査に付き添うのは? 発話訓練は?